松丸亮吾さんは、1995年12月19日生まれ。麻布中学校・高等学校を経て東京大学に進学しました。大学では工学部に在籍し、勉強だけでなく、謎解きの制作活動にも力を注いでいました。
大学入学後、松丸さんが参加したのが、東京大学の学生を中心とする謎解き制作集団「AnotherVision」です。
AnotherVisionとはどんな団体?
AnotherVisionは、2012年10月に設立された東京大学の学生を中心とする謎解き制作集団です。
参加者自身が主人公となり、さまざまな謎を解きながらゲームクリアを目指す体験型イベントを制作しています。
松丸さんは大学2年生のとき、当時の代表から後任を打診され、2代目代表に就任しました。
2026年現在もAnotherVisionは活動を続けており、学園祭での公演や企業とのコラボレーション、テレビ番組への問題提供など、活動領域を広げています。
東大生という立場が謎解きの仕事につながった
松丸さんは2026年10月公開の日本FP協会のインタビューで、大学入学後の生活について振り返っています。
入学してすぐに入った謎解きサークルが楽しくて、週1回だった活動が「毎日」となり、文化祭の時期は徹夜でイベント準備をして……大学生活は“謎解き一色”でしたね。
当初から謎解きを職業にしようと決めていたわけではありません。インタビューによると、子どもの頃からゲームが好きだった松丸さんは、当初ゲームクリエイターを志望していました。
しかし、ゲーム業界の関係者に進路を相談した際、自分がすでに持っている謎解きの才能を事業にしたほうがよいのではないかと助言されたそうです。
芸能界やスタートアップ業界の先輩たちからも起業を勧められ、進路を考え直すことになりました。
ここで重要なのは、東大在学中の活動が単なるサークル活動にとどまらなかった点です。
企画を考え、イベントを制作し、参加者に体験してもらう。この一連の活動が、後のRIDDLERの事業につながる実践的な経験になっていきました。
【東大中退の理由】休学から起業、2025年3月の決断まで

松丸亮吾さんが東大を中退した理由は、大学での勉強を単純に諦めたからではありません。
本人が2025年3月20日の発表で説明したのは、謎解きを文化として広めるため、経営者としての活動に人生を懸けるという決断でした。
2019年に休学してRIDDLERを設立
松丸さんは大学在学中、謎解きに熱中するあまり、取得単位がぎりぎりになり、留年することになったと2026年のインタビューで明かしています。
そして2019年3月5日、RIDDLER株式会社を設立しました。
本人によれば、起業を決めたのは、仮に2〜3年挑戦してうまくいかなかったとしても、自身のキャリア形成に役立つという確信があったからです。
2019年には大学を休学し、会社の経営と謎解きの仕事に力を注ぐようになりました。
東大の休学期間は約6年間
2019年の休学から2025年3月の中退発表までを数えると、休学期間はおよそ6年間です。
この期間、松丸さんは大学に戻る可能性を残しながら、会社を成長させていきました。
ただし、休学中に何もしていなかったわけではありません。テレビ出演、書籍の監修、謎解きイベントの制作、企業との共同企画など、活動の幅は広がっていました。
2026年10月のインタビューでも、休学の期限が近づいたことで大学に復帰するか、中退するかという選択を迫られたと説明しています。
2025年3月20日に中退を正式発表
2025年3月20日、松丸さんは自身のXで東京大学を中退すると発表しました。
その際に伝えたのが、次の言葉です。
「『謎解きを文化にする』という夢を叶えるため」
「中途半端な状態を続けるのも違うと思い、ここでしっかりと区切りをつけることにしました」
本人の説明によれば、RIDDLERは設立から7年目に入り、2023年には脱出ゲームの世界大会で優勝しました。
こうした実績を通して、自分の人生で最も好きなものは謎解きだと改めて認識したといいます。
加えて、卒業まで残り1年という状況もあり、相当悩んだことを明かしています。
父親からは「一度きりの人生、やりたいことが見つかったならそこに時間を使いなさい」と背中を押されたそうです。
最終的には自分自身で考え抜いた決断であり、本人は中退を後悔していないと伝えました。
