2026年現在も『ハイキュー!!33.5巻』を探しているファンは少なくありません。この小冊子は、通常のジャンプコミックスとして発売された単行本ではなく、2024年2月16日公開の映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の入場者プレゼントとして配布された特別な冊子です。
全128ページには、原作者・古舘春一先生による16ページの描き下ろし漫画、全キャラの日常イラスト32点、一問一答40連発、原作第322話「おれの勝ち」の貴重なネームなどが収録されています。加えて、2024年5月18日からはカバーを変更した第7弾特典「ハイキュー!!33.5巻 もう一回!」も登場しました。
【基本情報】ハイキュー!!33.5巻とは?通常の単行本との違い

『ハイキュー!!33.5巻』は、古舘春一先生による漫画『ハイキュー!!』の関連冊子です。2023年12月16日、劇場版の入場者プレゼントとして制作されることが公式サイトで発表されました。
一般的な単行本のように書店で販売される商品ではなく、映画を鑑賞した人に配布される限定特典という点が最大の特徴です。
タイトルに「33.5巻」と付いているため、通常のコミックス33巻と34巻の間に発売された新刊だと思う人もいますが、実際には通常の刊行巻数には含まれません。映画の物語と原作漫画をつなぐ、ファン向けの特別企画として制作されたものです。
33.5巻の基本スペック
- 正式名称:ハイキュー!!33.5巻
- 原作者:古舘春一
- ページ数:全128ページ
- 配布開始日:2024年2月16日
- 配布場所:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』上映劇場
- 配布数量:全国合計200万名限定
- 配布条件:映画鑑賞者1人につき1冊
- 販売形態:非売品の入場者プレゼント
通常上映とIMAX上映のどちらでも配布対象となっていました。ただし、劇場ごとに在庫数が異なり、予定数に達した時点で配布終了という条件が設けられていました。
つまり、公開期間中であっても、すべての劇場で必ず入手できたわけではありません。全国合計200万名という数字は、配布対象となる人数の上限を示すものです。
なぜ「33.5巻」という名前なのか
この名称には、原作の物語上の意味があります。
公式発表では、33.5巻は烏野高校が激闘の末に勝利した稲荷崎戦と、音駒高校との「ゴミ捨て場の決戦」の間にあたる巻数として紹介されています。
稲荷崎戦での勝利を経て、ついに春高の舞台で音駒高校と対戦する烏野高校。長年ライバルとして関係を築いてきた両校の試合を描く映画に合わせ、物語の節目を表す特別な数字が採用されたわけです。
【全128ページを解説】33.5巻の収録内容は何?
33.5巻の魅力は、単なる映画のパンフレットや場面写真集ではないことです。公式発表では、古舘春一先生による描き下ろし漫画やイラスト、制作資料にあたるネーム、作者への質問企画など、複数のコンテンツが収録されると案内されました。
1.古舘春一先生描き下ろし漫画16ページ
特に注目を集めたのが、原作者による16ページの描き下ろし漫画です。
既刊コミックスを読んでいるだけでは触れられない、特典冊子ならではの新規漫画が収録されています。原作者自身が手掛けた作品であることから、イラストだけでは味わえないキャラクター同士の関係性や、作品世界の広がりを楽しめる構成です。
ただし、公式の収録内容発表で明らかにされているのは、描き下ろし漫画が16ページ収録されるという情報です。漫画の全ストーリーや細かな展開が公式に紹介されたわけではありません。
そのため、インターネット上で紹介されている内容を、すべて公式の確定したあらすじとして受け取らないことも大切です。
2.古舘春一先生描き下ろしの全キャラ日常イラスト32点
もう一つの大きな見どころが、描き下ろしの日常イラストです。
公式発表によると、収録されるのは全キャラの日常イラスト32点。試合中の真剣な表情や、勝敗を懸けた緊迫感とは異なる、キャラクターたちの日常に目を向けた企画です。
『ハイキュー!!』は、試合の勝敗だけでなく、選手同士の交流や学校生活、ライバル関係の積み重ねが作品の大きな魅力になっています。
日常イラストは、そうしたキャラクターの魅力を別の角度から楽しめるコンテンツです。試合で活躍する姿だけではなく、コートの外での彼らにも注目してきたファンにとって、見逃せない収録内容といえます。
