2026年11月現在、日産の高級車は大きな転換期を迎えている。かつて国内の高級車市場を支えたシーマ、フーガ、プレジデントはすでに姿を消した一方、エルグランド、アリア、スカイラインが、それぞれ異なる方向から日産の上級車市場を担っている。特に2026年7月16日に発売された新型エルグランドは、第3世代e-POWERと進化したe-4ORCEを採用し、プレミアムミニバンとして新たな存在感を示している。
気になるのは、現在の日産で最も高級な車は何なのか、エルグランドVIPはいくらなのか、アリアやスカイラインは高級車としてどの程度の実力を持つのかという点だ。加えて、シーマとフーガの違いや生産終了の背景、中古車で歴代フラッグシップを購入する際の注意点も知っておきたい。2026年の最新価格と公式発表、歴代モデルの記録をもとに、日産高級車の現在地を整理する。
【2026年最新】日産の高級車ランキング!現行モデルの注目3車種

日産には、メルセデス・ベンツのSクラスやレクサスLSのような大型高級セダンが現行ラインアップとして存在するわけではない。しかし、車格、装備、価格、走行性能、室内の快適性を基準にすれば、高級車として検討できるモデルは複数ある。
ここでは、2026年の新車市場における上級モデルを、用途と商品性を基準に独自に評価する。
1位:日産エルグランドVIP|後席の快適性を追求した最高級ミニバン
2026年の日産高級車を代表する存在が、新型エルグランドとその特別仕様車VIPだ。
新型エルグランドは2026年7月16日に発売。日産独自の第3世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術e-4ORCEを採用し、従来のミニバンとは異なる電動車らしい滑らかな走行感覚を追求している。
VIPはG e-4ORCEをベースにした上級仕様で、7人乗り。車両本体価格は869万8,800円(税込)となる。
注目したいのは、単純な豪華装備だけではない。
- 第3世代e-POWERによる100%モーター駆動
- e-4ORCEによる前後モーターの駆動力制御
- 静粛性を高めた室内構造
- 14.3インチの統合型インターフェースディスプレイ
- 上質な内装素材と後席の快適性
新型エルグランドは、後席に人を乗せる機会が多い経営者、役員、家族旅行を重視するユーザーに適したモデルだ。
特にVIPは、一般的なファミリー向けミニバンよりも、乗員をもてなすための移動空間という性格が強い。
2位:日産アリア|電動化時代の日産プレミアムSUV
アリアは、日産の電動化技術と上質なデザインを組み合わせたクロスオーバーSUVだ。
ガソリンエンジンを搭載する従来型セダンとは異なり、EVならではの静粛性とモーターによる力強い加速を特徴とする。
2026年のラインアップでは、B6、B9、e-4ORCE、NISMOなど複数の仕様が設定されている。
特に注目されるのはB9だ。91kWhの駆動用バッテリーを搭載し、2WDモデルの一充電走行距離は19インチタイヤ装着車で640km(WLTCモード)となっている。
また、上級スポーツ仕様のアリアNISMOは、専用チューニングを施したe-4ORCEを採用する。
アリアの魅力は、派手な外観よりも、移動中の静けさや滑らかな加速、先進的な車内空間にある。
一方で、EVである以上、自宅充電の環境や長距離移動時の充電計画は購入前に検討したい。航続距離も気温、速度、エアコン使用などによって変化する。
3位:日産スカイライン|伝統と走行性能を重視する高級スポーツセダン
高級セダンとしての伝統と走る楽しさを求めるなら、スカイラインは外せない。
現行スカイラインは、上質な内装、長距離移動に適した車体、力強いエンジン性能を組み合わせたスポーツセダンだ。
特に400Rは、3.0L V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力400馬力を誇る。
また、2025年10月27日に発表された400R Limitedは、400台限定の特別仕様車として登場した。専用タイヤやサスペンションの設定変更、カーボンパーツなどによって、走行性能と特別感を高めている。
ただし、2026年現在の公式カタログでは、一部グレードやボディカラーなどの新規注文受付終了が案内されている。掲載されていることと、希望する仕様を新車注文できることは同じではない。
3車種のランキング評価
| 順位・車種 | 高級車としての特徴 | 主なおすすめユーザー |
|---|---|---|
| 1位 エルグランドVIP | 後席の快適性、上質な移動空間 | 役員送迎、家族旅行 |
| 2位 アリア | EVの静粛性、先進装備 | 電動車志向、都市部のユーザー |
| 3位 スカイライン400R | 高出力エンジン、走行性能 | 運転好き、スポーツセダン志向 |
この順位は日産の公式ランキングではなく、車格、価格、装備、用途を踏まえた編集上の評価である。
3車種は同じ高級車でも性格が異なる。後席の豪華さならエルグランドVIP、電動化と快適性ならアリア、運転する楽しさならスカイラインが有力となる。
【新車価格を徹底比較】エルグランドVIP・アリア・スカイラインはいくら?
