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熱はないけど寒気がする原因は?感染症・低血糖の見分け方と受診目安を徹底解説

桐谷 宗吾 桐谷 宗吾 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
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熱はないのに体がゾクゾクする、布団に入っても寒気が止まらない、手足が冷えて震える。このような症状があると、「風邪の前兆なのだろうか」「インフルエンザや新型コロナに感染したのでは」と不安になる人も少なくありません。実際、寒気は感染症の初期に現れることがある一方、低血糖、甲状腺機能低下症、貧血、ストレス、自律神経の乱れなど、感染症以外の原因でも起こります。

2026年11月現在、感染症の動向にも注意が必要です。厚生労働省の令和8年度冬季「急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」によると、2026年の季節性インフルエンザは、感染症法が施行された1999年以来2番目に早い8月28日に流行入りが公表されました。熱がないからといって感染症を完全に否定することはできません。ここでは、寒気が起こる仕組みから原因別の見分け方、自宅でできる対処法、受診すべき診療科と緊急性の高い症状まで整理します。

【原因を解説】熱はないのに寒気がするのはなぜ?体温調節と感染症の関係

熱はないけど寒気がする

寒気とは、実際の室温にかかわらず、体が冷たく感じたり、震えたりする状態です。医学的には悪寒と呼ばれ、体温を一定に保とうとする仕組みと深く関係しています。

体温が上がる前に寒気が起こることがある

人間の体温は、脳の視床下部にある体温調節機能によって管理されています。感染症などで免疫反応が起こると、炎症に関係する物質の働きによって体温調節の設定温度が上がることがあります。

すると、体は現在の体温を設定温度より低いと判断し、熱を逃がさないように皮膚の血管を収縮させたり、筋肉を細かく動かしたりします。この筋肉の収縮が震えとなり、本人は強い寒気を感じます。

つまり、寒気が始まった時点では、まだ体温計の数値に発熱が反映されていない場合があるのです。最初に平熱だったとしても、その後に発熱する可能性があります。感染症の初期には、寒気だけが先に現れることもあります。

一方、寒気は必ずしも発熱を伴うわけではありません。感染症以外にも、血糖値の低下やホルモンの異常、心理的な緊張などによって、震えや冷感が起こることがあります。
(参考:MSDマニュアル家庭版、MedlinePlus)

感染症の初期症状として現れるケース

熱がない状態で寒気がする場合、まず確認したいのが感染症の兆候です。

インフルエンザでは、一般的に38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感などが比較的急速に現れます。ただし、発熱の程度には個人差があり、米国疾病予防管理センター(CDC)も、インフルエンザに感染していても発熱しない人がいると説明しています。

新型コロナウイルス感染症でも、悪寒や寒気が症状の一つとして挙げられています。咳、喉の痛み、鼻水、倦怠感、頭痛などが同時に現れることもあります。

また、呼吸器感染症だけでなく、尿路感染症や腎盂腎炎などでも悪寒が起こることがあります。排尿時の痛み、頻尿、背中や腰の痛みなどがあれば、尿路の感染症も考慮する必要があります。

2026年はインフルエンザの流行入りが例年より早かったこともあり、季節だけを理由に感染症の可能性を除外することはできません。症状の組み合わせや周囲の感染状況も確認しましょう。
(参考:厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」、CDC)

【原因別に比較】熱なしの寒気が止まらないときに考えられる6つの原因

寒気が続く場合は、感染症だけでなく、血糖値やホルモン、血液の状態、精神的な緊張なども確認する必要があります。

特に重要なのは、寒気が突然始まったのか、慢性的に体が冷えやすいのか、それとも特定の状況で繰り返されるのかという違いです。

原因別の症状と確認ポイント

考えられる原因 特徴的な症状 確認したいポイント
感染症 悪寒、倦怠感、筋肉痛、咳、喉の痛み 発症時期、周囲の感染者、呼吸器や尿路の症状
低血糖 冷や汗、手の震え、動悸、空腹感 食事の間隔、糖尿病治療薬、運動量
甲状腺機能低下症 慢性的な寒がり、疲労感、むくみ、体重増加 症状が長期間続いているか
ストレス・不安 震え、動悸、冷感、発汗、息苦しさ 緊張する場面や不安を感じる状況との関連
自律神経の乱れ 体温調節の不調、冷え、発汗、睡眠の乱れ 睡眠不足、生活リズム、疲労の蓄積
貧血・鉄欠乏 手足の冷え、疲労感、めまい、息切れ 顔色、月経量、食事、慢性的な倦怠感