【経歴・年表】松丸亮吾の学歴とRIDDLERの歩みを整理
ここまでの経緯を、学歴と仕事の両面から整理します。
| 時期 | 学歴・活動 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1995年 | 誕生 | 千葉県生まれ |
| 中学・高校時代 | 麻布中学校・高等学校 | 中高一貫校で学ぶ |
| 大学入学後 | 東京大学 | 工学部に進学 |
| 大学2年生 | AnotherVision | 2代目代表に就任 |
| 2019年3月5日 | RIDDLER設立 | 休学して起業に注力 |
| 2023年 | 世界大会 | ER Champ 2023で日本チームが優勝 |
| 2024年 | 事業拡大 | リドラの謎解きスタジオ池袋店をオープン |
| 2025年3月20日 | 東大中退発表 | RIDDLERの経営に専念すると公表 |
| 2026年 | クリエイター・経営者 | ポケモン関連の大型謎解き企画などを展開 |
松丸亮吾の最終学歴は東大卒ではなく中退
学歴について混同しやすいのが、「東京大学に入学したこと」と「東京大学を卒業したこと」の違いです。
松丸さんは東京大学に在籍していましたが、卒業に必要な課程を修了する前に中退しています。
そのため、最終学歴を表現する場合は、次のように整理できます。
- 出身高校:麻布高等学校
- 大学:東京大学工学部に進学
- 大学の卒業資格:取得していない
- 最終学歴:高校卒業(大学中退)
東大に合格した経歴と、東大卒という学歴は同じではありません。
中退は、卒業証書や学士号を取得したことを意味しないため、プロフィールなどで「東大卒」と紹介するのは正確ではありません。
一方、東大在学中に身につけた知識やAnotherVisionでの経験、そこで築いた人脈まで失われるわけではありません。
大学を卒業していないことと、大学で学んだ経験がないことは別問題です。
【RIDDLER株式会社】松丸亮吾が起業した理由と世界大会優勝の実績
松丸さんの東大中退を理解するうえで欠かせないのが、RIDDLER株式会社の存在です。
同社は、単にテレビ番組に問題を提供する制作会社ではありません。謎解きをエンターテインメント、教育、コミュニティの3領域に広げる事業を展開しています。
RIDDLER株式会社の基本情報
公式会社概要によると、会社の設立日は2019年3月5日。代表取締役は松丸亮吾さんです。
企業理念として掲げているのは、考えることが楽しくなる「ひらめき体験」を生み出すことです。
具体的な事業領域は次の3つです。
1. エンターテインメント
謎解きイベントや体験型ゲーム、企業とのコラボレーションなどを手がけています。
参加者が受け身でコンテンツを見るだけではなく、自分自身で考えて答えを導き出す体験を提供する点が特徴です。
2. 教育
謎解きを通して、子どもたちが考えることを楽しめる学習体験を展開しています。
2023年には、ひらめき学習プログラム「リドラボ」を開発。知識を覚えるだけではなく、自分で考えて答えを導くプロセスを重視しています。
3. コミュニティ
謎解きを通じて人と人が交流できる機会を創出する領域です。
イベントや施設を通じ、謎解きを一時的なブームではなく、継続的に楽しめる文化として定着させることを目指しています。
2023年の脱出ゲーム世界大会優勝が大きな転機に
松丸さんが東大中退を決断する背景には、2023年の世界大会での実績もありました。
大会名は「ER Champ 2023」。ポーランドのヴロツワフで開催された脱出ゲームの国際大会です。
大会公式記録によると、オンライン予選には1,692人、532チームが参加。上位10チームが現地決勝に進みました。
優勝したのは日本の「Riddler Sukiyaki」です。フランスのLes Wyrdsが2位、アメリカの6 Keysが3位となりました。
この実績は、松丸さんが謎解きを制作するだけでなく、プレイヤーとしても世界の舞台で結果を残したことを示しています。
本人も2025年の中退発表で、この世界大会の優勝を挙げ、自分が本当に好きなものを再認識したと説明しています。
つまり、東大中退は突然の思いつきではなく、大学在学中から積み重ねてきた事業と実績を踏まえた決断だったのです。