3.古舘春一先生への一問一答40連発
作者への一問一答40連発も収録されています。
40問というまとまった質問企画が用意されている点は、一般的な映画の入場者特典とは異なる特徴です。作品を生み出した古舘先生に焦点を当て、作者自身に関する情報や創作に関わる話題を楽しめる構成となっています。
キャラクターの設定や作品の背景に興味がある読者にとって、漫画本編とは違った角度から『ハイキュー!!』を味わえる要素です。
なお、公式告知で明らかにされたのは一問一答40連発の収録という点です。個々の質問と回答の全文が告知に掲載されているわけではありません。
4.原作第322話「おれの勝ち」のネーム
漫画制作に関心のあるファンから特に注目されるのが、原作第322話「おれの勝ち」のネームです。
ネームとは、漫画を完成させる前に、コマ割りや人物の配置、セリフ、場面の流れなどを組み立てるための制作段階の原稿です。完成原稿とは異なり、物語をどのような順序と画面構成で読者に届けるかを確認できる資料にあたります。
第322話「おれの勝ち」は、2019年2月22日に少年ジャンプ+で公開されたエピソードです。映画『ゴミ捨て場の決戦』のクライマックスに関わる、日向翔陽と孤爪研磨の攻防が描かれています。
完成した漫画を読むだけでは見えにくい、作品が形になるまでの過程を知ることができる点で、ネームの収録は非常に貴重です。
完成原稿をもう一度掲載したものではなく、制作段階の資料を収録したという点が重要です。漫画の演出や構成に興味がある人にとっても、価値のある内容となっています。
【時系列と関係性】33.5巻は稲荷崎戦とゴミ捨て場の決戦のどこに位置する?
33.5巻を理解するには、烏野高校と音駒高校の関係、そして稲荷崎戦から春高バレーの3回戦へ進む流れを押さえておく必要があります。
『ハイキュー!!』の物語では、烏野高校と音駒高校は以前から練習試合などを通じて関係を深めてきたライバルです。両校の対戦は「ゴミ捨て場の決戦」と呼ばれ、ファンにとっても作品を象徴する試合の一つとなっています。
烏野高校と音駒高校の関係
烏野高校は日向翔陽や影山飛雄を中心とするチームで、音駒高校は孤爪研磨や黒尾鉄朗らを擁するチームです。
日向と研磨の関係は、単純な敵同士という言葉では表せません。互いのプレーや考え方に影響を与えながら、試合を通じて関係を深めてきた存在です。
映画の中心となるのは、春高バレーで実現した公式戦での対決です。これまでの練習試合とは異なり、公式戦には「もう一回」がありません。その一度きりの勝負という意味が、映画の大きなテーマになっています。
通常単行本との関係を整理
| 対象 | 収録・内容 | 33.5巻との関係 |
|---|---|---|
| ハイキュー!!33巻 | 第288話〜第296話。稲荷崎戦の決着を描く | 33.5巻の物語上の前段階にあたる |
| ハイキュー!!33.5巻 | 全128ページの特典小冊子 | 稲荷崎戦と音駒戦をつなぐ特別な位置づけ |
| ハイキュー!!34巻 | 第297話〜第305話。ゴミ捨て場の決戦が本格的に描かれる | 音駒戦の本編を収録 |
| 第322話「おれの勝ち」 | 日向と研磨の攻防が描かれるエピソード | 33.5巻に制作段階のネームを収録 |
| 33.5巻 もう一回! | 第1弾と同じ内容の特典冊子 | カバーのみ変更した第7弾特典 |
ここで一つ注意したいのが、通常単行本の収録話との関係です。
集英社の公式書誌情報によれば、第33巻には第294話「ゴミ捨て場の決戦」も収録されています。つまり、33巻の終盤ですでに音駒戦の幕は上がっています。33.5巻を、通常の33巻と34巻の間に挿入される新しい本編単行本と解釈するのは正確ではありません。
公式が示しているのは、稲荷崎戦の勝利から音駒戦へ進む物語上の位置づけです。33.5という巻数は、作品の節目を補完する特典冊子としての意味合いを持っています。
第322話「おれの勝ち」が収録された理由
第322話のネームが選ばれた理由は、映画の中心となる試合の重要な場面に関係しています。
日向と研磨の対決は、単なる得点の奪い合いではありません。バレーボールを通じて積み重ねてきた二人の関係や、それぞれが抱いてきた思いが試合の中で交差します。
そのエピソードのネームを特典に収録することで、完成した映画や原作漫画だけでは触れられない制作過程まで楽しめるようになっています。
【配布期間と再配布】33.5巻はいつからいつまで配られた?