1.低血糖による寒気と冷や汗

低血糖は、血液中のブドウ糖が不足した状態です。血糖値が下がると、体は血糖値を上げようとして交感神経を活性化させます。

その結果、冷や汗、手の震え、動悸、空腹感、不安感などが現れることがあります。人によっては、体がゾクゾクするような感覚を寒気として自覚します。

国立健康危機管理研究機構の糖尿病情報センターによると、一般に血糖値が70mg/dL以下になると体は血糖値を上げようと反応し、50mg/dL未満になると脳などの中枢神経に糖が不足する状態になります。

特に注意したいのは、インスリンや一部の血糖降下薬を使用している人です。食事量が少ない、食事時間が遅れた、運動量が多かった、空腹で運動したといった状況で低血糖が起こることがあります。

低血糖が進行すると、集中力の低下、意識の混乱、けいれん、昏睡につながることもあります。冷や汗と震えが同時に出ている場合は、単なる冷えと決めつけないでください。

なお、糖尿病の治療を受けていない人に起こる低血糖は、治療薬による低血糖とは事情が異なります。食事を抜いたという理由だけで低血糖と自己判断せず、繰り返す場合は医療機関で調べてもらいましょう。
(参考:国立健康危機管理研究機構・糖尿病情報センター、MSDマニュアル)

2.甲状腺機能低下症による慢性的な寒がり

甲状腺は、喉仏の下あたりにある臓器で、全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンを分泌しています。

甲状腺機能低下症になると、このホルモンの作用が不足し、体の代謝が低下します。その結果、以前より寒さに弱くなったり、室温が十分に高くても体が冷えたりすることがあります。

日本内分泌学会が一般向けに公開している解説では、甲状腺機能低下症の症状として、次のようなものが挙げられています。

  • 以前より寒がりになった
  • 疲れやすく、無気力になった
  • 顔や手足がむくみやすい
  • 体重が増加した
  • 便秘が続く
  • 動作が遅くなった
  • 記憶力が低下したように感じる

甲状腺機能低下症は、突然強い震えが起こるというより、長期間にわたって寒がりや疲労感が続く場合に考えたい病気です。

原因としては橋本病(慢性甲状腺炎)などがあります。血液検査で甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモン(TSH)を調べることで診断につながります。

寒がりに加えてむくみや体重増加、便秘などが重なっている場合は、内科や内分泌内科で相談してください。
(参考:日本内分泌学会「甲状腺機能低下症」)

3.ストレスや不安による悪寒・震え

精神的な緊張や強い不安も、体に寒気のような感覚を引き起こすことがあります。

人が強いストレスを受けると、交感神経が活発になり、アドレナリンなどの働きによって心拍数や発汗、筋肉の緊張などに変化が生じます。その際、手足が冷たくなったり、体が震えたりすることがあります。

パニック発作では、突然の動悸、発汗、震え、寒気、息苦しさ、めまいなどが同時に現れる場合があります。

米国のメイヨークリニックも、パニック発作の身体症状として寒気や震え、発汗、動悸などを挙げています。

例えば、仕事や人間関係で強い緊張を感じているとき、重要な予定の前、睡眠不足が続いているときなどに症状が出る場合は、精神的な負担との関連も考えられます。

ただし、ストレスがあるからといって、すべての寒気を心理的な問題に結びつけるのは適切ではありません。感染症や低血糖、心臓などの病気でも似た症状が起こるため、初めての強い症状や繰り返す症状は医師に相談しましょう。
(参考:Mayo Clinic「Panic attacks and panic disorder」)

4.自律神経の乱れによる体温調節の不調

自律神経は、体温、血圧、心拍、発汗などを無意識のうちに調整している神経系です。交感神経と副交感神経が状況に応じて働くことで、体内環境が保たれています。

睡眠不足、過労、不規則な食生活、精神的ストレスなどが重なると、自律神経の調整がうまくいかず、冷えや発汗、動悸などの身体症状が現れることがあります。

特徴としては、朝晩で体感温度が変わる、緊張したときに手足が冷たくなる、寝つきが悪い、疲れが取れないといった症状が重なることです。

ただし、「自律神経の乱れ」は寒気の原因を説明する一つの考え方であり、それだけで確定できる病名ではありません。繰り返す寒気については、ほかの病気を除外したうえで判断する必要があります。