【東大生の肩書きを外した理由】学歴より実績を重視する働き方へ
松丸亮吾さんの東大中退発表で、もう一つ注目されたのが「東大生」という肩書きについての発言です。
スポニチの2025年3月21日の報道によると、松丸さんは実は約3年前から、テレビやメディアで「東大」という肩書きをほとんど使わないように依頼していたと明かしました。
その理由として挙げたのが、経歴に依存する仕事への疑問です。
「経歴に依存する仕事をしても未来はないなと思い」
この考え方には、クリエイターとしての仕事観が表れています。
東大というブランドを使わなくても評価される存在になりたい
テレビ番組で「東大生」という肩書きが紹介されれば、視聴者は出演者の知的能力や学歴に注目します。
しかし、謎解きの仕事では、実際にどのような問題を作り、どれほど面白い体験を生み出せるかが問われます。
松丸さんは、大学名による評価から離れ、自身の創作物や仕事の成果で評価される方向を選びました。
2026年10月の日本FP協会のインタビューでも、仕事を続ける中で、謎解きのクリエイティブな実績のほうが「東大卒」という肩書きより自分のアイデンティティになっていると語っています。
東大中退は学歴を否定することではない
ここで誤解してはいけないのは、松丸さんが東大に入ったことや大学で学んだ経験そのものを否定しているわけではないという点です。
本人は中退発表の中で、東大を中退しても自分の中身は変わらないと伝えています。
大学での学びやAnotherVisionでの経験は、現在の仕事の基礎になっています。
その一方で、大学を卒業すること自体を人生の最優先事項にはしなかったということです。
これは、学歴を持つことと、自分の専門分野で実績を積むことを切り分けた選択として見ることができます。
【2026年最新】松丸亮吾の現在は?RIDDLERと謎解きの活動
2026年11月現在、松丸さんは謎解きクリエイターとしての活動を続けながら、RIDDLER株式会社の代表取締役を務めています。
東大を中退したことで活動を縮小したわけではなく、むしろ謎解きを企業や地域、教育分野に広げる仕事を続けています。
2026年の注目企画はポケモンとの大型コラボ
2026年の活動で注目されるのが、三井不動産とポケモン関連の企画です。
「伝説のポケモンと出会う レジェンドリサーチ in日本橋&八重洲」は、2026年9月9日から11月29日まで開催されているイベントです。
日本橋・八重洲エリアを舞台に、100匹以上のポケモンが登場する街歩き型の企画で、謎解き部分の制作をRIDDLERが担当しています。
三井不動産の公式発表によると、伝説のポケモンを含む19匹の立像も設置され、街を巡りながら謎を解く体験が用意されています。
2026年10月には、松丸さん自身がこの企画についてインタビューに応じています。
ポケモンを知らない人も長年のファンも楽しめるように、仕掛けやヒントを工夫したと説明。歴代作品をプレイし直すなど、制作に向けた準備にも時間をかけたそうです。
この仕事からも、松丸さんがテレビ出演だけに活動を限定せず、IPコンテンツや街づくりと謎解きを組み合わせた企画に取り組んでいることが分かります。
2026年10月のインタビューで語ったAI時代の思考力
2026年10月9日公開の日本FP協会のインタビュー後編では、AI時代に必要な思考力や挑戦する姿勢について語っています。
松丸さんが代表を務めるRIDDLERの企業理念は、最高の「ひらめき体験」を生み出し、考えることを誰もが好きになれる世界をつくることです。
AIが情報を整理し、答えを提示できる時代だからこそ、自分で考え、仮説を立て、解決策を見つける経験には意味があります。
松丸さんが謎解きを教育分野にも広げているのは、娯楽としての面白さだけでなく、考えるプロセスそのものに価値を見いだしているからでしょう。
2026年現在の活動をどう見るべきか
現在の松丸さんを理解するうえでは、テレビタレントという一つの肩書きだけでは不十分です。
- 謎解きクリエイターとして問題や体験を制作する
- RIDDLER株式会社の代表として事業を運営する
- 教育分野で思考力を育てるコンテンツを開発する
- 企業や人気コンテンツと協力した大型企画を手がける
- 脱出ゲームのプレイヤーとしても世界大会で実績を残す
