2026年のパ・リーグは、福岡ソフトバンクホークスが91勝49敗3分で優勝。千葉ロッテは63勝77敗3分で5位となり、首位から28ゲーム差をつけられた。
2026年10月6日に公式戦全日程が終了し、ロッテのシーズン成績も確定した。
2026年パ・リーグ最終順位
| 順位 | 球団 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク | 91勝49敗3分 | .650 |
| 2位 | 西武 | 79勝60敗4分 | .568 |
| 3位 | 日本ハム | 78勝62敗3分 | .557 |
| 4位 | オリックス | 65勝76敗2分 | .461 |
| 5位 | 千葉ロッテ | 63勝77敗3分 | .450 |
| 6位 | 楽天 | 58勝84敗1分 | .408 |
出典:日本野球機構(NPB)2026年度公式記録。
注目したいのは、ロッテが最下位ではなかったという点だけではない。4位オリックスとのゲーム差はわずか1.5ゲームだった。
つまり、シーズン終盤の勝敗が少し違っていれば、順位が入れ替わる可能性もあった。
チーム成績に表れた攻守の問題
2026年のチーム成績を見ると、打率は.236、防御率は3.84。得点492に対して失点586で、得失点差はマイナス94となった。
| 指標 | 2026年成績 | 読み取れる課題 |
|---|---|---|
| チーム打率 | .236 | 打線全体の安定感 |
| 総得点 | 492 | 得点機会の創出 |
| 本塁打 | 131 | 長打力は一定の水準 |
| 盗塁 | 45 | 機動力の向上 |
| チーム防御率 | 3.84 | 投手陣の失点抑制 |
| 総失点 | 586 | 失点減少が必要 |
本塁打数はリーグ3位に相当する131本だった一方、打率はリーグ最下位の.236だった。
一発で試合を動かす能力はあっても、走者を出して得点につなげる攻撃が十分ではなかったことが数字から読み取れる。
加えて、交流戦では10勝6敗2分、勝率.625と健闘している。セ・リーグ球団との対戦で力を発揮できたことは、来季に向けた前向きな材料だ。
2026年10月の最終戦まで
レギュラーシーズン最後の試合は10月6日の埼玉西武戦。ZOZOマリンスタジアムで0対3と敗れ、143試合の戦いを終えた。
10月1日から6日までの本拠地6連戦は2勝4敗。最後まで苦しい展開が続いた。
シーズンを振り返るうえでは、単純な順位だけでなく、打線の出塁率、投手陣の失点、上位球団との対戦成績を合わせて見る必要がある。
【選手別成績を徹底検証】西川史礁の155安打と山口航輝の38本塁打

2026年のロッテで特に存在感を示したのが、西川史礁と山口航輝だ。
タイプの異なる2人が打線を支え、それぞれ個人タイトルや本塁打数という形で結果を残した。
西川史礁は打率.290、155安打で最多安打を獲得
西川史礁は2026年、136試合に出場して534打数155安打、打率.290を記録した。
本塁打は8本、打点は53。加えて、パ・リーグの最多安打者賞を初受賞した。
特筆すべきは、155安打という数字だけではない。136試合に出場し、年間を通して安打を積み重ねたことが大きな成果だ。
| 成績項目 | 2026年の記録 |
|---|---|
| 試合数 | 136 |
| 打率 | .290 |
| 安打 | 155 |
| 本塁打 | 8 |
| 打点 | 53 |
| 出塁率 | .353 |
| 長打率 | .391 |
西川の最多安打は、単なる個人記録にとどまらない。
打率.290という安定感は、打線の中で攻撃の起点を担える選手であることを示している。2027年に向けても、出塁と得点機会の創出という面で期待される存在だ。
山口航輝は38本塁打、81打点の強打者に
山口航輝は2026年、113試合に出場して38本塁打を記録した。
打率は.277、安打数は114、打点は81。長打率は.602、OPSは.931となっている。
38本塁打は、ロッテ打線における山口の存在感を際立たせる数字だ。