日産の高級車を比較するとき、重要なのが車両本体価格と実際の購入費用を分けて考えることだ。
2026年のメーカー希望小売価格を基準にすると、各モデルの価格帯には明確な違いがある。
エルグランドの価格
新型エルグランドの基本グレードは以下のとおり。
- X e-4ORCE:689万7,000円
- G e-4ORCE:757万9,000円
- VIP e-4ORCE:869万8,800円
VIPは標準モデルのG e-4ORCEをベースにした特別仕様車だ。
標準車よりも上質な移動空間を求める人に適しているが、869万円を超える価格になるため、オプションや諸費用を含めた総額で判断したい。
アリアの価格
アリアの2026年の主なメーカー希望小売価格は次のとおり。
| グレード | 車両本体価格(税込) |
|---|---|
| B6 | 667万5,900円 |
| B6 e-4ORCE | 728万900円 |
| B9 | 746万7,900円 |
| B9 e-4ORCE | 807万2,900円 |
| NISMO B6 e-4ORCE | 849万8,600円 |
| NISMO B9 e-4ORCE | 951万600円 |
2026年1月29日には、日産がアリアNISMOのマイナーチェンジモデルの価格を発表した。発売日は同年3月19日とされ、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムなどが採用されている。
国のCEV補助金については対象グレードや予算の残額によって受給条件が変わるため、購入時点での確認が必要だ。
スカイラインの価格
スカイラインの主な価格は以下のとおり。
- GT Type P:544万2,800円
- GT Type SP:572万3,300円
- 400R:649万5,500円
- 400R Limited:693万5,500円
GT Type PとGT Type SPは快適性や装備を重視するユーザーに向いている。400Rは400馬力のエンジンを活用した走行性能が大きな魅力だ。
ただし、400R Limitedは400台限定車であり、通常の量販グレードと同じように購入できるわけではない。
新車価格の比較で見落としたくないポイント
車両本体価格だけで比較すると、アリアNISMO B9が951万600円で最も高額となる。
一方、後席の快適性や送迎用途を含めて考えると、エルグランドVIPの869万8,800円には別の価値がある。
つまり、最も高い車が最も自分に合った高級車とは限らない。
価格だけでなく、乗車人数、走行距離、運転する頻度、後席の使用状況まで考慮することが大切だ。
【歴代高級セダンの系譜】シーマ・フーガ・プレジデントは何が違った?