5.貧血や鉄不足による体の冷え

貧血は、血液中のヘモグロビンが不足するなどして、全身に酸素を運ぶ能力が低下した状態です。

鉄欠乏性貧血では、疲労感、顔色の悪さ、めまい、動悸、息切れなどが現れます。また、手足が冷たく感じられることもあります。

特に月経量が多い人、食事の偏りがある人、慢性的な出血がある人などは、鉄不足に注意が必要です。

ただし、貧血による冷えと、感染症に伴う急激な悪寒は同じものではありません。貧血の場合は、慢性的な疲れやすさ、顔色、息切れなどの症状が判断材料になります。

血液検査では血算やヘモグロビン、必要に応じてフェリチンなどを調べます。鉄剤を自己判断で飲み始めるのではなく、原因を確認してから治療を進めることが大切です。
(参考:Mayo Clinic「Iron deficiency anemia」、MedlinePlus「Cold intolerance」)

【危険な寒気を見分ける】悪寒戦慄と通常の寒気はどう違う?

寒気があるときに特に注意したいのが、通常の悪寒と悪寒戦慄の違いです。

単に寒く感じる状態と、自分の意思では止められないほど激しく震える状態では、注意すべき度合いが異なります。

通常の寒気と悪寒戦慄の特徴

通常の寒気は、体がゾクゾクする、鳥肌が立つ、上着や毛布が欲しくなるといった状態です。室温を調整したり、衣服を重ねたりすると落ち着くこともあります。

一方、悪寒戦慄は、筋肉が激しく収縮して体がガタガタと震える状態です。歯がカチカチ鳴る、毛布をかけても震えが止まらない、手足だけでなく全身が大きく震えるといった特徴があります。

悪寒戦慄は、強い感染症や菌血症などに関連して現れる場合があります。特に全身状態が悪化しているときは、迅速な診察が必要です。

敗血症を疑うべき危険なサイン

見逃してはいけない病気の一つが敗血症です。

敗血症は、感染症に対する体の反応が制御できなくなり、臓器の機能障害につながる重篤な状態です。肺、尿路、皮膚、消化管などの感染症がきっかけになることがあります。

米国CDCが2026年8月に更新した敗血症の一般向け情報では、注意すべき症状として、強い寒気や震え、冷たく湿った皮膚、意識の混乱、激しい痛み、脈拍の異常、息切れなどが挙げられています。

重要なのは、敗血症では必ずしも高熱が出るとは限らないことです。高齢者などでは体温が上がらず、低体温になるケースもあります。

次の症状がある場合は、体温計の数値にかかわらず緊急性を考えてください。

  • 全身が激しく震え、寒気が止まらない
  • 呼吸が苦しい、息切れが急に強くなった
  • 意識がもうろうとする、会話がかみ合わない
  • 胸や背中に強い痛みがある
  • 顔色や唇の色が明らかに悪い
  • 冷や汗が出て、立っていられないほどの脱力がある
  • 急激に体調が悪化している

こうした症状が現れた場合は、自宅で様子を見るのではなく119番で救急車を呼んでください。特に意識障害や呼吸困難がある場合は、受診先を探すために時間を使わないことが大切です。
(参考:CDC「About Sepsis」、MSDマニュアル家庭版「敗血症および敗血症性ショック」)

【自宅でできる対処法】熱がない寒気を和らげる方法と体温の測り方

呼吸困難や意識障害などの危険な症状がなく、寒気が軽度の場合は、まず体を冷やさないようにしながら体調の変化を確認しましょう。

1.衣服や毛布で体を適度に温める

寒気があるときは、室温を調整し、上着や毛布を使って体を温めます。汗をかいて衣服が濡れている場合は、乾いた服に着替えるとよいでしょう。

ただし、必要以上に厚着をしたり、熱い風呂やサウナで急激に体を温めたりすることは避けてください。特に体調が悪いときは、無理な入浴によって脱水やふらつきが起こる可能性があります。

