11月5日時点で確認できる国内の直近の試合結果では、11月4日の後楽園ホール興行と、前日の東日本新人王決勝が注目される。JBCの公式試合報告書には、勝敗だけでなくKO・TKOの発生ラウンド、試合終了時間、判定スコアまで記録されている。
2026年11月4日・後楽園ホール
11月4日の興行では、元世界王者の谷口将隆がエルソン・トリニダードを相手に6回1分8秒KO勝ちを収めた。谷口は6回にダウンを奪い、カウントアウトによって試合を終わらせている。
英豪は加藤レイズ亜礼史に5回2分11秒TKO勝ち。本多俊介も柳堀隆吾を8回33秒TKOで下した。判定決着だけでなく、試合終盤まで勝負が動く興行となった。
主な試合結果は次の通り。
- 谷口将隆 vs エルソン・トリニダード:谷口が6回1分8秒KO勝ち
- 英豪 vs 加藤レイズ亜礼史:英豪が5回2分11秒TKO勝ち
- 本多俊介 vs 柳堀隆吾:本多が8回33秒TKO勝ち
- 鈴木稔弘 vs ジェイソン・カノイ:鈴木が3-0判定勝ち
- 高橋瑠伊 vs レイ・マンリ:レイ・マンリが3-0判定勝ち
谷口の試合はKO、本多と英の試合はTKOという違いも押さえておきたい。決着方法まで確認すると、単純な勝敗一覧よりも試合の内容を正確に把握できる。
2026年11月3日・第83回東日本新人王決勝
11月3日には後楽園ホールで第83回東日本新人王トーナメント決勝が開催された。12階級で決勝が組まれたものの、ライトフライ級は棄権によって試合が中止となり、実施されたのは11試合だった。
大会で特に目立ったのが、スーパーバンタム級の小林蓮とスーパーフライ級の佐藤竜冴だ。
小林は西本剛を1回2分20秒TKOで破り、東日本新人王を獲得。大会の最優秀選手賞にも選ばれた。早いラウンドで試合を決めた勝負強さが評価された。
佐藤竜冴は高森悠叶を2回2分41秒TKOで下した。右パンチでダウンを奪った後、再開直後の連打でレフェリーストップを呼び込んだ。戦績は7戦6勝6KO1分けとなり、敢闘賞も受賞している。
技能賞はスーパーライト級の磯谷広太。竹内凰騎を3-0判定で破り、3人のジャッジ全員から50-44のフルマークを獲得した。
大会の主な表彰結果は、最優秀選手賞が小林蓮、敢闘賞が佐藤竜冴、技能賞が磯谷広太。新人選手のボクサー選手戦績や今後のランキング入りを考えるうえでも、注目すべき大会だった。
【世界タイトルマッチ結果】2026年の注目試合を徹底比較

2026年の世界戦では、井上拓真対那須川天心の再戦をはじめ、複数階級で日本人選手が王座を懸けて戦った。
特に9月27日のTOYOTA ARENA TOKYO大会は、4つの世界タイトルマッチが行われた大規模興行だった。勝敗だけでなく、判定の内訳を見ることで各選手の試合内容や競り合いの度合いが分かる。
9月27日・井上拓真対那須川天心
WBC世界バンタム級タイトルマッチでは、王者の井上拓真が那須川天心に3-0の判定勝ち。2度目の王座防衛を成功させた。
公式記録に掲載されたジャッジ3人の採点は、114-113、116-111、116-111。3人全員が井上を支持したものの、1人の採点は1ポイント差に近い接戦だった。
12回戦の中で、井上は7回にダウンを奪っている。単に判定勝ちという結果だけではなく、ダウンを含む試合経過と採点の差を合わせて見ることで、試合の競争力が伝わる。
同大会では、ほかにも3つの世界タイトルマッチが行われた。
9月2日・横浜BUNTAIの世界王座決定戦
9月2日の横浜BUNTAI大会では、石井武志と吉良大弥がそれぞれ世界王座を獲得した。
石井はWBA世界ミニマム級王座決定戦で、プエルトリコのウィルフレド・メンデスを1回1分5秒KOで撃破。序盤から試合を決める圧倒的な結果となった。
吉良大弥はWBA世界ライトフライ級王座決定戦で、ベネズエラのカルロス・カニサレスに7回38秒TKO勝ち。プロ5戦目での世界王座獲得という大きな実績を残した。
主要世界戦の勝敗・スコア・選手戦績
2026年の世界タイトルマッチを、選手同士の関係、獲得を懸けた王座、決着方法という観点から整理した。
出典:日本ボクシングコミッションの各試合報告書、2026年の世界戦結果記録。
この一覧で注目したいのは、判定決着の中にも大きな差があることだ。
井上拓真は3人全員の支持を得たが、坪井智也は1人のジャッジから支持を得ながらも敗れた。判定勝ちスコアを確認するときは、単純な3-0、2-1だけでなく、各ジャッジの採点を見比べる必要がある。
【国内戦の最新動向】階級別結果とKO・TKO・判定の読み方