特に注目したいのは、打率.277と長打率.602を両立した点。単に本塁打を量産しただけでなく、打撃全体でも一定の安定感を示した。
一方で、113試合という出場数も考慮する必要がある。来季は年間を通じて出場機会を確保し、打点をさらに伸ばせるかが焦点になる。
西川と山口の役割の違い
2人の成績を比較すると、チームが必要としている攻撃の形が見えてくる。
- 西川史礁:安打を積み重ね、攻撃の流れをつくる役割。
- 山口航輝:長打によって試合の流れを変える役割。
西川の出塁と山口の長打が連動すれば、得点力の改善につながる。
2026年は個人の優れた成績に対してチーム打率が.236にとどまった。個々の能力をチーム全体の得点に結びつけられるかが、来季の打線の大きなテーマだ。
【投手陣の実力と課題】ジャクソンの140奪三振、横山陸人の35セーブ
野手だけでなく、投手陣にも注目すべき記録がある。
特にアンドレ・ジャクソンと横山陸人は、2026年のロッテ投手陣を語るうえで欠かせない存在だ。
ジャクソンは150回2/3を投げて140奪三振
アンドレ・ジャクソンは2026年、25試合に登板。
9勝9敗、防御率3.46、150回2/3を投げて140奪三振を記録した。
| 成績項目 | 数値 |
|---|---|
| 登板 | 25試合 |
| 勝利 | 9勝 |
| 敗戦 | 9敗 |
| 投球回 | 150回2/3 |
| 奪三振 | 140 |
| 防御率 | 3.46 |
| WHIP | 1.19 |
注目すべきは、150イニングを超える投球回数だ。
先発投手には、試合をつくる能力だけでなく、長いイニングを投げて救援陣の負担を軽減する役割も求められる。
ジャクソンはその点で一定の貢献を果たした。
一方、9勝9敗という成績は勝ち越しには届いていない。防御率3.46も、チームの上位進出を支えるエース級の数字としては改善の余地がある。
来季に向けては、奪三振能力を維持しながら失点を抑えられるかがポイントとなる。
横山陸人は35セーブで最多セーブ投手賞
2026年のブルペンで大きな成果を残したのが横山陸人だ。
56試合に登板し、3勝4敗、35セーブ、防御率2.82を記録。パ・リーグ最多セーブ投手賞を初受賞した。
このタイトル獲得は、横山が抑え投手として確かな実績を築いたことを示している。
加えて、鈴木昭汰も最優秀中継ぎ投手賞を初受賞した。
つまり、2026年のロッテはチーム順位こそ5位だったものの、救援投手には個人タイトルを獲得する選手が2人いたことになる。
主要選手の成績と球団内での関係性
ここで2026年の主要選手と球団の動きを整理しておきたい。
この一覧から見えてくるのは、野手の主力と救援投手には個人タイトル級の実績があった一方、先発投手の編成には来季に向けた不確定要素が残っていることだ。
2027年の順位浮上には、個人の活躍をチーム全体の勝利に結びつける仕組みづくりが求められる。
【2026年オフの最新ニュース】小島和哉のFA、秋季キャンプ、ドラフトを総整理
2026年11月5日時点で、ロッテのオフシーズンにおける重要な話題は、小島和哉のFA権行使、秋季キャンプ、ドラフト指名選手の動向だ。
小島和哉が11月2日にFA権行使を発表
2026年11月2日、球団は小島和哉投手がFA権を行使することを正式発表した。
小島は球団公式発表のコメントで、他球団からの評価を直接聞き、自分自身を客観的に見つめ直したいという考えを明らかにしている。
また、ロッテへの感謝と愛着を示し、残留も選択肢として検討する意向を表明した。
ここで重要なのは、FA権行使と退団決定は同じではないということだ。
FA宣言は他球団との交渉を可能にする手続きであり、宣言した時点で移籍が確定するわけではない。
小島の動向は、2027年のロッテ先発陣を考えるうえで大きな注目材料となる。
2026年秋季キャンプは宮崎県都城市で開催
球団は2026年秋季キャンプを、宮崎県都城市の都城運動公園コアラのマーチスタジアムで実施すると発表した。
開催期間は10月30日から11月15日まで。11月4日と10日が休日となっている。
