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香取慎吾の絵を徹底解剖!黒うさぎの意味と個展の軌跡、2026年最新活動

高村 美里 高村 美里 • 更新: • 公開: • 読了約 26 分
目次

香取慎吾の絵には、鮮やかな色彩や大胆な筆遣いだけでなく、本人の内面にある「光」と「闇」、そして自由な発想が表現されている。SMAPのメンバー、俳優、歌手として知られる香取慎吾だが、実は長年にわたって絵を描き続けてきたアーティストでもある。2018年にはパリのルーヴル美術館で初個展「NAKAMA des ARTS」を開催し、2019年の「BOUM! BOUM! BOUM!」、2022年からの「WHO AM I」では全国を巡回。さらに2026年には、東京都美術館で開催されるオルセー美術館展のアンバサダーに就任した。

代表的なモチーフである「くろうさぎ」は何を意味するのか。どのような制作方法で作品を生み出しているのか。そして、草間彌生との交流や2026年現在の活動から見えてくる、画家としての現在地とは。代表作、画風、個展の歴史、評価を整理しながら、香取慎吾のアートの魅力を掘り下げる。

【作品の魅力】香取慎吾の絵の画風と特徴は?独創的な色彩と自由な表現

香取慎吾絵

鮮やかな色彩と大胆なタッチが生み出す世界

香取慎吾の絵を見て最初に目を引くのは、鮮やかな色彩と勢いのある筆遣いだ。ピンク、黄色、青、緑などの色が大胆に組み合わされ、人物やキャラクター、抽象的な形が画面いっぱいに広がる。

作品によっては、ポップアートを思わせる親しみやすさがある一方、人物の表情や色の重なりから、どこか不安や孤独を感じさせるものもある。明るく楽しいだけではなく、見る人によって異なる感情が引き出される点が特徴だ。

2017年の「T JAPAN」のアトリエ取材では、香取の制作風景が紹介された。キャンバスだけでなく、段ボールやウッドパネルなど、身近な素材も作品の土台として活用。下描きをせず、目の前にあるキャンバスから描き始めるという制作スタイルも明らかになった。

同記事では、絵の具をパレットに移さず、チューブから直接使う方法や、複数のキャンバスを順番に描く制作方法も紹介されている。完成形を細かく設計してから描くというより、描きたい衝動を出発点にする姿勢がうかがえる。

筆だけに頼らない多彩な制作技法

香取の表現は、一般的な筆によるペインティングだけにとどまらない。手に絵の具をつけて直接描く方法、ドリッピング、ヘラを使った表現、写真や雑誌の切り抜きを組み合わせるコラージュなど、複数の技法を取り入れている。

2023年の「Tokyo Art Beat」のインタビューでは、好きに描くときには題材も使用する色も決めず、絵の具の箱から手に取った色を使っていくと説明している。色を置く場所についても、色と会話するような感覚で決めるという。

特に興味深いのは、手で描く理由についての説明だ。筆を洗ったり、絵の具を取り替えたりする作業がもどかしく、もっと速く、大きく描きたいという気持ちから、手を使う方法にたどり着いたという。

こうした制作姿勢からは、技法そのものを目的にするのではなく、自分の中にある表現欲求を実現するために道具を選んでいることがわかる。

香取慎吾の代表的な作品と確認できる作品一覧

香取慎吾の作品は、絵画、立体作品、コラージュ、雑誌の表紙画、企業やブランドとのコラボレーションなど幅広い。一般に知られる代表的な作品や創作活動を整理すると、次のようになる。