国内ボクシングでは世界タイトルマッチだけでなく、日本タイトル、OPBF東洋太平洋タイトル、WBOアジアパシフィックタイトル、新人王トーナメントなど、さまざまなレベルの試合が行われている。
10月29日の後楽園ホールでは、OPBFの公式結果として次の3試合が記録された。
- 石井渡士也 vs 二瓶竜弥:石井渡士也が判定勝ち
- 野上翔 vs 田中将吾:田中将吾が8回TKO勝ち
- アラル・アンデレス vs 片岡雷斗:片岡雷斗が9回2分56秒TKO勝ち
9月21日には佐々木尽がデビッド・セムジュを6回58秒KOで下している。階級別ボクシング結果を追う際には、国内王座とOPBFなどの地域王座も含めると、世界戦以外の有力選手の動きも把握しやすい。
KO・TKO・判定勝ちの違い
速報を読むときに混同しやすいのが、KOとTKO、そして判定による勝利だ。
- KO(ノックアウト):ダウン後のカウントアウトなどにより、選手が試合を続けられず決着する。
- TKO(テクニカルノックアウト):レフェリーや医師、セコンドなどの判断で試合続行が認められず終了する。
- 判定勝ち:規定ラウンド終了後、複数のジャッジによる採点で勝敗が決まる。
- 引き分け:ジャッジの採点によって勝敗が決まらない場合に成立する。
- ノーコンテスト:規則上の問題などにより、試合結果を勝敗として成立させない扱い。
判定には主に次の3種類がある。
ユナニマス・デシジョン(UD)は3人全員が同じ選手を支持した場合。スプリット・デシジョン(SD)は2人が一方を支持し、残る1人が反対の選手を支持した場合だ。マジョリティ・デシジョン(MD)は2人が同じ選手を支持し、残る1人が引き分けとした場合を指す。
ラウンド別試合結果と採点の見方
たとえば井上拓真対那須川天心戦では、114-113、116-111、116-111という最終採点が公表されている。これは12ラウンドの採点を合算した結果であり、各ラウンドの個別採点そのものではない。
ラウンド別の攻防を詳しく知りたい場合は、次の情報を分けて確認するとよい。
- 速報記事:試合中のダウン、優勢な展開、ラウンドごとの経過
- 公式試合報告書:最終結果、試合終了ラウンド、ジャッジの合計採点
- Boxing News試合結果:海外選手を含む世界戦の速報や試合内容
- ボクシングモバイル速報:国内選手の対戦カード、試合経過、選手情報
- 各世界団体の公式発表:王座の移動、防衛回数、ランキングへの影響
特に判定勝ちでは、最終スコアだけでなく、どのラウンドで優勢を築いたのかという試合展開も評価の材料になる。
JBCの公式記録が変更された事例にも注目
2026年10月16日、日本ボクシングコミッションは7月12日に堺市産業振興センターで行われたジェイアール・ラクイネル対健文トーレス戦について、検証結果を公表した。
当初はラクイネルの1ラウンド終了TKOとされていたが、JBCは試合映像や関係者への聞き取りを実施。ラウンド終了のゴングとダウン後の再開手順をめぐる運営上の問題を認定し、最終的に試合結果をノーコンテストへ変更した。
この事例は、速報で報じられた勝敗が、その後の公式検証によって変更される可能性を示している。選手の通算戦績やKO率を正確に確認するには、最終的に確定した公式記録を参照することが欠かせない。
JBCの検証では、映像確認と試合関係者へのヒアリングを実施し、試合結果を変更する判断が示された。
【ボクシング次戦日程】2026年11月・12月の注目カード
2026年11月は国内で世界タイトルマッチが複数予定されている。特に11月26日のダブル世界戦と11月29日のトリプル世界戦は、国内外のボクシングファンから注目される興行だ。
11月26日・ダブル世界タイトルマッチ
会場はEBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)。NTTドコモ presents Lemino BOXINGとして、世界タイトルマッチ2試合が予定されている。
- IBF世界フライ級タイトルマッチ:矢吹正道 vs ミエル・ファハルド
- WBA世界ミニマム級タイトルマッチ:石井武志 vs ザイヴァージョン・メデシロ
矢吹正道はIBF世界フライ級王座の防衛戦に臨む。挑戦者は同級1位のミエル・ファハルド。石井武志は9月に獲得したWBA世界ミニマム級王座の初防衛戦となる。
興行は15時30分開始予定で、Leminoでの配信が案内されている。武居由樹対大嶋剣心などのアンダーカードも組まれており、世界戦以外の対戦にも注目したい。
11月29日・U-NEXT BOXING.7 トリプル世界タイトルマッチ