日産の高級車を語るうえで欠かせないのが、シーマ、フーガ、プレジデントの存在だ。
現在はいずれも新車販売を終了しているが、それぞれが異なる役割を持ち、日本の高級車文化を形成してきた。
シーマ|日産の高級セダンを象徴する存在
シーマが初めて登場したのは1988年1月。
初代モデルは、それまでの高級車のイメージを変えるスタイリッシュな3ナンバー専用車として登場した。
当時の3.0L V6ターボエンジンは255PSを発揮し、力強い走りと上質な車内空間を両立させていた。
日産公式のシーマ・ヒストリーでは、歴代モデルについて次のように整理されている。
- 初代:1988~1991年
- 2代目:1991~1996年
- 3代目:1996~2001年
- 4代目:2001~2010年
その後、2012年5月に5代目となるHGY51型が登場した。
最終モデルはハイブリッドシステムを搭載し、上級セダンとしての静粛性や後席の快適性を追求した。
しかし、シーマも2022年8月に販売終了となった。
フーガ|運転する楽しさも重視した上級セダン
フーガは、日産の高級セダンの中でも、走行性能と快適性のバランスを重視したモデルだった。
2004年に初代が登場し、2009年には2代目Y51型へ移行。ガソリン車とハイブリッド車を展開し、上級セダンを求める幅広い層に向けて販売された。
フーガの特徴は、後席の快適性だけでなく、ドライバー自身が運転を楽しめることにもあった。
ただし、2022年8月に販売終了。日産の公式FAQにもY51型およびHY51型の販売終了時期が記録されている。
プレジデント|国産ショーファーカーの歴史を築いた最高級車
プレジデントは、1965年に登場した日産の最高級乗用車だ。
車名には「大統領」「総裁」「会長」という意味が込められている。
初代モデルは、当時の高級大型車としてV8エンジンを搭載。後席用クーラーやパワーステアリングなど、快適性を追求した装備を採用していた。
歴代モデルは4世代にわたり、最後のPF50型は2003年10月に登場。2010年6月に販売を終了した。
プレジデントの本質は、自分で運転するための高級車というより、後席に乗る人のためのショーファーカーだったことにある。
歴代モデルと現行モデルの関係を整理
日産の高級車の系譜を整理すると、次のようになる。
| 車種・モデル | 主な時期・価格 | 特徴・位置付け |
|---|---|---|
| プレジデント | 1965~2010年 | 日産の最高級ショーファーカー |
| シーマ | 1988~2022年 | 伝統的な高級フラッグシップセダン |
| フーガ | 2004~2022年 | 走行性能と快適性を両立した上級セダン |
| エルグランドVIP | 2026年・869万8,800円 | 現代の日産を代表する上級ミニバン |
| アリア | 2026年・667万5,900円~ | 電動化時代のプレミアムSUV |
| スカイライン | 2026年・544万2,800円~ | 走行性能を重視した上級スポーツセダン |
この変化から見えてくるのは、日産の高級車が大型セダン中心の構成から、ミニバンや電気自動車を含む多様な商品構成へ移行していることだ。
かつてプレジデントやシーマが担ったフラッグシップの役割は、現在では単一のセダンに集約されていない。
【なぜ生産終了した?】シーマとフーガの違い、日産高級セダンの現在
歴代高級セダンを調べていると、必ず出てくる疑問がある。
「なぜ日産はシーマやフーガを生産終了したのか」という問題だ。
フーガの生産終了理由は?
フーガの販売終了時期は2022年8月。
ただし、日産の公式FAQで確認できるのはモデルの販売終了時期であり、単一の理由を公式に発表したものではない。
背景として考えられるのは、国内高級車市場の構造変化だ。
かつて大型セダンは、企業役員や経営者、富裕層の定番だった。しかし、消費者の選択肢が広がり、SUVや高級ミニバンの存在感が増したことで、大型セダンだけに需要が集中する市場ではなくなった。
加えて、電動化や運転支援技術への投資が求められる中、各メーカーは商品構成や開発資源の見直しを進めている。
フーガの終了も、こうした市場環境の変化と合わせて理解する必要がある。
シーマとフーガの違いは?
両車は同じ高級セダンでも、商品としての方向性が異なっていた。
シーマは後席の快適性とフラッグシップとしての格式を重視したモデル。
一方、フーガは運転する楽しさと上級セダンとしての快適性を両立させたモデルだった。
シーマは2012年の復活後、ハイブリッドを採用した上級モデルとして位置付けられた。
フーガには複数のエンジン仕様があり、スポーティーな走行性能を求めるユーザーにも選択肢が用意されていた。
簡潔にいえば、シーマは「後席を含めた最上級の移動空間」、フーガは「自分でも運転を楽しめる上級セダン」という違いがある。
インフィニティの高級車は日本で買える?
