2026年2月19日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの女子シングルで、アメリカのアリサ・リウが合計226.79点を獲得し、金メダルに輝いた。
ショートプログラムは3位だったが、フリースケーティングで首位の演技を披露。最終順位を逆転させた。
この優勝には、アメリカフィギュアスケート界にとって大きな歴史的意味がある。
前回、アメリカ女子が五輪女子シングルで金メダルを獲得したのは、2002年ソルトレークシティ大会のサラ・ヒューズ。実に24年ぶりの快挙だった。
2026年ミラノ・コルティナ五輪女子シングル最終結果
ISU(国際スケート連盟)の公式リザルトによる上位12選手は次の通り。
| 順位 | 選手 | 国・地域 | 合計得点 |
|---|---|---|---|
| 1位 | アリサ・リウ | アメリカ | 226.79 |
| 2位 | 坂本花織 | 日本 | 224.90 |
| 3位 | 中井亜美 | 日本 | 219.16 |
| 4位 | 千葉百音 | 日本 | 217.88 |
| 5位 | アンバー・グレン | アメリカ | 214.91 |
| 6位 | アデリア・ペトロシアン | AIN | 214.53 |
| 7位 | ニーナ・ペトロキナ | エストニア | 210.82 |
| 8位 | イ・ヘイン | 韓国 | 210.56 |
| 9位 | アナスタシア・グバノワ | ジョージア | 209.99 |
| 10位 | ソフィア・サモデリキナ | カザフスタン | 207.46 |
| 11位 | シン・ジア | 韓国 | 206.68 |
| 12位 | イザボー・レヴィト | アメリカ | 202.80 |
アメリカ勢は金メダル、5位、12位という結果だった。
特に注目したいのは、リウと2位の坂本花織の得点差がわずか1.89点だったことだ。トップレベルでは、ジャンプの出来栄えだけでなく、演技全体の完成度や細かな加点が勝敗を左右する。
アンバー・グレンはショートプログラムで13位と出遅れながら、フリーでは3位の得点を記録して総合5位まで順位を上げた。
一方、レヴィトはショート8位からフリー13位となり、総合12位で大会を終えた。
アメリカの女子選手3人は、それぞれ異なる課題と成果を残したのである。
(出典:ISU公式大会結果、米国フィギュアスケート連盟の大会報告)
【注目選手3人】アリサ・リウ、アンバー・グレン、イザボー・レヴィトのプロフィール

2026年のアメリカ女子を理解するうえで欠かせないのが、この3選手だ。
1. アリサ・リウ(Alysa Liu)|五輪女王であり世界選手権王者
アリサ・リウは2005年8月8日生まれ。カリフォルニア州で育ち、オークランドを拠点に活動するアメリカのフィギュアスケーターだ。
主な実績は次の通り。
- 2019年・2020年:全米選手権優勝
- 2020年:世界ジュニア選手権銅メダル
- 2022年:世界選手権銅メダル
- 2022年:北京オリンピック6位
- 2025年:世界選手権優勝
- 2025年:グランプリファイナル優勝
- 2026年:ミラノ・コルティナ五輪女子シングル金メダル
- 2026年:五輪団体戦金メダル
リウのキャリアで特筆すべきなのは、一度競技生活から離れた後に復帰し、世界の頂点に立ったことだ。
2022年の世界選手権で銅メダルを獲得した後、競技から退くことを表明。約2年間のブランクを経て2024年に復帰した。
復帰後は2025年の世界選手権を制し、2026年の五輪でも優勝。復帰から世界王者、そして五輪女王へと駆け上がった。
現在の最大の注目点は、2026-27シーズンの競技休止である。
2026年8月、リウは2026-27シーズンに競技会へ出場しないと発表した。演技の芸術性やジャンプ、スピンなどを磨き、自分のスケートを進化させるための時間を取るという。
NBCスポーツの報道によると、2027-28シーズンの競技復帰を予定している。
したがって、2026-27シーズンのグランプリシリーズにリウの名前が当初掲載されていたとしても、実際の出場選手として扱うことはできない。
五輪金メダリストの休養はアメリカ女子にとって大きな変化だが、本人は引退ではなく競技からの一時的な離脱という立場を示している。
