「青汁王子逮捕」と検索すると、実業家・三崎優太氏が約1億8,000万円の脱税容疑で東京地検特捜部に逮捕された2019年の事件が浮かび上がります。東京地方裁判所が言い渡した判決は懲役2年・執行猶予4年。加えて、2023年9月には本人が執行猶予期間の満了を報告しています。
ただし、逮捕されたのは2019年3月ではなく、正確には2019年2月12日です。3月4日に起訴されており、この2つの日付が混同されるケースがあります。2026年8月には本人がXで過去の脱税事件について再び言及し、処遇への疑問を表明しました。現在は実業家として複数の事業を展開しています。事件の発端から裁判、本人の発言、2026年11月時点の活動までを整理します。
【事件の全貌】青汁王子こと三崎優太はなぜ逮捕されたのか?

「青汁王子」の愛称で知られる三崎優太氏は、健康食品の通信販売で成功した実業家です。逮捕当時は29歳。若くして大きな事業を築き、華やかな生活をSNSやメディアで発信していた人物でした。
青汁王子と呼ばれるようになった背景
三崎氏が知名度を高めたきっかけは、健康食品の通信販売事業です。2014年に販売を開始した「すっきりフルーツ青汁」がヒットし、若い女性を中心に人気を集めました。
当時の会社はメディアハーツ。三崎氏は同社の経営者として事業を拡大し、2016年9月期に約18億円だった売上高は、2017年9月期には約121億円に成長しました。
高級車や高額商品の購入、豪華な生活ぶりなどをSNSで公開したことも話題になり、テレビやインターネット番組への出演を通じて「青汁王子」という呼び名が広まりました。
しかし、事業が急成長していた時期に、会社の税務処理を巡る問題が浮上します。
逮捕理由は架空の広告宣伝費などによる所得隠し
2019年2月12日、東京地検特捜部は三崎氏を法人税法違反などの疑いで逮捕しました。
報道された逮捕容疑は、2015年9月期と2017年9月期の2年間に、架空の広告宣伝費などを計上し、会社の所得を少なく見せることで税金の支払いを免れたというものです。
内訳として報じられたのは、法人税約1億4,000万円と消費税約4,000万円。合計すると約1億8,000万円に上ります。
起訴状などに関する2024年のまいどなニュースの独占インタビュー記事では、会社資金を知人が管理するペーパーカンパニーの口座に送金し、架空の広告宣伝費などを計上していたとされる事件の構図も紹介されています。
一方、三崎氏は逮捕当時、共同通信の取材に対して脱税を否定していました。後年のインタビューでも、資金を知人に預けて納税してもらうつもりだったという自身の説明をしています。
「脱税はしていない」
これは逮捕当時に報じられた三崎氏の主張です。ただし、事件はその後、起訴され、裁判所による有罪判決に至っています。本人の説明と司法判断は分けて理解する必要があります。
【逮捕から判決まで】2019年の経緯と2023年の執行猶予満了を時系列で解説
青汁王子の事件を理解するうえで重要なのは、逮捕・起訴・判決・執行猶予満了という4つの段階です。特に、2019年3月は逮捕日ではなく起訴された時期に当たります。
2019年2月12日から9月5日までの刑事手続き
逮捕後、三崎氏は法人税法違反などの罪で起訴されました。2019年3月5日には東京地方裁判所が保釈を認めています。
そして同年9月5日、東京地方裁判所は三崎氏に懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡しました。
判決では、借入金の返済や投資に使える資金を得る目的で脱税を繰り返したことについて、私利私欲による身勝手な犯行だったと指摘されています。一方、社長を辞任したことや、架空経費の還流分に相当する金額と退職金を相殺したことなども考慮されました。
法人のメディアハーツにも、罰金4,600万円が言い渡されています。
事件発生から執行猶予満了までの年表
| 年月日 | 出来事 | 内容・ポイント |
|---|---|---|
| 2019年2月12日 | 逮捕 | 東京地検特捜部が法人税法違反などの疑いで三崎氏を逮捕。 |
| 2019年3月4日 | 起訴 | 約1億8,000万円の脱税を巡り、三崎氏と会社が起訴された。 |
| 2019年3月5日 | 保釈 | 東京地方裁判所が保釈を認めた。 |