日産の高級車を調べると、インフィニティというブランドも目にする。
インフィニティは日産が海外で展開する高級車ブランドで、北米をはじめとする複数の地域で販売されている。
ただし、日産公式FAQによると、2026年時点で日本国内ではインフィニティブランドの車種は販売されていない。
つまり、海外で販売されているインフィニティの車種が、そのまま日本の日産ディーラーで新車購入できるわけではない。
日本国内で日産の上級車を探す場合は、エルグランドVIPやアリア、スカイラインなど、日産ブランドのモデルを中心に検討することになる。
【中古車で選ぶ日産高級車】シーマ・フーガの相場と購入時の注意点
新車販売が終了したシーマやフーガ、プレジデントは、中古車市場で購入できる。
新車価格では手が届かなかった高級セダンを、比較的手頃な予算で所有できるのは中古車ならではの魅力だ。
シーマの中古車相場
2026年9月に確認された中古車掲載情報では、シーマの掲載価格はおおむね以下の範囲だった。
- シーマ全体:約33万~469万3,000円
- F50系:約42万~298万円
- HGY51系:約49万8,000~469万3,000円
特にHGY51型は、最終世代のハイブリッドモデルとして注目される。
ただし、これらは中古車販売サイトの掲載価格であり、実際の成約価格を示すものではない。
フーガの中古車相場
2026年11月時点の中古車掲載情報では、フーガの価格帯は約24万9,000~498万円、平均掲載価格は約117万5,000円となっている。
年式や走行距離、グレードによる価格差が大きい。
特にハイブリッドモデルや上級グレードは、車両状態によって価格が変動する。
中古車で失敗しないための5つの確認事項
中古高級車は、購入時の価格が安くても維持費が安いとは限らない。
購入前には次の点を確認したい。
1. 整備記録簿: 定期点検や消耗品交換の履歴を確認する。
2. ハイブリッドシステム: 駆動用バッテリーや関連部品の状態を確認する。
3. 足回り: サスペンションやブッシュ類の劣化を確認する。
4. 電装系: エアコン、ナビ、電動シート、各種センサーの動作を確認する。
5. 保証と修理費: 部品の供給状況や保証範囲を確認する。
特にシーマやフーガのような大型高級セダンは、足回りや電装系の修理費が一般的なコンパクトカーより高額になる可能性がある。
安さだけで選ぶのではなく、購入後の整備費用まで含めた予算を考えることが重要だ。
どの歴代高級車を選ぶべきか
- 後席の豪華さと静粛性を重視するならシーマ。
- 自分で運転する楽しさも求めるならフーガ。
- 国産最高級ショーファーカーの歴史や存在感を重視するならプレジデント。
プレジデントは特に年式が古くなるため、購入後の部品調達や専門整備工場の確保も重要になる。
【プロの結論】2026年の日産高級車は用途で選ぶ時代へ
2026年の日産高級車を考えるうえで、最も大きな変化は高級車の定義そのものが広がったことだ。
以前は、排気量の大きなエンジン、長いボディ、豪華な後席を備えた大型セダンが高級車の象徴だった。
現在は、それだけではない。
静かなEV、電動モーターによる滑らかな走行、先進運転支援、後席の居住性、車内のデジタル機能なども、上級車を評価する重要な要素になっている。
目的別のおすすめモデル
| 購入目的 | おすすめ | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 役員送迎・後席重視 | エルグランドVIP | 7人乗りの上級ミニバン |
| 家族旅行・長距離移動 | エルグランド | 広い室内と快適装備 |
| EV・先進技術重視 | アリアB9 | 長い航続距離と静粛性 |
| スポーティーな走り | スカイライン400R | 400馬力のV6ターボ |
| 予算を抑えた高級セダン | 中古フーガ | 比較的幅広い中古車価格帯 |
| 伝統的な高級車の所有 | 中古シーマ | 日産のフラッグシップセダンの系譜 |
特に重要なのは、購入目的と車の性格を一致させることだ。
高級車を求めているからといって、必ずしも最も高額なグレードを選ぶ必要はない。後席に人を乗せる機会が少ないなら、エルグランドVIPよりアリアやスカイラインの方が満足度が高くなる可能性もある。
反対に、後席で過ごす時間が長いユーザーにとっては、走行性能よりも乗降性や室内の広さ、シートの快適性が優先される。
2026年11月4日には、新型エルグランドが2026-2027日本自動車殿堂カーオブザイヤーを受賞した。評価理由には、電動技術による運転の楽しさと快適性の両立、第3世代e-POWER、4輪駆動力制御の高度な最適化などが挙げられている。
新型エルグランドが日産の上級車戦略を象徴する存在として評価されたことは、現在の高級車市場の変化を考えるうえでも興味深い動きだ。
【日産高級車】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、日産で最も高級な車は何ですか?
