JO1に韓国人メンバーがいると思われる背景には、韓国語を学んでいるメンバーがいることも関係しています。
韓国語を学んでいるメンバーはいる
韓国語との関わりが分かりやすいのが、木全翔也と河野純喜です。
木全翔也は、2024年4月から2025年3月までNHK Eテレの韓国語学習番組「ハングルッ!ナビ」にレギュラー出演しました。番組を通じて韓国語を学ぶ姿が紹介され、韓国語に関心を持つファンにも知られるようになりました。
河野純喜も2022年4月から2023年3月まで同番組に出演しています。公式プロフィールには、韓国語学習に関連する活動歴が掲載されています。
加えて、2021年の雑誌「Ray」のインタビューでは、河野が川尻蓮、木全翔也、鶴房汐恩らについて、韓国語を少し話せるメンバーとして紹介しています。メンバー同士で会話しながら、楽しんで韓国語を学んでいたこともうかがえます。
ただし、韓国語を少し話せることと、韓国語を母語とすることは異なります。語学学習の経験を国籍と結びつけるのは適切ではありません。
PRODUCE 101 JAPANのトレーニングは韓国式?
JO1が誕生した「PRODUCE 101 JAPAN」は、韓国の人気オーディション番組「PRODUCE 101」の仕組みを日本に導入した番組です。
101人の練習生が歌やダンスなどの評価を受け、視聴者の投票によって最終的に11人が選ばれるという形式は、韓国のサバイバルオーディション番組と共通しています。
一方、番組公式サイトに掲載されたトレーナー陣には、A-NON、サイプレス上野、菅井秀憲、Bose、安倉さやか、WARNERらが名を連ねています。つまり、韓国の番組フォーマットを取り入れながら、日本の音楽・ダンス業界の専門家も参加していたわけです。
JO1のパフォーマンスにはK-POPの影響を感じさせる部分がありますが、グループの育成環境をすべて韓国式と一括りにすることはできません。日本でのオーディションと育成を基盤に、国際的なエンターテインメントのノウハウを取り入れた形と理解すると分かりやすいでしょう。
【LAPONEと吉本興業・CJ ENM】JO1の結成経緯を時系列で解説

JO1の国籍に関する疑問を解消するには、所属事務所とオーディション番組の関係を知ることが欠かせません。
LAPONE ENTERTAINMENTは日韓合弁会社
LAPONE ENTERTAINMENTは、2019年5月29日に設立された企業です。日本の吉本興業ホールディングスと韓国のCJ ENMが共同出資しています。
CJ ENMは、韓国の音楽・映像・エンターテインメント分野で事業を展開する大手企業です。一方、吉本興業は日本の芸能・コンテンツ業界で幅広い事業を手掛けています。
両社の経営資源を組み合わせることで、日本市場を基盤にしながら、海外展開も視野に入れたアーティスト事業を進められる体制が生まれました。
この会社に所属していることが、JO1を韓国グループと誤解する大きな要因です。しかし、LAPONEは日韓合弁の企業であり、JO1は日本のオーディション番組から誕生したグループです。
PRODUCE 101 JAPANからJO1誕生まで
結成までの流れを整理すると、次のようになります。
2019年5月29日:LAPONE設立
吉本興業ホールディングスとCJ ENMの共同出資によって設立。
2019年9月〜12月:PRODUCE 101 JAPAN
日本でオーディション番組が展開され、101人の練習生がデビューを目指す。
2019年12月11日〜12日:JO1結成
視聴者投票によって選ばれた11人のグループ名がJO1に決定し、公式発表された。
2020年3月4日:デビュー
デビュー作品『PROTOSTAR』を発売。
2025年12月31日:鶴房汐恩が活動終了
専属マネジメント契約満了に伴い、グループとしての活動を終了。
2026年5月31日:大平祥生が活動終了
専属マネジメント契約終了に伴い、グループとしての活動を終了。
2026年11月:公式プロフィールは9人体制
與那城奨、川尻蓮、白岩瑠姫、河野純喜、佐藤景瑚、川西拓実、木全翔也、金城碧海、豆原一成。
2019年のオーディション開始から2020年のデビューまで、JO1の誕生は日本を舞台に進められました。韓国企業が関係しているからといって、韓国で結成されたグループというわけではありません。
【K-POPとJ-POPの違い】JO1はどちらのグループなのか?