  • 『しんごのいたずら』:1998年に刊行された画集。早い時期から絵を描いていたことを示す作品集。
  • 《宝箱》:2011年のシルク・ドゥ・ソレイユ公演「ダイハツ クーザ」のために制作した絵画。
  • 《空想たまご》:2014年の「ダイハツ オーヴォ」に関連して制作したオブジェ。
  • くろうさぎ:本人の創作世界に繰り返し登場するキャラクター。後年には立体作品にもなった。
  • 《SKnaht》:2019年の作品。独自の色彩表現を楽しめるペインティングの一例。
  • 《PARIS》:2022年の作品。個展「WHO AM I」で展示された作品の一つ。
  • 《Wink泥棒》:2022年の作品。さまざまな技法を取り入れた表現の一例。
  • 「白く」:2026年春号『週刊文春WOMAN』の描き下ろし表紙画。洗っていない皿が積み重なる様子を描いた作品。

この一覧は、公開情報で作品名や制作背景を確認できる代表例であり、香取が制作した全作品を網羅する公式カタログではない。実際には個展で初公開された作品や、ブランドとの協業で生まれた作品も数多く存在する。

特に注目したいのは、1998年の画集から2026年の雑誌表紙画まで、長い期間にわたって絵を発表し続けている点だ。絵画は一時的な芸能活動の延長ではなく、香取の生活と創作を結びつける継続的な活動になっている。

【謎を解説】香取慎吾の黒うさぎの意味とは?誕生の背景と「闇」の象徴

実際に家にいた黒いうさぎが創作のきっかけ

香取慎吾の作品を語るうえで欠かせないのが、本人が「くろうさぎ」と呼ぶキャラクターだ。

2022年の個展「WHO AM I」の開催に際したインタビューで、香取はこのキャラクターとの出会いについて説明している。もともとは自宅に実際の黒いうさぎが現れたことがきっかけだったという。

家の中をちょこちょこと動き回り、すぐに隠れてしまう黒いうさぎを不思議に思い、絵に描いてみたところ、その姿が目の前に現れなくなった。その後、自身の作品に登場するようになったと振り返っている。

本人は、このキャラクターとの出会いの始まりを「闇の部分」と表現した。つまり、最初からかわいいマスコットを作ろうとして生まれたのではなく、少し不思議で説明しにくい感覚から生まれた存在なのだ。

「闇」と「光」をつなぐキャラクター

「WHO AM I」では、くろうさぎが展覧会の重要なシンボルとして扱われた。これまで絵の中に描かれていたキャラクターが立体化され、会場内に展示されたことも大きな見どころだった。

香取は、くろうさぎを立体にした理由について「かわいいから」と説明する一方、作品世界の中では闇の部分と関係する存在であることも語っている。

個展全体も「闇」と「光」の二つのエリアで構成された。明るい色彩や親しみやすいキャラクターだけではなく、内面にある複雑な感情や、普段は表に出しにくい部分も作品として見せる試みだった。

2023年の「Tokyo Art Beat」の取材では、20代、30代に制作した作品には、自分の内面と向き合うような「闇」の作品が多かったと本人が振り返っている。一方、近年は楽しい気持ちになるために絵を描いているとも話していた。

くろうさぎは、単なるかわいいキャラクターでも、特定の人物を表すだけの存在でもない。香取の創作の変化や、光と闇というテーマを読み解くための重要な手がかりになっている。

黒うさぎは正式には「くろうさぎ」

表記についても興味深いエピソードがある。2022年の個展関連インタビューで、香取は「黒うさぎ」や「クロウサギ」ではなく、ひらがなの「くろうさぎ」が一番かわいいと説明している。

この表記には、作品に登場するキャラクターを親しみやすく感じてもらいたいという本人の感覚が表れている。

また、2019年の「BOUM! BOUM! BOUM!」では、自身の髪の毛を使ったくろうさぎの作品も紹介された。スポニチの報道によると、香取は約10年分の自分の髪の毛を保管しており、それを作品の素材として活用したという。