参加選手は次の通りだ。
投手
石垣元気、大谷輝龍、中森俊介、廣池康志郎、宮﨑颯、吉川悠斗、髙橋快秀、秋山正雲、武内涼太。
捕手
松川虎生、佐藤都志也、寺地隆成。
内野手
池田来翔、安田尚憲、山﨑剛、立松由宇、櫻井ユウヤ、小川龍成。
外野手
髙部瑛斗、藤原恭大、西川史礁、井上広大、山口航輝、山本大斗。
合計24選手が参加する。
今回のキャンプで注目したいのは、若手選手だけでなく、西川や山口といった主力選手も参加している点だ。
来季に向けて個人の技術を磨くことはもちろん、チーム全体の競争力を高める機会となる。
特に投手陣では、中森俊介や廣池康志郎らの成長が期待される。野手では、松川虎生や寺地隆成など若い捕手陣の競争にも注目したい。
2026年ドラフトは支配下6人、育成3人を指名
2026年10月22日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、ロッテは支配下6人、育成3人の計9人を指名した。
球団の指名選手は以下の通り。
| 指名順位 | 選手名 | 所属 | 守備位置 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 米沢友翔 | 関西大 | 投手 |
| 2位 | 前田侑大 | 高岡第一高 | 投手 |
| 3位 | 長屋竣大 | ENEOS | 投手 |
| 4位 | 黒田義信 | 東日本国際大 | 外野手 |
| 5位 | 新城楓雅 | 奈良大附高 | 投手 |
| 6位 | 田中皐晴 | 日南学園高 | 外野手 |
| 育成1位 | 若藤芽空 | 高川学園高 | 内野手 |
| 育成2位 | 佐々木十央真 | 花巻東高 | 投手 |
| 育成3位 | 内田心温 | 関根学園高 | 内野手 |
注目は1位の米沢友翔投手だ。
関西大学から指名された左腕で、球団は最速148キロのストレートと高い奪三振能力を評価している。大学選手権優勝の立役者となり、MVPも獲得した選手だ。
2位の前田侑大も左投手。高校生ながら将来の先発ローテーション候補として期待されている。
3位の長屋竣大はENEOS所属の右投手で、最速150キロを超えるストレートが持ち味だ。
上位3人を投手で固めた指名からは、投手陣の戦力強化を重視する球団の方向性が読み取れる。
特に2026年はチーム防御率が3.84だった。先発投手の層を厚くすることは、来季の順位浮上に向けた合理的な補強テーマといえる。
ただし、新人選手が即戦力になるかどうかは、入団後の適応や成長次第だ。ドラフト指名順位だけで2027年の活躍を判断することはできない。
【唐川侑己の引退とZOZOマリン】2027年に向けた球団の新たな節目
2026年のロッテを語るうえで、唐川侑己の現役引退も大きなニュースだった。
唐川侑己が19年間の現役生活に幕
2026年9月4日、球団は唐川侑己投手が今季限りで現役を引退すると発表した。
唐川は2008年に高校生ドラフト1位で入団。先発と救援の両方でチームを支え、19年間にわたってロッテでプレーした。
球団の引退特設ページでは、プロ初登板・初勝利や初完封、2011年の自身初の2桁勝利など、キャリアの節目が紹介されている。
本人は引退発表時のコメントで、次のように振り返った。
「千葉ロッテマリーンズで19年間プレーできたことを、心から幸せに思います」
10月3日に引退セレモニーを実施
唐川の引退セレモニーは、10月3日の福岡ソフトバンク戦終了後にZOZOマリンスタジアムで行われた。
球団は19年間の現役生活を振り返るスペシャルムービーを上映し、本人の挨拶とグラウンド一周を実施した。
翌10月4日には、球団からセレモニー実施の公式報告も発表されている。
唐川の引退は、単に1人の選手がユニホームを脱ぐという話ではない。
2008年から2026年まで、長期間にわたって同じ球団でプレーした選手が現役を終えることは、チームの世代交代を象徴する出来事でもある。
ZOZOマリンスタジアムは1992年からの本拠地
千葉ロッテマリーンズの本拠地は、千葉市美浜区にあるZOZOマリンスタジアムだ。