2.水分を補給して十分に休む

水や白湯、温かいスープなどを少しずつ飲み、安静に過ごします。発汗や食欲不振がある場合は、水分不足にも注意しましょう。

食事が取れる状態であれば、消化のよいものを無理のない範囲で食べてください。食事を長時間取っていない人や糖尿病治療中の人は、低血糖の可能性にも注意が必要です。

3.低血糖が疑われる場合は適切に対応する

糖尿病の治療中で、冷や汗、震え、動悸、空腹感などが現れた場合は、主治医から指導されている低血糖時の対応を行います。

血糖測定ができる場合は、血糖値を確認してください。低血糖と判断され、本人の意識がはっきりしていて安全に飲み込める場合は、指示に従ってブドウ糖などを摂取します。

一方、意識がはっきりしない人や飲み込めない人に、無理に飲食物を与えてはいけません。誤嚥や窒息の危険があります。国立健康危機管理研究機構の糖尿病情報センターも、重症低血糖で意識がはっきりしない場合には、救急車を呼んで医療機関へ搬送するよう案内しています。

4.体温を正しく測って経過を記録する

寒気があるときは、一度測定して終わりにするのではなく、その後の変化も確認しましょう。

おすすめなのは、次の項目を記録することです。

  • 寒気が始まった時刻
  • 測定した体温と測定時刻
  • 震えや冷や汗の有無
  • 咳、喉の痛み、鼻水などの症状
  • 食事や水分を取った時刻
  • 服用している薬や最近変更した薬
  • 症状が強くなる時間帯やきっかけ

脇で体温を測る場合は、脇の汗を拭き取り、体温計の先端を脇の中央に当てて、腕をしっかり閉じます。測定時間は体温計の説明書に従ってください。

また、飲食、入浴、運動、外出から戻った直後は体温が変動することがあります。テルモ体温研究所では、こうした行動の後は約30分間空けてから測定する方法を案内しています。

同じ体温計、同じ測定部位、なるべく同じ条件で測ると、経過を比較しやすくなります。寒気が強くなったときや、咳や倦怠感など新しい症状が現れたときにも再確認しましょう。
(参考:テルモ体温研究所「ワキでの検温方法」)

【受診の目安と診療科】寒気が続く場合は何科に行くべき?

熱がない寒気は、すべてが緊急の病気というわけではありません。しかし、症状が長引く場合や繰り返す場合には、原因を調べる必要があります。

すぐに受診・救急相談を検討したい症状

次のような場合は、早めに医療機関へ相談してください。

  • 寒気が何度も繰り返される
  • 厚着をしても震えが収まらない
  • 寒気に加えて強い倦怠感や脱力がある
  • 咳、喉の痛み、排尿時の痛みなどが出てきた
  • 食事や水分が十分に取れない
  • 症状が改善せず、日常生活に支障が出ている

特に高齢者、乳幼児、妊娠中の人、免疫機能が低下している人、糖尿病などの基礎疾患がある人は、症状が軽く見えても早めに相談することが望まれます。

一方、呼吸困難、意識障害、強い胸痛、けいれん、急激な全身状態の悪化などがある場合は、通常の外来受診を待たず119番で救急要請してください。

最初に相談するなら内科・総合診療科

原因がはっきりしない寒気の場合、最初の相談先は内科または総合診療科が基本です。

診察では、症状の始まり方、体温の推移、既往歴、服薬状況、食事内容などを確認します。必要に応じて血液検査、血糖測定、尿検査、感染症検査、甲状腺ホルモン検査などを行います。

原因がある程度絞られている場合は、次のような診療科も選択肢になります。

  • 内科・総合診療科:原因が分からない寒気、感染症、全身倦怠感など。
  • 内分泌内科:甲状腺機能低下症やホルモン異常が疑われる場合。
  • 糖尿病内科:血糖値の変動や低血糖を繰り返す場合。
  • 血液内科:貧血など血液疾患の精密検査が必要な場合。
  • 小児科:子どもに寒気や震えなどの症状が現れた場合。