自分自身の身体に由来する素材を作品に取り込む点も、香取のアートを特徴づける要素だ。

【個展の歴史】ルーヴル美術館からBOUM! BOUM! BOUM!、WHO AM Iまで

香取慎吾のアーティスト活動は、2018年のパリでの個展を大きな転換点として広く知られるようになった。その後、国内での大規模個展、全国巡回展へと発展している。

それぞれの展覧会は、単に作品を壁に並べる形式ではなく、会場の特性や来場者の体験を意識して構成されている点が特徴だ。

香取慎吾の歴代個展・アート活動年表

時期 展覧会・活動 主な内容と特徴
1998年 画集『しんごのいたずら』 初期の創作活動を知る手がかりとなる画集。
2011年 《宝箱》 シルク・ドゥ・ソレイユ「クーザ」関連の絵画。
2014年 《空想たまご》 「オーヴォ」関連のオブジェ作品。
2018年9月19日〜10月3日 NAKAMA des ARTS パリのルーヴル美術館内、シャルル5世ホールで開催した初個展。
2019年3月15日〜6月16日 BOUM! BOUM! BOUM! 東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で開催。100点以上のペインティングや体験型作品を展示。
2022年12月〜2024年4月 WHO AM I 東京、大阪、福岡、石川、広島、福島の全国6会場を巡回。約200点を展示。
2026年3月23日 週刊文春WOMAN 2026春号 描き下ろし表紙画第29弾「白く」を発表。
2026年11月14日〜2027年3月28日 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び 東京都美術館で開催。香取慎吾が展覧会アンバサダーに就任。

2018年「NAKAMA des ARTS」ルーヴル美術館初個展

2018年9月、香取は自身初の個展「NAKAMA des ARTS」をフランス・パリのルーヴル美術館内で開催した。

この展覧会は、日仏友好160年を記念する文化芸術事業「ジャポニスム2018」の公式企画として実施されたものだ。会場はルーヴル美術館内のシャルル5世ホール。会期は2018年9月19日から10月3日までだった。

木下グループの公式発表によると、展覧会のコンセプトは「アートを題材にしてNAKAMAとつながりたい」というもの。絵画やオブジェだけでなく、香取が好きなファッションや新しい建築とのコラボレーションも取り入れられた。

この展覧会が重要なのは、芸能活動で知られる香取が、自身の創作物を国際的な文化芸術事業の中で発表したことだ。絵画だけに限定せず、異なる表現分野を組み合わせる姿勢は、その後の個展にも引き継がれている。

2019年「BOUM! BOUM! BOUM!」で実現した日本初個展

2019年には、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で「BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾 NIPPON初個展」を開催した。

会期は3月15日から6月16日まで。100点以上のペインティング作品に加え、体験型インスタレーションや映像作品を展示した。

特徴的だったのは、客席が360度回転する劇場空間を利用した展示方法だ。一般的な美術館とは異なる会場を活用し、映像を見た後に絵画やインスタレーションを体験する構成が採用された。

香取は当時のSPICEのインタビューで、自分自身の存在をアートとして見せることを発想の出発点として説明している。レントゲン写真や内視鏡写真をコラージュした作品もあり、自分の身体を表現素材として取り込む試みが展開された。

この個展は18万人を超える来場者を集めたと報じられている。美術に詳しい人だけでなく、香取のファンや幅広い層が会場に足を運んだことも大きな特徴だった。

2022〜2024年「WHO AM I」で全国6会場を巡回

2022年12月には、約3年ぶりとなる個展「WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」がスタートした。

東京の渋谷ヒカリエを皮切りに、大阪、福岡、石川、広島、福島の6会場を巡回。約200点の作品を展示する大規模な展覧会となった。

展示作品には、過去の個展で発表された作品だけでなく、新作や初公開のスケッチ、立体化されたくろうさぎなども含まれた。『週刊文春WOMAN』の表紙画や、ブランド「JANTJE_ONTEMBAAR」のために制作した作品も紹介された。

「WHO AM I」というタイトルには、さまざまな顔を持ち、常に変化する自分自身への問いが込められている。会場を「闇」と「光」に分け、香取の多面的な内面を見せる構成になっていた。

Tokyo Art Beatのインタビューでは、会場の広さや形状に合わせて展示作品の組み合わせを変えていたことも明らかにされている。本人はその作業をライブのセットリストを考える感覚に例えていた。全国を巡るアート展を、ライブツアーのように設計していた点も興味深い。

【関係性と評価】草間彌生との交流、香取慎吾の絵の評判は?

