小川氏の闘病を語るうえで、もう一つ重要なのがストーマ(人工肛門)の存在です。
直腸がんの手術後、小川氏は人工肛門を装着する生活になりました。これは本人にとって、抗がん剤治療と並ぶ大きな生活上の負担になっています。
ストーマとはどのようなもの?
ストーマとは、手術によって腹部に造られる便の出口です。人工肛門の場合、腸の一部を腹部の表面に出し、そこから排泄できるようにします。
通常はストーマに専用の袋(パウチ)を装着し、排泄物を受け止めます。
小川氏はSmart FLASHの取材で、自身の生活について具体的に説明しています。
- おへその横に人工肛門が造られた。
- パウチに便が自然に排出され、袋にたまる。
- 袋がいっぱいになる前に取り外して処理する必要がある。
- 外出時には交換用の袋を複数持ち歩いている。
特に外出時には、予備のパウチを3つ持ち歩いていると報じられました。以前と同じように自由に移動するためには、排泄物の処理や交換用品の準備など、新しい生活習慣への対応が必要になります。
人工肛門はいつ外せるのか?
気になるのが、ストーマをいつまで装着するのかという問題です。
2026年9月22日のSmart FLASHのインタビューで、小川氏は、人工肛門は2カ月程度で外せる場合もあると説明したうえで、自身については抗がん剤治療を優先し、その終了後さらに約1カ月を経て取り外せる見込みだと話していました。
ただし、これは当時の本人の見通しです。
10月25日には抗がん剤治療の中止に関する配信も行われているため、当初の予定どおりストーマを閉鎖する手術が進んでいるとは判断できません。
2026年11月5日時点で、ストーマをすでに外したという確かな報道は確認できません。
食生活にも大きな変化
人工肛門を装着した術後の生活では、食事にも気を配る必要がありました。
小川氏は医師から受けた食事指導を守りながら、少しずつ食生活を整えていると話しています。
| 食品・料理 | 本人が紹介した食事上の扱い |
|---|---|
| 豆腐・白身魚 | 食べやすい食品として紹介 |
| 納豆・ヨーグルト | 食べられる食品として紹介 |
| 和食 | 基本的な食事の中心 |
| 海藻・こんにゃく・きのこ | 当時の医師の指導で控える |
| 揚げ物・油の多い中華 | 控える |
| 豚骨ラーメン | 控える |
| 醤油ラーメン | 週1回程度に調整 |
Smart FLASHによると、手術によって体重が10kg減少した一方、退院後には6kg戻ったとも報告しています。
大好きなラーメンも以前のように食べるのではなく、医師の指導に合わせて醤油ラーメンを選ぶようになったそうです。
なお、ここで紹介した食事制限は小川氏個人に対する医師の指導内容です。ストーマを持つすべての人に同じ食事制限が必要という意味ではありません。
【抗がん剤治療の副作用】10月1日開始後に何が起きた?

手術後の小川氏にとって、次の大きな課題となったのが抗がん剤治療でした。
2026年9月6日のYouTubeライブ配信では、今後の治療計画について説明。10月1日から実際に抗がん剤治療が始まりました。
FRIDAYが10月17日に掲載したインタビューでは、治療開始から約12日目の体調について、かなり具体的な状況が明らかになっています。
約半年間、8クールの治療を予定
FRIDAYの取材で小川氏が説明した治療スケジュールは次のとおりです。
当初説明された抗がん剤治療の計画8回
24週間
初日
病院で約3時間の点滴治療。
2週間
朝と夜に錠剤を服用。本人の説明では1回6錠。
1週間
薬を飲まずに治療を休む期間。
次のクールへ
3週間を1クールとして、当初は8クールを予定。
口内の腫れとしびれが発生
抗がん剤治療を開始した当初、小川氏は予想していたほど強い副作用が出なかったと説明していました。
ところが、日数が経過するにつれて症状が変わっていきました。
本人がFRIDAYに明かした主な副作用は以下のとおりです。
1. 口の中のしびれ
冷たい飲み物を口にしたとき、唇がピリピリとしびれるような感覚があったといいます。
2. 口内の腫れ
口の中全体が腫れ、普段の半分以下しか口を開けられなくなったと説明しています。
3. 食事が難しくなる
箸でつまんだ料理を口に運ぼうとしても、うまく口に入らないという経験も語っています。
4. 指の水ぶくれ
ペットボトルのキャップを開けようとした際、キャップに触れた指の部分に水ぶくれができたといいます。
5. 倦怠感と気力の低下
身体がすぐに動かず、以前のような行動力が出ないことも実感していたそうです。
本人が語った抗がん剤治療の厳しさ
FRIDAYのインタビューでは、治療について次のように振り返っています。