2. アンバー・グレン(Amber Glenn)|トリプルアクセルを武器にする全米女王
アンバー・グレンは1999年10月28日生まれ。テキサス州プレイノ出身の選手だ。
5歳からスケートを始め、長年にわたってアメリカ女子のトップ争いに参加してきた。
主な実績は以下の通り。
- 2021年:全米選手権銀メダル
- 2024年:全米選手権優勝
- 2024年:グランプリファイナル優勝
- 2025年:全米選手権優勝
- 2026年:全米選手権3連覇
- 2026年:ミラノ・コルティナ五輪団体戦金メダル
- 2026年:五輪女子シングル5位
グレンの大きな武器は、女子シングルでは難度の高いトリプルアクセルだ。
2023年のスケートアメリカで、競技会においてトリプルアクセルを成功させたアメリカ女子6人目の選手となった。
さらに2026年の五輪では、1大会で3本のトリプルアクセルを成功させた初のアメリカ女子選手という記録を打ち立てた。
2026年1月の全米選手権では233.55点を記録。ショートプログラム、フリーともに1位となり、3連覇を達成した。
これはミシェル・クワン以来となる、アメリカ女子の全米選手権3連覇だった。
ただし、2026年五輪の個人戦では5位。ショートプログラムの出遅れをフリーで挽回したものの、個人メダルには届かなかった。
2026-27シーズンについては、当初スケートアメリカとNHK杯への派遣が発表されていた。しかし、10月21日の米国フィギュアスケート連盟の発表では、テレビ番組「Dancing with the Stars」シーズン35への出演を続けるため、スケートアメリカを欠場することになった。
NHK杯への派遣予定は残っており、今後の動向が注目される。
3. イザボー・レヴィト(Isabeau Levito)|表現力に優れた次世代の中心選手
イザボー・レヴィトは2007年3月3日生まれ。ペンシルベニア州フィラデルフィア出身で、ニュージャージー州を拠点に練習している。
アメリカ女子の次世代を担う選手として、ジュニア時代から高い評価を受けてきた。
主な実績は次の通り。
- 2021年:全米ジュニア選手権優勝
- 2022年:世界ジュニア選手権優勝
- 2022年:グランプリファイナル銀メダル
- 2023年:全米選手権優勝
- 2024年:世界選手権銀メダル
- 2026年:全米選手権銅メダル
- 2026年:ミラノ・コルティナ五輪12位
レヴィトの特徴は、優雅な身体表現と演技全体のまとまりだ。
難度の高いジャンプだけに依存するのではなく、スピン、ステップ、音楽との調和を含めて演技を組み立てるタイプの選手である。
2024年の世界選手権では銀メダルを獲得し、シニアの国際舞台でも実力を証明した。
一方、2024-25シーズンには負傷からの回復のため一部大会を欠場。コンディションを整える時間を必要とした。
2026年五輪では12位だったものの、2026-27シーズン最初のグランプリとなったスケートカナダでは、合計212.22点で3位に入った。
五輪後のシーズンでも表彰台に立ったことは、競技力を取り戻すうえで明るい材料だ。
2026年11月時点では、フィンランディア杯への派遣も予定されている。
【全米選手権の結果から分析】アメリカ女子のランキングと勢力図
アメリカ女子の実力を把握するうえで、全米フィギュアスケート選手権は重要な大会だ。
2026年大会は1月4日から11日までミズーリ州セントルイスで開催された。五輪代表選考に向けた最終的な重要大会でもあり、国内のトップ選手が集結した。
2026年全米選手権・女子シングル結果
| 順位 | 選手 | 得点 |
|---|---|---|
| 1位 | アンバー・グレン | 233.55 |
| 2位 | アリサ・リウ | 228.91 |
| 3位 | イザボー・レヴィト | 224.45 |
| 4位 | ブラディ・テネル | 211.48 |
| 5位 | サラ・エバーハート | 209.47 |
| 6位 | ソフィー・ジョリーン・フォン・フェルテン | 190.80 |
| 7位 | スター・アンドリュース | 183.50 |
| 8位 | シェリー・チャン | 180.24 |