| 2019年9月5日 | 有罪判決 | 懲役2年・執行猶予4年。法人には罰金4,600万円。 |
| 2020年以降 | 活動再開・事業展開 | YouTubeでの発信や事業活動を継続。 |
| 2023年9月9日 | 執行猶予満了の報告 | 本人がYouTubeで4年間の執行猶予期間を終えたと報告。 |
| 2024年3月17日 | 事件について再発言 | Xで納税額や税の公平性について自身の考えを投稿。 |
| 2024年10月15日 | 青汁王子返上宣言 | 青汁王子という肩書を外し、三崎優太として活動する意向を表明。 |
| 2026年1月 | 新事業を始動 | でんき0株式会社による電力サービスを本格始動。 |
| 2026年8月11日 | 事件について再び発言 | 過去の脱税事件への反省や処遇についてXで私見を表明。 |
この年表で押さえたいのは、執行猶予が満了したのは2023年9月という点です。スポニチは2023年9月9日、三崎氏が自身のYouTubeチャンネルで満了を報告したと伝えています。
また、2019年の判決は執行猶予付きの有罪判決であり、無罪判決や不起訴処分ではありません。この違いは、事件の現在を理解するうえでも欠かせません。
【法律の疑問】脱税事件で逮捕されるケースと在宅捜査になるケースの違い
青汁王子の事件をきっかけに関心を集めたのが、同じような脱税事件でも逮捕される人と、身柄を拘束されずに捜査を受ける人がいるのはなぜかという問題です。
実際、日本の刑事手続きには「身柄事件」と「在宅事件」という異なる捜査の進め方があります。
逮捕は刑罰ではなく、捜査のための身柄拘束
法務省の刑事司法に関する説明によると、現行犯の場合を除き、被疑者を逮捕するには犯罪を犯したと疑うに足りる相当な理由が必要で、原則として裁判官が発付する逮捕状によらなければなりません。
加えて、逮捕後の勾留については、犯罪の具体的な嫌疑に加え、証拠隠滅や逃亡のおそれなどを裁判官が判断します。
つまり、逮捕そのものは有罪を確定させる処分ではありません。刑事裁判で有罪か無罪かを判断する前に、捜査上の必要性に基づいて行われる手続きです。
在宅捜査でも起訴や有罪判決になることがある
検察庁の説明では、捜査には被疑者の身柄を拘束しない「在宅事件」と、逮捕や勾留を伴う「身柄事件」があります。
どちらの手続きになるかは、犯罪の重大性や悪質性、逃亡のおそれ、証拠隠滅のおそれなどを総合的に考慮して判断されます。
在宅事件だからといって、捜査が軽いわけではありません。必要な証拠を集めたうえで、在宅のまま起訴されることもありますし、裁判で有罪判決を受けることもあります。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
- 逮捕:裁判官の令状などに基づいて身柄を拘束する刑事手続き。
- 在宅捜査:身柄を拘束せず、呼び出しや任意の取り調べなどを通じて捜査を進める方法。
- 起訴:検察官が刑事裁判を求める手続き。逮捕の有無とは別に判断される。
- 有罪判決:裁判所が審理した結果、犯罪が成立すると判断した場合に言い渡される。
三崎氏の事件では逮捕後に起訴され、東京地方裁判所で有罪判決が言い渡されました。逮捕と在宅捜査の違いを考える際には、身柄拘束の必要性と、最終的な刑事責任の判断を混同しないことが大切です。
【本人発言の変化】青汁王子は逮捕後、脱税事件について何を語ってきたのか
三崎氏は逮捕後も、事件について複数回、自身の考えを発信しています。その内容は時期によって変化しており、2026年の発言を理解するには、過去の説明も確認する必要があります。
逮捕当時は脱税を否定していた
2019年2月の逮捕直後、三崎氏は共同通信の取材に対し、脱税を否定しました。
その後の裁判では、経営者としての認識が甘かったことなどについて反省の意を示したと、2024年のまいどなニュースのインタビュー記事で紹介されています。
一方、三崎氏は逮捕に至るまでの税務調査について納得できない部分があったとも説明しています。
同インタビューでは、本人が知人に納税を依頼したものの、実際には納税されなかったという経緯を語っています。また、当時は会社の利益や納税額に比べて1億8,000万円は小さい金額だったという認識も示しました。
これらは三崎氏自身の説明であり、裁判所が認定した事実や判決内容とは区別して受け止める必要があります。