草間彌生との出会いは2013年のアート対談

香取慎吾と世界的な前衛芸術家・草間彌生の交流も、彼のアート活動を語るうえで重要な出来事だ。

2人の交流は2013年の雑誌企画による対談をきっかけに始まった。T JAPANの2017年のアトリエ取材では、草間が香取の作品を見て、自由自在に絵を描けることに感心し、描き続けることを勧めたエピソードが紹介されている。

また、草間のアトリエで対談した際には、草間が会話をしながら絵を描き続けていたという。

2017年には草間の展覧会「わが永遠の魂」に関連して、作品の中に香取の顔が描かれているというエピソードも話題になった。草間の作品と香取の交流を象徴する出来事だった。

2026年8月、草間彌生への追悼コメントを発表

2026年8月27日、香取は草間彌生への追悼コメントを発表した。草間は同月14日に亡くなったことが公表されている。

香取は、草間のアトリエでの対談を振り返り、限られた時間の中で描き続けることの大切さを教えてもらったと伝えた。

「僕も、描き続けてみます。」

これはオリコンが報じた追悼コメントの一節だ。

この言葉は、香取の創作活動を理解するうえでも印象深い。芸能活動の合間に絵を描いてきた彼にとって、制作を続けることそのものが大切な意味を持っている。草間との交流は、単なる著名芸術家との対談にとどまらず、描くことへの姿勢を考えるきっかけになったと受け取れる。

香取慎吾の絵の評判と美術的な評価

香取の作品に対する評価を考える場合、一般の来場者からの人気と、美術分野における評価を分けて見る必要がある。

最初に、一般の観客からの関心を示す実績として、2019年の「BOUM! BOUM! BOUM!」の18万人超という来場者数がある。さらに「WHO AM I」では全国6会場を巡回し、約200点の作品を展示した。芸能活動を通じて築いた知名度を生かしながら、多くの人が実際に作品を見る機会を作ったことは大きい。

美術メディアのTokyo Art Beatは、作品に見られる多様な技法や、制作の背景にある自由な発想を取り上げている。また、文春オンラインでは、体系的な美術教育にとらわれない創作の蓄積や、自由さ、独創性に注目した論評が掲載された。

一方、来場者数や著名人との交流だけで、美術史上の評価や市場価値が確定するわけではない。香取の作品を評価するなら、色彩、素材の選択、モチーフの反復、制作年による変化、展示空間との関係などを実際の作品から見ることが大切だ。

香取のアートの魅力は、完成された一つの様式に閉じこもらず、作品ごとに表現方法を変えながら、描き続けている点にある。

【2026年最新】香取慎吾の現在とオルセー美術館展アンバサダー就任

2026年9月28日、展覧会アンバサダーへの就任を発表

2026年の香取慎吾の美術活動における大きなニュースが、オルセー美術館展のアンバサダー就任だ。

2026年9月28日、所属する「新しい地図」の公式発表と展覧会関係者の発表により、香取が「東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」のアンバサダーに就任したことが明らかになった。

展覧会の開催概要は次のとおりだ。

  • 展覧会名:東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び
  • 開催期間:2026年11月14日〜2027年3月28日
  • 会場:東京都美術館(東京・上野)
  • 展示内容:絵画、彫刻、工芸、写真など約110点
  • 主な作家:ミレー、ルノワール、モネ、ゴッホなど
  • アンバサダー:香取慎吾