会場は両国国技館。17時開始予定のU-NEXT BOXING.7では、3つの世界タイトルマッチが組まれている。
注目カード
- WBA世界バンタム級:増田陸 vs 堤聖也
- WBO世界スーパーフライ級:寺地拳四朗 vs ハシエル・アマドル
- WBA世界スーパーフライ級:ダビド・ヒメネス vs ユーリ阿久井政悟
増田と堤の対戦は、約3年3カ月ぶりの再戦となる。2023年8月の日本バンタム級タイトルマッチでは堤が判定勝ちしており、増田にとっては過去の敗戦を乗り越える初防衛戦だ。
寺地拳四朗は世界3階級制覇後の初防衛戦。挑戦者のハシエル・アマドルは15勝13KO1分けの戦績を持つ。高いKO率を持つ相手に、寺地がどのような試合運びを見せるかが焦点になる。
ユーリ阿久井政悟は階級を上げて、WBA世界スーパーフライ級王者ダビド・ヒメネスに挑戦する。フライ級で培った前進力や右ストレートが、新しい階級でどこまで通用するかも見どころだ。
12月19日・全日本新人王決定戦
新人選手の今後を追うなら、12月19日の全日本新人王決定戦も見逃せない。
11月3日の東日本新人王決勝でスーパーフライ級を制した佐藤竜冴は、横浜光ジムの試合予定で全日本新人王決定戦への出場が案内されている。対戦相手は掲載時点で未定となっている。
東日本新人王の獲得は、若手選手にとってキャリアを進める重要な実績だ。全日本新人王まで勝ち上がれば、今後のランキング入りや上位選手との対戦にも期待が高まる。
【ボクシング速報結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の最新ボクシング試合結果はどこで確認できますか?
A1:国内プロボクシングの公式結果は、日本ボクシングコミッション(JBC)の試合結果ページが基本となる。海外の世界タイトルマッチは、WBC・WBA・IBF・WBOなどの各団体の公式発表も確認するとよい。速報性を重視するなら、ボクシングモバイルやBoxing Newsなども参考になる。
Q2:KOとTKOの違いは何ですか?
A2:KOはダウン後のカウントアウトなどで試合続行が不可能となる決着。TKOはレフェリーや医師、セコンドなどの判断によって試合が止められる決着だ。いずれも勝敗が決まるが、公式記録では異なる決着方法として扱われる。
Q3:判定勝ちのスコアはどのように確認しますか?
A3:公式試合報告書に掲載された3人のジャッジの採点を確認する。3-0ならユナニマス・デシジョン、2-1ならスプリット・デシジョンが基本となる。例えば井上拓真対那須川天心戦では114-113、116-111、116-111だった。
Q4:2026年11月の注目世界タイトルマッチはいつですか?
A4:11月26日に矢吹正道と石井武志のダブル世界タイトルマッチ、11月29日に増田陸、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟が出場するトリプル世界タイトルマッチが予定されている。
Q5:ボクサーの通算戦績は速報記事と公式記録のどちらを優先すべきですか?
A5:最終的な戦績を確認するときは、JBCや各国・各団体の公式記録を優先したい。試合後の検証によってノーコンテストなどに変更される場合があるため、速報直後の数字だけで判断しないことが大切だ。
まとめ:2026年のボクシング速報は勝敗・採点・公式記録の3点で確認
2026年のボクシング速報結果を振り返ると、井上拓真の那須川天心戦での防衛、石井武志と吉良大弥の世界王座獲得、松本流星の暫定王座獲得など、各階級で重要な結果が残されている。
直近では11月3日の東日本新人王決勝で小林蓮と佐藤竜冴が存在感を示し、11月4日には谷口将隆がKO勝ちを収めた。国内戦も世界戦も、次世代の選手から実績ある王者まで見どころが多い。
【プロの結論】速報を正確に読むための3つの判断基準
1. 速報と確定結果を分ける。 試合中の速報は展開を知るための情報、JBCや各世界団体の公式発表は結果を確定するための情報として使い分ける。
2. 判定は採点まで確認する。 3-0の判定勝ちでも、各ジャッジのスコアが接近している場合と大差の場合では試合内容の評価が異なる。
3. 次戦と選手戦績を継続して追う。 王座獲得や防衛だけでなく、敗戦後の再起戦、新人王から日本ランキングへの進出、階級変更後の挑戦なども選手のキャリアを理解する材料になる。
11月26日と29日の世界タイトルマッチは、2026年後半の国内ボクシングを占う重要な興行となる。試合当日の速報だけでなく、終了後の公式スコア、KO・TKOの決着時間、選手の最新戦績まで照合することで、ボクシングの勝敗一覧をより正確に読み解ける。