JO1を理解するうえで、K-POPとJ-POPの違いも押さえておきたいところです。
一般的にK-POPは韓国の音楽産業を中心に発展し、世界市場への展開を積極的に進めてきたポップミュージックを指します。練習生制度、オーディション、パフォーマンス重視の制作、海外向けのマーケティングなどが特徴として挙げられます。
一方、J-POPは日本の音楽市場を基盤とするポップミュージックの総称です。日本語の楽曲、国内の音楽番組やライブ、ファンとの継続的な交流など、多様な活動形態があります。
もちろん、両者に明確な境界線があるわけではありません。J-POPのアーティストがK-POPの制作手法を採用することもあれば、K-POPグループが日本語の楽曲を中心に活動することもあります。
JO1は日本発のグローバルボーイズグループ
JO1の場合、結成の出発点は日本の「PRODUCE 101 JAPAN」です。一方、制作・運営面では韓国のCJ ENMとの協力関係があり、パフォーマンスにもK-POPの影響が見られます。
2019年の番組発表時に報じられたCJ ENMと吉本興業の共同制作構想でも、日本で番組を実施し、日本のポップ市場をターゲットとするグループを生み出す方向性が説明されていました。
つまり、JO1はK-POPをそのまま日本に持ち込んだグループではありません。日本のオーディション文化と韓国のエンターテインメント制作ノウハウを組み合わせた、国境を越えた音楽活動を目指すグループです。
ここを理解すると、JO1が韓国人メンバーで構成されているという誤解も解消できます。
【プロの結論】JO1の国籍を調べるときに見るべき3つのポイント
JO1の韓国人説を検証する際には、次の3点を判断基準にすると、情報を整理しやすくなります。
1. 国籍と出身地を混同しない
出身地は生まれ育った場所や本人が公表する地域情報であり、国籍とは法的に異なる概念です。JO1の公式プロフィールには出身地が掲載されていますが、国籍を明記した一覧はありません。
したがって、出身地だけで国籍を断定せず、本人や所属事務所が公表した情報を基準にすることが適切です。
2. 所属企業の国籍とアーティストの国籍を分ける
LAPONEが日韓合弁企業であることは確認できる事実です。しかし、企業の資本構成が、そのまま所属メンバーの国籍構成に反映されるわけではありません。
この違いは、JO1だけでなく、海外企業と共同で運営される芸能事務所や音楽レーベルを理解する際にも役立ちます。
3. 韓国語やビジュアルだけでルーツを判断しない
韓国語の習得、K-POPに近いダンス、韓国風のヘアメイクは、音楽活動や自己表現の一部です。これらを根拠に韓国籍や韓国との血縁関係を断定することはできません。
JO1の魅力は、単純に日本か韓国かという分類だけでは説明できないところにあります。日本発のグループとしての個性と、国際的な音楽制作の要素を組み合わせている点こそ、注目すべき特徴です。
【JO1と韓国人説】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:JO1に韓国人メンバーは何人いますか?
A1:2026年11月現在、韓国籍のメンバーがいるという公式発表は確認できません。公式プロフィールには9人が掲載されていますが、国籍そのものを明記した一覧はありません。
Q2:JO1には韓国人とのハーフのメンバーがいますか?
A2:メンバーの両親の国籍や家族のルーツについて、全員分の公式情報は公表されていません。特定のメンバーを韓国人とのハーフと断定できる公的資料も確認できません。
Q3:JO1のメンバーは韓国語を話せますか?
A3:韓国語を学んでいるメンバーはいます。木全翔也は2024年度のNHK Eテレ「ハングルッ!ナビ」に出演し、河野純喜も2022年度に同番組で韓国語を学びました。ただし、学習経験と韓国語を母語とすることは別です。
Q4:JO1は韓国のアイドルグループですか?
A4:日本のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した日本発のグローバルボーイズグループです。韓国企業CJ ENMと吉本興業の共同出資会社LAPONE ENTERTAINMENTに所属しています。
Q5:JO1は現在何人で活動していますか?
A5:2026年11月現在、公式プロフィールに掲載されているメンバーは9人です。デビュー時は11人でしたが、鶴房汐恩が2025年12月31日、大平祥生が2026年5月31日にそれぞれグループとしての活動を終了しました。
まとめ:JO1は日本発のグローバルグループ!韓国人説の真相
JO1に韓国人メンバーがいるのかという疑問について、2026年11月現在の公開情報を整理すると、韓国籍のメンバーがいるという公式発表は確認できません。
韓国人説が広まった背景には、K-POPを思わせるダンスやビジュアル、韓国語を学ぶメンバーの存在、そしてCJ ENMと吉本興業が共同出資するLAPONE ENTERTAINMENTの企業構造があります。
しかし、JO1は2019年の「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した日本発のグループです。韓国のエンターテインメント制作ノウハウを取り入れながら、日本を基盤に活動している点が特徴です。
また、2026年現在はデビュー当時の11人から9人体制へと変化しています。最新のメンバー情報を確認する際は、過去のプロフィールと現在の公式プロフィールを区別することも大切です。
JO1の魅力は、国籍や音楽ジャンルという枠だけでは捉えきれません。日本発のグループとして培ってきた個性と、世界を意識したパフォーマンスの融合にこそ、その独自性があります。
韓国人説をきっかけにJO1を知った人も、国籍だけでなく、メンバーそれぞれの経歴や音楽活動に注目すると、グループの魅力をより深く理解できるはずです。