香取が美術展のアンバサダーを務めるのは今回が初めてだ。

本人は就任に際し、「いまを生きる歓び」というテーマに共感したことや、オルセー美術館の作品を実際に鑑賞できることへの期待をコメントしている。

また、スマートフォンで多くのものを楽しめる時代だからこそ、本物の作品を目の前にして感じるものがあるという考えも示した。

このコメントは、単に展覧会を宣伝するだけではなく、実物の芸術作品を鑑賞することの価値を伝える内容になっている。

2026年春には『週刊文春WOMAN』の表紙画第29弾を発表

2026年の創作活動を示すもう一つの具体的な実績が、『週刊文春WOMAN』2026年春号の描き下ろし表紙画だ。

所属する「新しい地図」の2026年3月17日付公式発表によると、香取は同誌の描き下ろし表紙画第29弾として「白く」を制作した。

作品のテーマは「家事がつらい」。洗っていない皿が積み重なっている様子を描いたもので、日常生活にある身近な風景を題材にしている。

ここで注目したいのは、ルーヴル美術館での個展や大規模な巡回展だけが香取のアート活動ではないという点だ。雑誌の表紙画という比較的身近な媒体でも、継続的に作品を発表している。

俳優・歌手・アーティストという複数の顔

2026年現在の香取は、絵画だけに活動を限定していない。俳優、歌手、テレビ出演、舞台など幅広い分野で活動している。

所属する「新しい地図」の公式プロフィールでは、雑誌『週刊文春WOMAN』の表紙画やインタビューも継続的な活動として紹介されている。

2025年には3rdアルバム『Circus Funk』のCDリリースや、自身初のアリーナソロツアー「SHINGO KATORI 1st LIVE TOUR Circus Funk 2025」も展開した。

こうした複数の活動は、アートにとっても重要な背景になっている。音楽や舞台で培った空間演出の感覚、観客とのコミュニケーション、衣装やファッションへの関心などが、個展の構成や作品の発想にもつながっているからだ。

2026年11月6日時点では、オルセー美術館展のアンバサダー就任と、春号の表紙画制作が確認できる具体的な美術関連の最新実績だ。新たな個展の開催が決定したという発表とは区別して捉えたい。

【プロの結論】香取慎吾の絵を楽しむための3つの鑑賞ポイント

1. 色彩だけでなく、作品の中にある感情を見る

香取の絵は、鮮やかで親しみやすい色彩が目立つ。しかし、色の明るさだけで作品を判断すると、その奥にある表現を見落としてしまう。

「WHO AM I」で示されたように、香取の作品には光と闇の両方が存在する。明るい作品の隣に、少し不気味なモチーフや複雑な表情の人物が描かれていることもある。

作品を見る際には、なぜこの色が使われているのか、なぜこのキャラクターが登場するのかを考えてみると、鑑賞の幅が広がる。

2. 制作素材や技法にも注目する

香取の作品では、キャンバスに限らず、段ボール、写真、雑誌、髪の毛など、さまざまな素材が使用されてきた。

特に自身のレントゲン写真や内視鏡写真をコラージュに使用した作品は、身体そのものを表現素材にするという発想がよく表れている。

見た目の完成度だけでなく、何を材料にして、どのような方法で作ったのかを知ると、作品の印象が変わる。

3. 芸能人という先入観をいったん外す

香取慎吾の絵を評価するとき、SMAPのメンバーや人気タレントという肩書きは、どうしても先に浮かびやすい。

しかし、作品を鑑賞する際には、その知名度と作品そのものの魅力を分けて考えることが大切だ。

美術に詳しくない人でも、色彩やキャラクターの面白さから楽しめる。一方、技法や制作背景を深く知りたい人には、コラージュや身体表現、光と闇の構成など、掘り下げられる要素が多い。

香取のアートは、専門的な知識がなければ理解できない作品だけで構成されているわけではない。最初は直感で楽しみ、次に制作背景や作品の変化を調べるという鑑賞方法もおすすめだ。

香取慎吾の絵に関するよくある質問(FAQ)

Q1:香取慎吾の代表作には何がありますか?