最初から専門診療科を決める必要はありません。原因が分からない場合は、内科で全身状態を確認してもらい、必要に応じて専門科を紹介してもらう方法が現実的です。

夜間や休日に受診を迷ったら「#7119」も選択肢

夜間や休日に寒気が続き、救急車を呼ぶべきか、翌日の診察まで待てるか判断できない場合は、救急相談窓口を利用する方法があります。

総務省消防庁が案内する救急安心センター事業「#7119」では、急な病気やけがについて、医師、看護師、救急救命士などに相談できます。症状に応じた応急手当や受診先の案内を受けられ、緊急性が高い場合には119番への対応につながることもあります。

ただし、#7119は全国一律のサービスではなく、実施地域や利用時間が異なります。利用できる地域かどうかを事前に確認してください。明らかな緊急症状がある場合は、相談窓口を経由せず119番に連絡しましょう。
(参考:総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)ってナニ?」)

【プロの結論】寒気の原因は体温だけで判断しない

熱がない寒気を見極めるうえで、最も大切なのは体温計の数値だけに頼らないことです。

急に始まった寒気に咳や筋肉痛が伴うなら感染症、冷や汗や空腹感、手の震えが重なるなら低血糖、長期間の寒がりやむくみが続くなら甲状腺機能低下症など、症状の組み合わせによって確認すべき原因は変わります。

また、毛布をかけても止まらないほどの震えや、意識・呼吸・循環に異常がある場合は、単なる冷えと判断しないことが重要です。

「熱がないから大丈夫」ではなく、「寒気の強さ・始まり方・一緒に出ている症状・時間経過」を総合的に見ることが、適切な受診判断につながります。

【熱はないけど寒気がする】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:熱はないのに寒気がするのは風邪の前兆ですか?
A1:風邪やインフルエンザなどの感染症の初期症状である可能性があります。寒気が先に現れ、その後に発熱や喉の痛み、咳、倦怠感などが出ることもあります。ただし、低血糖やストレスなどでも起こるため、寒気だけで感染症とは断定できません。

Q2:熱がないのに寒気が止まらない場合、何の病気が考えられますか?
A2:感染症、低血糖、甲状腺機能低下症、貧血、ストレスや自律神経の不調などが考えられます。特に激しい震えや冷や汗、強い倦怠感がある場合は注意が必要です。症状が続いたり悪化したりする場合は医療機関を受診してください。

Q3:寒気だけある場合でもインフルエンザや新型コロナの検査は必要ですか?
A3:感染の可能性がある状況や、周囲に感染者がいる場合、ほかの症状が現れた場合には検査を検討する価値があります。インフルエンザも新型コロナも発熱がない場合があります。検査の適切な時期や方法については医療機関に相談しましょう。

Q4:熱なしの寒気は何科を受診すればよいですか?
A4:原因が分からない場合は内科または総合診療科が基本です。甲状腺機能の異常が疑われる場合は内分泌内科、低血糖を繰り返す場合は糖尿病内科なども選択肢になります。子どもは小児科に相談してください。

Q5:寒気があるときは体を温めても大丈夫ですか?
A5:軽い寒気で全身状態が安定している場合は、毛布や上着で適度に温め、温かい飲み物を取って休む方法が適しています。ただし、過度な厚着や熱い風呂での急激な加温は避けましょう。激しい震えや意識障害、呼吸困難などがある場合は保温だけで様子を見ず、緊急受診が必要です。

まとめ:熱がなくても寒気が続くときは原因と症状の変化を見極めよう

熱はないけど寒気がする場合、原因は一つではありません。感染症の初期症状だけでなく、低血糖、甲状腺機能低下症、ストレス、自律神経の乱れ、貧血など、さまざまな可能性があります。

特に覚えておきたいのは、次の3点です。

  • 寒気が先に現れる感染症もあり、平熱だけでは感染を否定できない。
  • 冷や汗や震え、慢性的な寒がり、疲労感など、同時に現れる症状から原因を考える。
  • 症状が続く場合は内科へ相談し、呼吸困難や意識障害などの危険な兆候があれば119番を利用する。

寒気が一時的なもので、保温や休息によって改善する場合もあります。しかし、何度も繰り返す、震えが強い、ほかの症状が加わるといった場合は、自己判断で放置しないことが大切です。

2026年はインフルエンザの流行入りが例年より早く、感染症への注意も必要な状況です。体温の数字だけではなく、体全体の変化を観察し、必要なタイミングで医療機関に相談しましょう。

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