| 9位 | エミリア・ネミロフスキー | 176.72 |
| 10位 | エリス・リン・グレイシー | 174.76 |
上位3人はグレン、リウ、レヴィト。五輪でもアメリカ代表として女子シングルに出場した3人が、そのまま全米選手権の表彰台を独占した。
この結果から見えるのは、アメリカ女子のトップ層が3人に集中していたことだ。
しかし、5位のサラ・エバーハートや6位のフォン・フェルテンにも国際大会で活躍する余地がある。
主要選手の五輪・国内大会・次シーズンの関係
| 選手 | 2026年五輪 | 2026年全米選手権 | 2026-27年の主な動向 |
|---|---|---|---|
| アリサ・リウ | 金メダル | 2位 | 競技休止、2027-28年復帰予定 |
| アンバー・グレン | 5位 | 優勝 | NHK杯派遣予定、スケートアメリカ欠場 |
| イザボー・レヴィト | 12位 | 3位 | スケートカナダ3位、フィンランディア杯派遣 |
| サラ・エバーハート | 出場なし | 5位 | GPフランス7位、NHK杯派遣予定 |
| フォン・フェルテン | 出場なし | 6位 | 中国杯、スケートアメリカ派遣予定 |
この表は、単純な順位だけでは見えない選手間の関係を示している。
リウは五輪金メダリストだが、次シーズンは競技に出ない。グレンは国内女王でありながら、一部大会への出場を取りやめた。レヴィトは五輪12位からグランプリの表彰台に戻っている。
つまり、五輪の順位をそのまま翌シーズンの実力ランキングと考えるのは適切ではない。
また、アメリカ女子に統一された固定の「最新ランキング」が常に存在するわけではない。全米選手権の順位、ISUの世界ランキング、シーズンベストスコア、グランプリの成績は、それぞれ異なる評価指標である。
【2026-27シーズン最新】ISUグランプリシリーズのアメリカ女子派遣状況
2026-27シーズンのアメリカ女子を考えるうえで、最も重要なのが国際大会への派遣状況だ。
ISUグランプリシリーズは全6大会で構成され、選手は大会での順位に応じたポイントを獲得する。各選手は最大2大会に出場でき、シリーズ終了時の上位6選手がグランプリファイナルに進出する。
2026-27年アメリカ女子の大会別派遣状況
米国フィギュアスケート連盟の11月2日更新の派遣・結果一覧を基に整理すると、次のようになる。
| 大会 | 開催日 | アメリカ女子の主な派遣選手・結果 |
|---|---|---|
| GPフランス | 10月23~25日 | サラ・エバーハート:7位 |
| スケートカナダ | 10月30日~11月1日 | イザボー・レヴィト:3位 |
| 中国杯 | 11月6~8日 | アリーナ・ボニーロ、フォン・フェルテン |
| スケートアメリカ | 11月13~15日 | アレクサ・ガスパロット、ローガン・ヒガセ・チェン、フォン・フェルテン |
| フィンランディア杯 | 11月20~22日 | イザボー・レヴィト |
| NHK杯 | 11月27~29日 | サラ・エバーハート、アンバー・グレン |
※大会の出場者や派遣状況は変更される場合がある。
注目はサラ・エバーハートと若手選手
サラ・エバーハートは2006年11月12日生まれ。2025年四大陸選手権の銅メダリストで、2026年全米選手権では5位だった。
2026-27シーズンのGPフランスでは7位。今後はNHK杯への出場が予定されている。
フォン・フェルテンは2025年全米ジュニア選手権の優勝者で、2026年全米選手権では6位。ジュニアからシニアへ移行する段階にあり、中国杯やスケートアメリカでの経験が成長の鍵になる。
アリーナ・ボニーロも中国杯に派遣される選手の一人だ。2026年全米選手権では12位だったが、シニア国際大会で経験を積む機会を得ている。
アリサ・リウとアンバー・グレンの欠場をどう見るか
2026年6月に発表された当初のグランプリ派遣リストには、リウとグレンの名前もあった。
しかし、その後の状況は変化している。
リウは8月に2026-27シーズンの競技休止を表明。グレンは10月21日、スケートアメリカからの欠場が発表された。
一方、グレンはNHK杯への派遣予定が残っている。