日産の現行モデルで高価格帯の代表例は、アリアNISMO B9 e-4ORCE(951万600円)とエルグランドVIP e-4ORCE(869万8,800円)です。後席の豪華さならエルグランドVIP、EVの先進性ならアリアNISMOが有力です。
Q2:日産エルグランドVIPの新車価格はいくらですか?
2026年の新型エルグランドVIP e-4ORCEのメーカー希望小売価格は869万8,800円(税込)です。オプション、登録諸費用、保険料などは別途必要です。
Q3:日産アリアの評判はどうですか?
アリアは静粛性、滑らかな加速、先進的な内装が評価のポイントです。一方、充電環境や長距離移動時の充電計画は購入前に検討したい点です。B9の航続距離は19インチタイヤ装着車で640km(WLTCモード)です。
Q4:シーマとフーガはどちらが高級車ですか?
どちらも日産の上級セダンですが、シーマはフラッグシップとして後席の快適性や格式を重視し、フーガは運転性能と快適性のバランスを重視していました。単純な上下関係だけでなく、設計思想の違いで選ぶのが適切です。
Q5:日産フーガはなぜ生産終了したのですか?
フーガは2022年8月に販売終了しました。公式FAQでは終了時期が確認できますが、特定の単一理由が公式に示されているわけではありません。大型セダン市場の変化や商品構成の見直しなど、複数の背景から理解する必要があります。
Q6:インフィニティの高級車は日本で購入できますか?
インフィニティは日産の海外向け高級車ブランドですが、2026年時点で日本国内では同ブランドの新車を販売していません。海外仕様を検討する場合は、輸入や整備、保証などの条件も確認する必要があります。
Q7:中古のシーマやフーガを購入しても大丈夫ですか?
整備履歴や車両状態が良好であれば、魅力的な選択肢になります。ただし、ハイブリッドシステム、足回り、電装系などの点検は欠かせません。購入価格だけでなく、維持費や修理費も含めて判断してください。
まとめ:日産高級車は伝統のセダンから電動プレミアムへ
2026年の日産高級車は、歴代のシーマやフーガが築いた大型高級セダンの伝統を引き継ぎながら、新しい方向へ進んでいる。
現行モデルで特に注目したいのは、869万8,800円のエルグランドVIP、EVとしての完成度を追求するアリア、そして走行性能にこだわるスカイラインだ。
一方、シーマやフーガ、プレジデントも中古車市場では今なお魅力的な選択肢である。新車では手に入らない独自の個性や、かつてのフラッグシップならではの存在感を味わえる。
後席の快適性ならエルグランドVIP、電動化と先進性ならアリア、走りならスカイライン、伝統的な高級セダンならシーマやフーガの中古車。
この基準を持って比較すれば、価格やブランドイメージだけに左右されず、自分に合った日産の高級車を選びやすくなる。
2026年11月に日本自動車殿堂のカーオブザイヤーを受賞した新型エルグランドは、日産が目指す次世代のプレミアムカー像を示す存在でもある。今後の日産が、かつてのシーマやプレジデントのような新しいフラッグシップセダンを復活させるのか、それとも電動ミニバンやSUVを中心に高級車戦略を進めるのか。その動向にも注目したい。
主な情報源:日産自動車公式ニュースリリース、日産公式車種カタログ、日産モータースポーツ&カスタマイズ公式価格情報、日産公式FAQ、日産ヘリテージコレクション、日本自動車殿堂、中古車情報掲載データ。