「身体がすぐには動かないし、気力も湧かない感じです」
手術を乗り越え、退院後には事件解説の仕事にも向き合っていた小川氏ですが、抗がん剤治療による負担は想像以上だったようです。
ここで重要なのは、手術後に元気な姿を見せていたことと、治療による副作用が軽いことは別問題だという点です。
外見上は元気に見えても、口内の腫れや手指の症状、倦怠感などが日常生活に影響していました。
10月25日に抗がん剤治療の中止を報告
今回の闘病情報で、特に見落とせないのが2026年10月25日の出来事です。
小川氏のYouTubeチャンネル「小川泰平の事件考察室」では、この日に次のタイトルで約4時間のライブ配信が公開されました。
「近況報告! 抗がん剤治療の中止! 雑談&雑感!」
これは10月17日のFRIDAYの取材で抗がん剤治療を続けていると説明していた時点から、新たな動きがあったことを示しています。
ただし、配信タイトルだけでは、次の点までは確定できません。
- 抗がん剤治療を一時的に休止したのか。
- 当初の治療計画そのものを終了したのか。
- 薬剤や治療方法を変更する方針なのか。
- 今後、抗がん剤治療を再開する予定があるのか。
10月17日の取材では副作用の厳しさが語られているため、治療負担との関係は気になるところです。しかし、中止の直接的な理由や医学的判断を、副作用だけに結びつけることはできません。
2026年11月5日時点では、抗がん剤治療が当初の24週間の予定どおり継続しているとはいえず、治療の中止・変更後の具体的な方針が重要な確認事項となっています。
【小川泰平氏の現在】仕事への復帰とYouTube活動はどうなった?
病気を公表した当初、小川氏は視聴者に対して、必ず復帰するという意思を示していました。
その言葉どおり、入院中も術後の経過を発信し、退院後も自身の闘病経験を伝えてきました。
元神奈川県警の刑事として30年間勤務
小川泰平氏は1961年、愛媛県生まれ。
1980年に神奈川県警察官となり、所轄署の盗犯係をはじめ、警察本部の捜査第三課や国際捜査課などで刑事として勤務しました。
警察庁刑事局刑事企画課時代には韓国警察庁との合同捜査にも参加。2009年12月に30年間の警察勤務を終えています。
退職後は犯罪ジャーナリストとして執筆活動や講演、テレビの情報番組・ワイドショーでの事件解説などを続けてきました。
現在の活動を理解するうえで、主な経歴を整理すると次のようになります。
| 時期 | 経歴・活動 |
|---|---|
| 1961年 | 愛媛県生まれ |
| 1980年 | 神奈川県警に採用 |
| 1980~2009年 | 捜査第三課・国際捜査課などで勤務 |
| 2009年12月 | 30年間の警察勤務を終える |
| 退職後 | 犯罪ジャーナリスト、テレビ解説者として活動 |
| 2020年 | YouTubeチャンネルを開設 |
| 2026年7月 | 直腸がんを公表 |
「小川泰平の事件考察室」で闘病状況も発信
小川氏の活動を語るうえで欠かせないのが、YouTubeチャンネル「小川泰平の事件考察室」です。
同チャンネルでは、事件現場の取材や元刑事としての視点を生かした事件解説などを配信しています。
2026年7月の病気公表後は、従来の事件解説だけでなく、自身の検査、入院、手術、退院、ストーマ生活、抗がん剤治療についても発信するようになりました。
特に9月には「大腸がんの兆候」と題したシリーズを公開し、自身の経験をもとに検査の必要性を呼びかけています。
11月に入ってからもYouTubeの更新は継続
2026年11月5日時点で確認できるチャンネルの投稿履歴には、次のような動きがあります。
- 11月2日: 「Birthday LIVE」と題したライブ配信を公開。
- 11月3日: 新しい事件解説動画を公開。
- 11月5日: チャンネルの投稿・動画データも更新されている。
これらはチャンネルの発信活動が続いていることを示しています。
ただし、動画の更新が続いていることと、本人の身体が完全に回復していることは同じではありません。
10月25日の抗がん剤治療中止に関する配信以降、治療の再開やストーマの閉鎖などについて、11月5日までに確認できる具体的な続報は限られています。
したがって、現在の状況は次のように整理できます。
| 確認項目 | 2026年11月5日時点 |
|---|---|
| がんの手術 | 8月5日に実施済み |
| 退院 | 8月21日に退院済み |
| ストーマ | 取り外しを確認できる続報なし |
| 抗がん剤 | 10月25日に中止に関する配信あり |
| 治療再開 | 具体的な続報は未確認 |