この変更によって、スケートアメリカにはガスパロット、ヒガセ・チェン、フォン・フェルテンという若手・中堅選手が出場する構成になった。
特にガスパロットは、競技会でトリプルアクセルを成功させたアメリカ女子8人目、初の黒人女性選手として紹介されている。
五輪金メダリストが休むシーズンだからこそ、次の代表候補が国際舞台でどこまで結果を残せるかが問われる。
【歴代選手と五輪金メダル】アメリカ女子フィギュアスケートの黄金期
アメリカ女子フィギュアスケートは、長い歴史の中で数多くの名選手を生み出してきた。
2026年のリウの優勝によって、女子シングルの五輪金メダリストを輩出したアメリカの歴史にも新たな名前が加わった。
アメリカ女子の歴代五輪金メダリスト
| 五輪開催年 | 選手 | 開催地 |
|---|---|---|
| 1956年 | テニー・オルブライト | コルティナ・ダンペッツォ |
| 1960年 | キャロル・ヘイス | スコーバレー |
| 1968年 | ペギー・フレミング | グルノーブル |
| 1976年 | ドロシー・ハミル | インスブルック |
| 1992年 | クリスティ・ヤマグチ | アルベールビル |
| 1998年 | タラ・リピンスキー | 長野 |
| 2002年 | サラ・ヒューズ | ソルトレークシティ |
| 2026年 | アリサ・リウ | ミラノ・コルティナ |
これでアメリカ女子は、五輪女子シングルで通算8人の金メダリストを輩出した。
特に1990年代は、クリスティ・ヤマグチとタラ・リピンスキーという世界的なスターが登場した時代だった。
ミシェル・クワンも忘れてはならない歴代の名選手
五輪金メダリストではないものの、アメリカ女子の歴史を語る際に欠かせない人物がミシェル・クワンだ。
クワンは世界選手権で5度優勝し、全米選手権では8連覇を達成した。
1998年長野五輪では銀メダル、2002年ソルトレークシティ五輪では銅メダルを獲得。金メダルには届かなかったが、長年にわたってアメリカ女子の象徴的存在だった。
また、2006年トリノ五輪で銀メダルを獲得したサーシャ・コーエンも重要な歴代選手である。
コーエンの銀メダルは、2026年にリウが優勝するまで、アメリカ女子が五輪女子シングルで獲得した最後のメダルだった。
こうした歴史を踏まえると、リウの金メダルは単なる一大会の勝利ではない。長く続いたメダル獲得の空白を埋め、アメリカ女子の伝統を次世代につないだ結果でもある。
【日本女子との比較】アメリカは個の強さ、日本は層の厚さが光った
2026年五輪の結果を日本とアメリカで比較すると、両国の強みが見えてくる。
日本は坂本花織が2位、中井亜美が3位、千葉百音が4位と、3選手全員が上位4位以内に入った。
対するアメリカはリウが優勝したものの、グレンは5位、レヴィトは12位だった。
この結果だけを見ると、日本は上位層の厚さ、アメリカは優勝を狙えるトップ選手の存在感が際立っていた。
比較する際に注目したい3つのポイント
1. 五輪の上位争い
アメリカはリウが金メダルを獲得。日本は坂本、中井、千葉が2~4位に並んだ。
優勝者を出したアメリカと、複数のメダル候補を擁する日本という違いがある。
2. 技術面と演技構成
グレンはトリプルアクセルを大きな武器にしている。一方、レヴィトは演技構成や表現力を強みとする。
アメリカ女子の中でも選手によって競技スタイルは大きく異なる。
日本女子もジャンプの難度だけでなく、スピンやステップ、演技全体の完成度を競っている。特定の技だけで国ごとの優劣を決めることはできない。
3. 次世代の選手層
日本では中井亜美や千葉百音など若い世代が五輪上位に進出した。
アメリカではフォン・フェルテン、ガスパロット、ヒガセ・チェンなどが国際大会に出場する機会を得ている。
2026-27シーズンは、こうした若手選手がシニアの国際大会で経験を積む重要な時期だ。
アメリカ女子にとっては、リウの競技休止を一時的な戦力低下で終わらせず、次の中心選手を育てられるかが重要になる。
【アメリカ女子フィギュアスケートに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:アメリカ女子フィギュアスケートで2026年五輪の金メダルを獲得したのは誰?