A1:初期の画集『しんごのいたずら』、2011年の《宝箱》、2014年の《空想たまご》、くろうさぎをモチーフにした作品、2019年の《SKnaht》、2022年の《PARIS》や《Wink泥棒》などが代表的な公開作品として挙げられます。

Q2:香取慎吾の黒うさぎは何を意味していますか?

A2:本人が「くろうさぎ」と呼ぶ創作キャラクターです。自宅に現れた実際の黒いうさぎを絵に描いたことがきっかけで生まれました。香取は出会いの始まりを「闇の部分」と表現しており、個展「WHO AM I」では重要なシンボルとして展示されました。

Q3:香取慎吾は2018年にルーヴル美術館で個展を開催したのですか?

A3:はい。2018年9月19日から10月3日まで、ルーヴル美術館内のシャルル5世ホールで初個展「NAKAMA des ARTS」を開催しました。「ジャポニスム2018」の公式企画として実施された展覧会です。

Q4:「BOUM! BOUM! BOUM!」はどのような個展でしたか?

A4:2019年3月15日から6月16日まで、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で開催された日本初個展です。100点以上のペインティングや体験型インスタレーションなどを展示し、18万人を超える来場者を集めました。

Q5:「WHO AM I」はどこで開催されましたか?

A5:2022年12月の東京・渋谷ヒカリエを皮切りに、大阪、福岡、石川、広島、福島の全国6会場で開催されました。約200点の作品を通じて、香取自身の「光」と「闇」を表現した巡回展です。

Q6:香取慎吾と草間彌生にはどのような交流がありましたか?

A6:2013年の雑誌企画での対談をきっかけに交流が始まりました。草間のアトリエでの対談や作品制作を通じて、香取は描き続けることの大切さを学んだと語っています。2026年8月には草間への追悼コメントも発表しました。

Q7:香取慎吾は2026年にオルセー美術館のアンバサダーになったのですか?

A7:正確には、2026年11月14日から東京都美術館で開催される「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」の展覧会アンバサダーに就任しました。オルセー美術館そのものの公式アンバサダーという意味ではありません。

Q8:2026年現在も香取慎吾は絵を描いていますか?

A8:はい。2026年3月には『週刊文春WOMAN』の描き下ろし表紙画第29弾「白く」を発表しています。また、同年9月にはオルセー美術館展のアンバサダー就任も発表され、アートに関わる活動を続けています。

まとめ:香取慎吾の絵は自由な表現と内面の変化を映し出す

香取慎吾の絵は、鮮やかな色彩や大胆な筆遣い、コラージュなどの多彩な技法を通じて、自由な創作世界を形にしている。

「くろうさぎ」に象徴される闇の部分、明るく前向きな色彩に表れる光の部分、そして身体や日常の素材まで作品に取り込む独特の発想。これらを知ると、香取の絵が単なる芸能人の趣味ではなく、長年積み重ねてきた創作活動であることがわかる。

2018年のルーヴル美術館での初個展、2019年の「BOUM! BOUM! BOUM!」、2022年からの「WHO AM I」と、個展の規模や表現方法も進化してきた。草間彌生との交流も、描き続けることへの姿勢を考えるうえで重要な出来事となっている。

そして2026年には、オルセー美術館展のアンバサダー就任という新たな役割を得た。春号の表紙画「白く」も含め、作品発表を続けながら、芸能と美術の両方で活動している。

香取慎吾の絵をより深く楽しむなら、作品の色彩だけでなく、制作時期、素材、モチーフ、個展ごとのテーマにも目を向けたい。画家としての魅力は、一つの完成されたスタイルにとどまらず、描くたびに変化し続ける表現そのものにある。

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高村 美里
デジタルマーケター 高村 美里
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暮らし・レシピのテーマを担当。公的機関の資料やメーカー公式の表示を参照し、手順は再現できる形で整理します。

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