33.5巻の第1弾は、映画の公開日と同じ2024年2月16日から配布されました。
公式発表では全国合計200万名限定とされ、劇場で映画を鑑賞した人に1冊ずつ配布する方式でした。配布終了日は一律に設定されておらず、各劇場の在庫がなくなり次第終了する仕組みです。
2024年の配布スケジュール
- 2023年12月16日:33.5巻の入場者プレゼントが公式発表される。
- 2024年2月16日:映画公開。第1弾特典として33.5巻の配布開始。
- 2024年2月5日:公式サイトで全キャラ日常イラストの一部が先行公開される。
- 2024年5月14日:第7弾特典として「33.5巻 もう一回!」が発表される。
- 2024年5月18日:カバー違いの第7弾特典の配布開始。
第1弾の配布は全国200万名限定でしたが、第7弾の「もう一回!」については、同じ200万名限定という数量が公式発表で示されたわけではありません。両者の配布条件を混同しないようにしましょう。
配布終了日は決まっていた?
第1弾の配布について、公式告知は2024年2月16日から開始し、劇場ごとの在庫がなくなり次第終了すると案内していました。
そのため、全国一律の最終配布日が設定されていたわけではありません。公開初期に配布を終了した劇場もあれば、在庫状況によって配布を続けた劇場もありました。
第7弾についても同様に、2024年5月18日から配布開始、各劇場の在庫がなくなり次第終了という形式でした。
2026年現在、これらは2024年に実施された入場者プレゼント企画です。通常の書店販売商品として継続的に購入できるものではありません。
【カバー違いを比較】33.5巻と「もう一回!」は何が違う?
33.5巻を調べる際に、必ず確認しておきたいのが第7弾特典「ハイキュー!!33.5巻 もう一回!」との違いです。
名前が異なるため、別の描き下ろし漫画や追加イラストが収録されていると思う人もいます。しかし、公式発表では、変更点はカバーのみと明確に説明されています。
「カバー以外の内容は、第1弾小冊子の内容から変更ございません。」
第1弾と第7弾の違い
- 第1弾:2024年2月16日から配布されたオリジナルカバー版。
- 第7弾:2024年5月18日から配布された「もう一回!」版。
- 漫画:同じ内容。
- 日常イラスト:同じ内容。
- 一問一答:同じ内容。
- 第322話ネーム:同じ内容。
- 変更点:表紙カバー。
「もう一回!」のカバーに描かれたもの
「もう一回!」のカバーには、春高バレーの舞台で対峙する烏野高校と音駒高校の姿が描かれています。
特に注目されるのが、日向翔陽と孤爪研磨です。試合中のボールの行方を見つめる二人の姿が描かれ、映画のテーマである一度きりの勝負を象徴するデザインとなっています。
「もう一回」という言葉は、これまで何度も練習試合を重ねてきた両校の関係を思い起こさせます。一方、春高の公式戦では、同じ試合をやり直すことはできません。
だからこそ、このタイトルとカバーには、烏野と音駒が積み重ねてきた時間と、試合に懸ける思いが重ねられています。
どちらを選ぶべき?