A1:アリサ・リウです。2026年ミラノ・コルティナ五輪の女子シングルで226.79点を獲得し、金メダルに輝きました。アメリカ女子としては2002年のサラ・ヒューズ以来、24年ぶりの優勝です。
Q2:アンバー・グレンとイザボー・レヴィトの五輪順位は?
A2:アンバー・グレンは5位、イザボー・レヴィトは12位でした。グレンは団体戦でも金メダルを獲得しています。
Q3:アリサ・リウは現在引退している?
A3:引退ではありません。2026-27シーズンの競技会への出場を休止し、技術や芸術性を磨く時間を取ると発表しています。2027-28シーズンの復帰を予定しています。
Q4:2026-27シーズンのアメリカ女子の注目選手は?
A4:イザボー・レヴィト、アンバー・グレン、サラ・エバーハート、ソフィー・ジョリーン・フォン・フェルテンなどです。特にレヴィトはスケートカナダで3位に入り、シーズン序盤から好成績を残しています。
Q5:アメリカ女子の歴代五輪金メダリストは何人?
A5:2026年大会終了時点で8人です。テニー・オルブライト、キャロル・ヘイス、ペギー・フレミング、ドロシー・ハミル、クリスティ・ヤマグチ、タラ・リピンスキー、サラ・ヒューズ、アリサ・リウが該当します。
まとめ:2027年に向けたアメリカ女子の勢力図と今後の展望
2026年のアメリカ女子フィギュアスケートは、アリサ・リウの五輪金メダルという歴史的な成果で幕を開けた。
アンバー・グレンはトリプルアクセルを武器に全米選手権3連覇を達成し、イザボー・レヴィトも国際舞台で表彰台に復帰している。
一方、2026-27シーズンはリウの競技休止やグレンの一部大会欠場によって、若手選手にチャンスが広がる構図になった。
今後、特に注目したいのは次の3点だ。
- リウの復帰時期: 2027-28シーズンにどのような演技で戻ってくるのか。
- グレンの競技継続: トリプルアクセルを武器に、個人戦でも国際大会の頂点を狙えるか。
- 若手の成長: エバーハート、フォン・フェルテン、ガスパロットらがトップ選手へ成長できるか。
【プロの結論】
アメリカ女子の実力を正しく評価するには、五輪の順位だけを見るのでは不十分だ。
全米選手権は国内での競争力、ISUグランプリシリーズは国際舞台での安定感、世界選手権や五輪は大舞台での勝負強さを測る指標になる。
また、派遣選手の一覧と実際の出場選手を混同しないことも大切だ。2026年のリウやグレンのように、シーズン途中で競技参加の予定が変更されるケースもある。
2026年の五輪金メダルはアメリカ女子の復活を象徴する出来事だった。しかし、本当の意味で新しい黄金期を築けるかどうかは、次世代の選手たちが国際大会でどこまで成績を伸ばせるかにかかっている。
2027年の全米選手権、そしてその先の世界選手権に向けて、アメリカ女子の勢力図はまだ変わる可能性がある。
主な情報源: ISU公式大会結果、米国フィギュアスケート連盟(U.S. Figure Skating)の選手プロフィール・大会発表・2026-27年派遣一覧、NBCスポーツ、ロイター通信。