2023年9月、執行猶予満了を報告
2023年9月9日、三崎氏はYouTubeで執行猶予期間の満了を報告しました。
このときは、4年間の活動を振り返り、批判を受けながらも応援してくれた視聴者や仲間への感謝を語っています。
また、今後については発信者としての活動と経営者としての活動を両立させる意向を示しました。日本の水源地を守るため、水の販売に取り組みたいという目標も語っています。
2024年3月には納税額を巡る疑問を投稿
2024年3月17日には、Xで過去の事件について再び言及しました。
三崎氏は自身の納付税額確認書を公開し、当時の納税額が14億4,000万円だったと説明。約1億8,000万円の脱税を巡る事件と、自身が納めてきた税額との関係に疑問を示しました。
「俺の4年間返せ」
これは当時の投稿に含まれていた言葉です。本人は政治資金を巡る問題などと比較し、税の扱いや処罰の公平性に不満を示していました。
ただし、本人が主張する納税額と、裁判所が認定した犯罪事実は別の論点です。多額の税金を納めていたことだけで、法人税法違反についての有罪判決が覆るわけではありません。
2024年10月に「青汁王子」を返上
2024年10月15日、三崎氏はXで「青汁王子」という肩書を外す意向を発表しました。
日刊スポーツによると、本人は2019年2月12日の逮捕について「見せしめの逮捕だった」と振り返り、悔しさをきっかけにインフルエンサーとして活動する道を選んだと説明しています。
加えて、今後は経営者として「MISAKI」というブランドを世界に広げたいという目標を語りました。
これは、逮捕によって広く知られるようになった個人のキャラクターから、事業を中心としたブランドへと活動の軸を移そうとする宣言でした。
2026年8月11日、脱税事件への反省を問われて再発言
2026年に再び注目を集めたのが、8月11日に三崎氏がXへ投稿した過去の脱税事件についてのコメントです。
日刊スポーツによると、三崎氏は反省しているのかと尋ねられることについて、次のように述べました。
「まったくしてません。それどころか、今でも納得していない部分があります」
この発言の背景には、税務職員の不正や脱税を巡る報道を見て、納税者と税を扱う側の処遇に差があるのではないかという本人の疑問がありました。
三崎氏は、自身が脱税したとされた金額の10倍以上を納税してきたにもかかわらず、逮捕され、すべてを失うことになったと主張。税の公平性や処罰のあり方に対する疑問を改めて表明しています。
ここで注意したいのは、2026年の発言は過去の事件に対する本人の現在の評価であり、2019年の有罪判決を取り消すものではないという点です。
司法判断と本人の心情は別々に存在します。三崎氏が今も処遇に納得していないことと、裁判で有罪判決が言い渡された事実は両立します。
【2026年最新】青汁王子こと三崎優太の現在は?会社経営と活動を調査
2026年11月現在、三崎優太氏は過去の事件を振り返るだけの人物ではありません。三崎未来ホールディングス株式会社の代表取締役として、複数の事業に取り組んでいます。
三崎未来ホールディングスを中心に事業を展開
会社の公式サイトでは、不動産・エネルギー・ネイチャー・メディア・AIという5つの事業領域が紹介されています。
不動産事業では高級区分マンションの買取再販、エネルギー事業では系統用蓄電所の開発・保有・販売などに取り組んでいます。
2026年1月には、新会社「でんき0株式会社」を設立したことを発表しました。同社は太陽光発電や蓄電池を活用し、基本料金0円を掲げる電力サービス「でんき0」を1月13日に本格始動しています。
また、2026年4月には佐賀県伊万里市のMSK伊万里蓄電所が需給調整市場に参入。エネルギー関連のインフラ事業にも活動範囲を広げています。
2026年の新たな活動は電動バイクやメディア事業にも及ぶ
2026年10月1日には、グループ会社の三崎未来電子が手掛ける電動バイク「L-noa」が、東京都文京区の訪問介護支援実証に採用されたことが公式サイトで発表されました。
メディア事業では、YouTubeチャンネルで会社経営や企業とのコラボ、著名人との対談などを配信しています。2026年9月25日時点で、公式サイトが公表するチャンネル実績は登録者数117万人、累計視聴回数4億2,000万回超です。