| YouTube活動 | 11月も投稿・配信履歴あり |
| 完治の公表 | 確認できず |
【プロの結論】小川泰平氏の闘病から読み取れる3つのポイント
今回の小川氏のケースには、健康管理や情報の受け止め方という観点から、見逃せないポイントがあります。
第一に、日常生活を送れていても、重大な病気が進行している可能性はあるということです。
小川氏は、がんが見つかる直前まで国内外の事件取材を続けていました。それでも、便秘や便の細さ、食欲低下、体重減少などの変化が重なっていたことが後から分かっています。
第二に、手術が成功しても治療が終わるとは限らないということです。
腫瘍の摘出後も再発予防を目的とした抗がん剤治療が計画され、ストーマの管理も必要でした。手術後の生活には、身体の回復だけでなく、長期的な治療計画への対応が伴います。
第三に、本人の発信は重要な情報源ですが、発信された日付を確認する必要があるということです。
10月17日の取材では抗がん剤治療中の副作用が報告され、10月25日には治療中止に関するライブ配信が公開されました。古い記事だけを読んで現在の治療状況を判断すると、実際の経過と食い違う可能性があります。
小川氏が事件取材で培ってきた情報発信の姿勢は、自身の病気を伝える場面にも表れています。病状を隠さず説明し、視聴者に検査の大切さを伝えていることには、大きな意味があります。
【小川泰平氏の病気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小川泰平氏の病気は何ですか?
A1:2026年7月に本人が公表した病気は、直腸がんです。診断時の病期はステージ3Cと報道されています。
Q2:小川泰平氏はいつ手術を受け、いつ退院しましたか?
A2:2026年8月5日に約7時間半の手術を受け、8月21日に退院しました。入院期間は23泊24日でした。
Q3:小川泰平氏は人工肛門を外しましたか?
A3:2026年11月5日時点で、人工肛門を外したという確かな続報は確認できません。9月の取材では、抗がん剤治療終了後に閉鎖する見通しを本人が説明していました。
Q4:抗がん剤治療はいつから始まりましたか?
A4:2026年10月1日です。当初は約24週間、8クールの治療が予定されていました。しかし、10月25日に本人のYouTubeで治療中止に関する配信が行われています。
Q5:抗がん剤治療の副作用は何がありましたか?
A5:本人は口内のしびれや腫れ、指の水ぶくれ、身体の動きにくさ、気力の低下などを報告しています。
Q6:小川泰平氏は現在、仕事に復帰していますか?
A6:11月初旬にもYouTubeチャンネルのライブ配信や動画投稿が確認できます。ただし、通常どおり現場取材やテレビ出演を行えるまで回復したかどうかは、別途確認が必要です。
Q7:小川泰平氏は大腸がんの初期症状として何を経験しましたか?
A7:便秘と下痢の繰り返し、便が細くなる変化、血便、食欲低下、約1年間で10kgの体重減少などを本人が明かしています。
まとめ:小川泰平氏の病気は現在も治療経過に注目が集まる
2026年11月5日時点で確認できる小川泰平氏の闘病経過を振り返ると、7月の直腸がんステージ3Cの公表から、8月5日の手術、8月21日の退院、10月1日の抗がん剤治療開始へと進んできました。
手術では大きな腫瘍やリンパ節などが切除されましたが、退院後もストーマを装着した生活が続き、抗がん剤治療による口内の腫れや指の水ぶくれなどの副作用にも直面しました。
加えて、10月25日には抗がん剤治療の中止に関するライブ配信が行われ、当初予定されていた約半年間の治療計画にも変化が生じています。
一方、11月に入ってからもYouTubeでの発信は続いています。
今後、特に注目されるのは、抗がん剤治療の新たな方針、ストーマの閉鎖時期、体力の回復、テレビや現場取材への本格復帰の4点です。
小川氏の経験は、大腸がんが必ずしも明確な痛みを伴って発見されるわけではないことも伝えています。国立がん研究センターは、40歳以上を対象とした年1回の便潜血検査を推奨しており、血便や便通の変化などがある場合は検診を待たずに医療機関を受診するよう案内しています。
自身の経験を発信し続ける小川泰平氏。今後の治療状況や活動再開についても、本人の発信と信頼できる報道を通じて見守っていきたいところです。
主な参考資料:よろず~ニュース(2026年7月30日・8月14日)、ORICON NEWS(2026年7月30日)、FRIDAYデジタル(2026年10月3日・10月17日)、Smart FLASH(2026年9月22日)、国立がん研究センター「がん情報サービス」。情報整理基準日:2026年11月5日。