球団公式の施設案内によると、千葉ロッテは1992年から千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)を本拠地としている。
球団と地域を結びつける象徴的な場所であり、唐川の引退セレモニーもこの球場で行われた。
ファンにとっても、選手の活躍や引退を見届ける特別な場所である。
2027年セ・パ交流戦は6月1日に巨人戦で開幕
2026年11月4日、NPBと球団は2027年度セ・パ交流戦の日程を発表した。
開催期間は2027年6月1日から6月20日まで。各球団がセ・リーグ6球団と3試合ずつ、合計18試合を戦う予定だ。
ロッテの初戦は、6月1日の本拠地での読売ジャイアンツ戦となる。
2027年交流戦・ロッテの開幕情報6月1日(火)
千葉ロッテ
ホームVS
読売ジャイアンツ
ビジター
開催期間:6月1日~6月20日
ロッテの試合数:18試合
球場・開始時間:詳細は後日発表
交流戦は、普段は対戦しないセ・リーグの球団と戦える貴重な機会だ。
2026年のロッテは交流戦で10勝6敗2分と勝ち越している。この実績を2027年にもつなげられるかは、シーズン全体の順位争いにも影響する。
【千葉ロッテマリーンズニュース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:千葉ロッテマリーンズの2026年シーズン最終順位は何位ですか?
A1:パ・リーグ5位です。143試合を戦い、63勝77敗3分、勝率.450でシーズンを終えました。
Q2:西川史礁と山口航輝の2026年の成績は?
A2:西川史礁は打率.290、155安打で最多安打者賞を獲得しました。山口航輝は38本塁打、81打点、打率.277を記録しました。
Q3:ジャクソンと横山陸人の2026年の成績は?
A3:ジャクソンは9勝9敗、防御率3.46、140奪三振。横山陸人は35セーブ、防御率2.82で、パ・リーグ最多セーブ投手賞を初受賞しました。
Q4:2026年にFA権を行使したロッテの選手は誰ですか?
A4:小島和哉投手です。2026年11月2日にFA権行使が球団から発表されました。本人は残留も選択肢として検討する意向を示しています。
Q5:2026年秋季キャンプの場所と期間は?
A5:宮崎県都城市の都城運動公園コアラのマーチスタジアムで、10月30日から11月15日まで開催されます。
Q6:唐川侑己の引退セレモニーはいつ行われましたか?
A6:2026年10月3日の福岡ソフトバンク戦終了後、ZOZOマリンスタジアムで実施されました。19年間の現役生活を振り返る映像上映や本人の挨拶、グラウンド一周が行われました。
Q7:2027年のロッテの交流戦初戦はいつですか?
A7:2027年6月1日(火)の読売ジャイアンツ戦です。ロッテのホームゲームとして交流戦が開幕します。
まとめ:2027年の千葉ロッテは投手力の再構築と若手の成長が鍵
2026年の千葉ロッテマリーンズは63勝77敗3分でパ・リーグ5位という結果に終わった。
しかし、個人成績を見ると、来季に向けて期待できる材料も少なくない。
- 西川史礁は155安打で最多安打者賞を獲得。
- 山口航輝は38本塁打、81打点を記録。
- ジャクソンは140奪三振で先発として貢献。
- 横山陸人は35セーブで最多セーブ投手賞を獲得。
- 鈴木昭汰も最優秀中継ぎ投手賞を受賞。
一方、小島和哉のFA権行使、唐川侑己の引退、ドラフトでの新人9人の指名など、チーム編成に関わる変化も進んでいる。
2027年に向けた最大の焦点は、打線の得点力を高めること、先発投手陣を安定させること、そして若手選手の成長を一軍の戦力につなげることだ。
特に小島のFA動向と秋季キャンプでの若手投手の仕上がりは、来季の戦力を占う要点となる。
2026年は個人タイトルを獲得した選手が複数いたシーズンだった。2027年に求められるのは、その個人の力をチームの勝利へと変えることだ。
ZOZOマリンスタジアムで再び上位争いを繰り広げられるか。千葉ロッテのオフシーズンと来季のチームづくりに引き続き注目したい。