加えて、2026年9月にはアレン氏と出演するオリジナル番組「俺のこと大嫌いな人に会ってみた」の配信も始まりました。
こうした活動を見ると、2024年に「青汁王子」という肩書を返上すると宣言した後も、情報発信そのものをやめたわけではないことが分かります。現在は経営者としての活動とメディアでの発信を並行しています。
2026年3月期の会社業績にも注目
三崎未来ホールディングスの公式財務情報によると、2026年3月期の第2期単体決算は次のとおりです。
- 売上高:約60億1,100万円
- 当期純利益:約11億2,500万円
- 総資産:約95億4,600万円
- 純資産:約14億5,800万円
ただし、これは三崎未来ホールディングス単体の決算数値であり、グループ全体の連結業績ではありません。また、当期純利益には子会社からの受取配当金が含まれています。
したがって、この数字をそのまま三崎氏個人の資産や収入と解釈することはできません。それでも、会社が公表する数字からは、メディア事業を中心とした立ち上げ段階から、不動産やエネルギーを含む事業構造へ移行している様子が読み取れます。
【青汁王子の逮捕】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:青汁王子こと三崎優太が逮捕されたのは2019年3月ですか?
A1:正確には2019年2月12日です。3月4日に東京地検特捜部が三崎氏と会社を起訴したため、逮捕と起訴の日付が混同されることがあります。
Q2:三崎優太の脱税事件の判決はどうなりましたか?
A2:2019年9月5日、東京地方裁判所は懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。法人のメディアハーツにも罰金4,600万円が言い渡されています。
Q3:青汁王子の執行猶予はいつ終わりましたか?
A3:2023年9月です。本人は同月9日にYouTubeで4年間の執行猶予期間を満了したと報告しています。
Q4:2026年現在、三崎優太は何をしていますか?
A4:三崎未来ホールディングスの代表取締役として、不動産、エネルギー、メディアなどの事業を展開しています。YouTubeでの発信も継続しており、2026年8月には過去の脱税事件についてXで自身の考えを投稿しました。
まとめ:青汁王子逮捕の真相と2026年現在の三崎優太を正しく理解する
「青汁王子逮捕」の中心にあるのは、2019年に発覚した法人税法違反などの事件です。東京地検特捜部は2019年2月12日、約1億8,000万円の脱税容疑で三崎優太氏を逮捕しました。同年3月4日に起訴され、9月5日に東京地方裁判所から懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けています。
その後、2023年9月に執行猶予期間の満了を本人が報告。2024年には青汁王子という肩書を返上する意向を示し、2026年にはエネルギーや不動産などの事業を進める経営者として活動しています。
一方、2026年8月の本人発言からは、過去の事件や税の公平性について、現在も納得できない思いを抱えていることがうかがえます。
【プロの結論】
この事件を理解するうえで重要なのは、次の3つを混同しないことです。
- 司法上の事実:約1億8,000万円の脱税事件で有罪判決を受け、執行猶予4年が付されたこと。
- 本人の認識:逮捕や税務当局の対応について、現在も納得していない部分があること。
- 現在の活動:執行猶予満了後、三崎優太として会社経営やメディア活動を続けていること。
2026年の発言だけを切り取って事件全体を判断するのも、過去の逮捕歴だけで現在の活動を評価するのも適切ではありません。判決という確定した司法上の記録、本人が語る事件への認識、そして現在の事業活動を分けて見ることが、三崎優太氏の過去と現在を正確に理解するための判断基準です。
青汁王子という名前で広く知られた実業家は、2026年現在、MISAKIブランドを軸に新しい事業領域へ進んでいます。過去の事件が本人の人生や経営方針にどのような影響を与え続けるのか、今後の発信と事業展開にも注目が集まりそうです。
主な確認資料:日刊スポーツ、スポニチ、デイリースポーツ、まいどなニュース、法務省、検察庁、三崎未来ホールディングス公式発表・財務情報。