これらを横断して活動していることが、2026年現在の松丸さんの特徴です。
【プロの結論】松丸亮吾の東大中退から分かるキャリア選択の本質
松丸亮吾さんの東大中退は、学歴を捨てたという単純な話ではありません。
重要なのは、大学在学中に自分の得意分野を見つけ、起業し、実際に事業を成長させたうえで、卒業よりも仕事への集中を選んだことです。
一般的には、東京大学に合格したのであれば卒業まで目指すべきだという考え方もあります。実際、松丸さん自身も「1年戻れば卒業できるのに」と悩んだことを明かしています。
しかし、卒業資格を得ることと、自分の人生で何を成し遂げたいかは別の問題です。
松丸亮吾の決断から学べる3つのポイント
1. 好きなことを仕事にするには実績が必要
松丸さんは、大学を辞める前からAnotherVisionでの活動、RIDDLERの設立、世界大会での優勝など、具体的な実績を積み重ねていました。
好きという気持ちだけで進路を変えたわけではありません。
2. 肩書きよりも継続して生み出す価値が大切
東大生という肩書きを使わなくなったことも、クリエイターとして自分の成果を重視する姿勢の表れです。
大学名だけでなく、どのような仕事をして何を生み出しているのかが評価につながるという考え方です。
3. 進路の選択は本人の目標と状況によって異なる
松丸さんのように起業が軌道に乗っているケースと、まだ具体的な事業や収入の見通しがないケースでは、大学を中退するリスクも異なります。
そのため、松丸さんの選択を誰にでも当てはまる成功法則として考えるべきではありません。
むしろ、大学に残るメリットと、別の道に進むメリットを具体的に比較することが大切です。
【松丸亮吾の東大に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:松丸亮吾はなぜ東京大学を中退したのですか?
A1:謎解きを文化にするという夢を実現するため、RIDDLER株式会社の経営に専念することを決めたからです。本人は2025年3月20日に中退を発表し、休学状態を続けるのではなく、人生の区切りをつけたいと説明しました。
Q2:松丸亮吾は東大の何学部に在籍していましたか?
A2:東京大学工学部に在籍していました。麻布高等学校から進学し、在学中はAnotherVisionの2代目代表を務めました。
Q3:松丸亮吾の東大休学期間は何年間ですか?
A3:2019年に休学し、2025年3月に中退を発表しているため、およそ6年間です。
Q4:松丸亮吾は東大を卒業したのですか?
A4:卒業していません。2025年3月末をもって中退しているため、東大卒や学士号取得者ではありません。
Q5:松丸亮吾の最終学歴は何ですか?
A5:大学は東京大学工学部を中退しており、最終学歴としては麻布高等学校卒業(大学中退)と整理できます。
Q6:RIDDLER株式会社は何をしている会社ですか?
A6:松丸亮吾さんが代表取締役を務める謎解き制作会社です。エンターテインメント、教育、コミュニティの3領域で事業を展開しています。
Q7:松丸亮吾は東大中退後、2026年現在何をしていますか?
A7:RIDDLERの経営を続けながら、謎解きの制作や教育事業、企業とのコラボレーションなどに取り組んでいます。2026年にはポケモンと連携した日本橋・八重洲の大型謎解き企画も手がけています。
まとめ:松丸亮吾の東大中退は謎解きに人生を懸ける決断だった
松丸亮吾さんが東京大学を中退した理由は、大学生活から逃げるためではなく、自分の人生を謎解きに懸けるためでした。
大学在学中にAnotherVisionの代表を務め、2019年にはRIDDLER株式会社を設立。2023年には脱出ゲーム世界大会で優勝し、謎解きを仕事として発展させてきました。
そして2025年3月、約6年間の休学に区切りをつけ、東大中退を正式に発表しました。
2026年現在も、松丸さんは謎解きの可能性を広げ続けています。ポケモンとの大型企画や教育事業への展開は、その活動が一つの分野にとどまっていないことを示しています。
松丸亮吾さんにとって東大中退は、学歴を失うことよりも、自分が本当に実現したい夢に時間を使うことを優先した決断だったのです。
今後もRIDDLERを通じて、謎解きがどこまでエンターテインメントや教育の文化として広がっていくのか注目されます。