収録内容が同じなので、漫画やイラスト、作者への質問企画を読むことが目的なら、どちらのカバーでも楽しめます。
一方、コレクションとして保管する場合は、カバーの違いが重要です。第1弾と第7弾の両方を集めれば、同じ128ページの内容を異なる表紙で楽しめます。
ただし、内容が異なる続編や追加エピソードを期待している人には注意が必要です。「もう一回!」は新しい漫画を追加した第2版ではありません。
【2026年の判断基準】33.5巻は読む価値がある?入手前に知りたいこと
33.5巻は、映画を観た人だけでなく、原作漫画を最後まで読んできたファンにも魅力のある特典です。ただし、どのような目的で探しているかによって、その価値は変わります。
特におすすめできる人
- 古舘春一先生の描き下ろし漫画を読みたい人。
- 烏野高校や音駒高校をはじめ、登場キャラクターの日常イラストを楽しみたい人。
- 作者への一問一答40連発に興味がある人。
- 第322話「おれの勝ち」の制作過程を見てみたい人。
- 映画『ゴミ捨て場の決戦』の思い出を形として残したい人。
- 第1弾と「もう一回!」のカバーを両方コレクションしたい人。
通常単行本だけで十分な人
一方、物語の続きを読みたいという目的だけなら、通常の単行本を読むだけでも本編を追えます。
33.5巻は、本編のストーリーを理解するために必須となる続刊ではありません。稲荷崎戦から音駒戦への流れを知りたいなら、通常の33巻から34巻、さらにその先の巻を読めば物語を追えます。
つまり、33.5巻は本編の欠落部分を埋めるためだけの冊子ではなく、描き下ろしや制作資料を通じて作品をより深く楽しむための特典です。
中古品や出品情報を確認するときの注意点
2026年に33.5巻を探す場合、まず第1弾と第7弾のどちらなのかを確認することが大切です。
特に、商品名に「33.5巻」とだけ記載されている場合、カバーの種類が分からないことがあります。写真や商品説明で、オリジナルカバーなのか「もう一回!」なのかを確認しましょう。
また、次の点も確認したいところです。
- 表紙や背表紙に大きな傷みがないか。
- 全128ページがそろっているか。
- ページの抜けや切り取りがないか。
- 水濡れや折れ、書き込みがないか。
- 第1弾と第7弾のどちらなのか明記されているか。
公式は特典について非売品とし、転売や内容の複写・複製・転用を禁止すると告知しています。正規の新刊として一般販売されている商品ではないため、入手経路や商品の状態を慎重に確認する必要があります。
【ハイキュー!!33.5巻】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ハイキュー!!33.5巻は普通の本屋で買えますか?
A1:通常のジャンプコミックスとして書店販売された本ではありません。2024年の映画入場者特典として配布された非売品の小冊子です。
Q2:33.5巻には何が収録されていますか?
A2:全128ページで、古舘春一先生の描き下ろし漫画16ページ、全キャラの日常イラスト32点、作者への一問一答40連発、原作第322話「おれの勝ち」のネームなどが収録されています。
Q3:33.5巻の配布期間はいつでしたか?
A3:第1弾は2024年2月16日から配布されました。全国合計200万名限定で、劇場ごとの在庫がなくなり次第終了する方式でした。
Q4:「33.5巻 もう一回!」との違いは何ですか?
A4:カバーのみが異なります。漫画、イラスト、一問一答、ネームなどの収録内容は第1弾と同じです。第7弾特典として2024年5月18日から配布されました。
Q5:33.5巻は稲荷崎戦と音駒戦の間の話ですか?
A5:公式発表では、稲荷崎戦で烏野高校が勝利した後、音駒高校とのゴミ捨て場の決戦へ進む間に位置づけられています。ただし、通常の単行本に挟まる新しい本編の続刊という意味ではありません。
Q6:第322話「おれの勝ち」は完成した漫画として収録されていますか?
A6:公式発表で収録が案内されているのは、第322話のネームです。完成原稿の再録ではなく、漫画制作段階の資料として楽しめる内容です。
Q7:33.5巻を持っていないと映画の内容が理解できませんか?
A7:いいえ。33.5巻は映画の入場者特典であり、映画本編を理解するために必要な公式続編ではありません。原作や映画を楽しむうえで必須の冊子ではなく、ファン向けの追加コンテンツです。
まとめ:ハイキュー!!33.5巻は作品の魅力を深く味わえる特別な一冊
『ハイキュー!!33.5巻』は、2024年2月16日公開の映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の入場者特典として配布された、全128ページの限定小冊子です。
古舘春一先生の描き下ろし漫画16ページ、全キャラの日常イラスト32点、一問一答40連発、第322話「おれの勝ち」のネームなど、通常の単行本とは異なる特別なコンテンツが収録されています。
また、2024年5月18日から配布された「ハイキュー!!33.5巻 もう一回!」は、カバーだけを変更した第7弾特典です。中身は第1弾と同じであり、新しい漫画や追加イラストが収録された別冊ではありません。
2026年に探す場合は、通常の書店販売商品ではないこと、第1弾と第7弾ではカバーが異なること、そして本編の続刊ではなく特別なファン向け冊子であることを確認しましょう。
烏野高校と音駒高校が積み重ねてきた関係、日向と研磨の対決、そして古舘先生の創作の一端。33.5巻は、映画と原作漫画の両方を楽しんだファンにとって、『ハイキュー!!』の世界をもう一度味わえる貴重な記念アイテムです。
主な確認資料: アニメ『ハイキュー!!』公式サイトの入場者特典発表・第7弾発表、集英社の第33巻・第34巻書誌情報、少年ジャンプ+の第322話掲載情報。