2026年現在も振り返られる侍ジャパンの注目大会の一つが、2023年11月に開催された「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」です。井端弘和監督が率いる新体制の初陣となったこの大会には、牧秀悟、佐藤輝明、森下翔太、万波中正、門脇誠、今井達也ら、各球団の若手を中心とした26選手が招集されました。
最終的なメンバーは、投手12人、捕手3人、内野手6人、外野手5人。大会直前にはオリックスの紅林弘太郎が負傷により辞退し、日本ハムの野村佑希が追加招集される変更もありました。日本代表は予選を全勝で突破し、決勝では韓国を延長タイブレークの末に4対3で破って優勝。大会MVPには劇的なサヨナラ打を放った門脇誠が選ばれています。
【2023年の侍ジャパンは26人】アジアプロ野球チャンピオンシップの大会概要

アジアプロ野球チャンピオンシップは、アジアを中心とした若手プロ野球選手の育成と国際経験の向上を目的とする大会です。
2023年大会は第2回大会に当たり、2017年の第1回大会から6年ぶりの開催となりました。当初は2021年の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響などにより延期され、2023年11月に東京ドームで実施されました。
大会には日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリアの4チームが参加。前回大会からオーストラリアが新たに加わった点も特徴です。
参加資格とオーバーエイジ枠
この大会の選手参加資格は、原則として1999年1月1日以降生まれの24歳以下、またはプロ入団3年以内の選手です。加えて、29歳以下の選手を対象とするオーバーエイジ枠が最大3人まで認められていました。
この制度は、若手選手に国際舞台を経験させながら、経験豊富な選手によってチーム全体の安定感を確保する仕組みです。
2023年の侍ジャパンでは、次の3人がオーバーエイジ枠に該当しました。
- 田口麗斗(東京ヤクルトスワローズ・投手)
- 今井達也(埼玉西武ライオンズ・投手)
- 坂倉将吾(広島東洋カープ・捕手)
注目したいのは、3人全員が投手または捕手を含むバッテリー部門に配置されたことです。短期決戦では投手運用と守備の安定性が勝敗を左右します。若手中心のチームに経験を加えるというオーバーエイジ制度の狙いが表れた選考でした。
なお、2026年11月12日から15日にも東京ドームで次回のアジアプロ野球チャンピオンシップが予定されています。2023年のメンバーはあくまで前回大会の歴代メンバーであり、2026年大会の代表選手とは区別して確認する必要があります。
【最終メンバー全26人】投手・捕手・内野手・外野手の背番号と所属球団一覧
侍ジャパン公式サイトが2023年11月6日に更新した最終出場選手一覧を基準に、背番号、ポジション、所属球団を整理しました。
当初の10月24日発表では紅林弘太郎が選出されていましたが、11月6日の変更によって野村佑希が加わっています。以下は実際の大会に向けた最終メンバー26人です。
投手12人
投手陣には、先発を担える今井達也、早川隆久、隅田知一郎らに加え、田口麗斗、桐敷拓馬、吉村貢司郎など、異なるタイプの投手が選ばれました。
左腕と右腕のバランスに加え、先発・中継ぎ・抑えを見据えた構成となっています。
捕手3人
捕手は古賀悠斗、坂倉将吾、石橋康太の3人です。坂倉はオーバーエイジ枠で選出され、若い捕手陣を支える経験値も期待されました。
内野手6人
内野には牧秀悟、佐藤輝明、門脇誠、小園海斗らが名を連ねました。野村佑希も追加招集によってこのポジションに加わっています。
打撃力に加え、複数のポジションに対応できる選手をそろえた点が特徴です。
外野手5人
外野は藤原恭大、森下翔太、秋広優人、岡林勇希、万波中正の5人です。
俊足を生かした守備や走塁だけでなく、万波や森下らの長打力も期待できる構成でした。
最終登録選手26人の完全一覧
| ポジション | 背番号 | 選手名 | 所属球団 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 投手 | 15 | 早川隆久 | 東北楽天 | 左腕 |
| 投手 | 16 | 隅田知一郎 | 埼玉西武 | 左腕 |
| 投手 | 17 | 赤星優志 | 読売 | 右腕 |
| 投手 | 19 | 佐藤隼輔 | 埼玉西武 | 左腕 |
| 投手 | 20 | 横山陸人 | 千葉ロッテ | 右腕 |
| 投手 | 21 | 吉村貢司郎 | 東京ヤクルト | 右腕 |
| 投手 | 34 | 田口麗斗 | 東京ヤクルト | オーバーエイジ |
| 投手 | 37 | 及川雅貴 | 阪神 | 左腕 |
| 投手 | 47 | 桐敷拓馬 | 阪神 | 左腕 |
| 投手 | 48 | 今井達也 | 埼玉西武 | オーバーエイジ |
| 投手 | 50 | 清水達也 | 中日 | 右腕 |
| 投手 | 59 | 根本悠楓 | 北海道日本ハム | 左腕 |
| 捕手 | 22 | 古賀悠斗 | 埼玉西武 | 捕手 |
| 捕手 | 31 | 坂倉将吾 | 広島東洋 | オーバーエイジ |
| 捕手 | 58 | 石橋康太 | 中日 | 捕手 |
| 内野手 | 2 | 牧秀悟 | 横浜DeNA | 内野手 |
| 内野手 | 5 | 野村佑希 | 北海道日本ハム | 追加招集 |
| 内野手 | 8 | 佐藤輝明 | 阪神 | 内野手 |
| 内野手 | 9 | 野口智哉 | オリックス | 内野手 |
| 内野手 | 35 | 門脇誠 | 読売 | 大会MVP |
| 内野手 | 51 | 小園海斗 | 広島東洋 | 内野手 |
| 外野手 | 1 | 藤原恭大 | 千葉ロッテ | 外野手 |
| 外野手 | 23 | 森下翔太 | 阪神 | 外野手 |
| 外野手 | 55 | 秋広優人 | 読売 | 外野手 |
| 外野手 | 60 | 岡林勇希 | 中日 | 外野手 |
| 外野手 | 66 | 万波中正 | 北海道日本ハム | 外野手 |
人数の内訳は投手12人、捕手3人、内野手6人、外野手5人の合計26人です。背番号と球団は2023年大会当時の登録情報であり、2026年現在の所属や背番号を示すものではありません。
【紅林弘太郎の辞退と野村佑希の追加招集】変更の理由と選考の背景
2023年大会のメンバー発表後、特に注目を集めたのがオリックスの紅林弘太郎の辞退と、日本ハムの野村佑希の追加招集です。
紅林弘太郎は左第4指の負傷で出場辞退
2023年10月24日に発表された当初の代表メンバーには、オリックス・バファローズの紅林弘太郎が内野手として選ばれていました。背番号は24です。
しかし、侍ジャパン公式サイトは11月6日、紅林の出場辞退を発表しました。
辞退理由は左第4指手根中手関節炎(靱帯損傷)です。
これは左手の薬指付近に関係する関節の炎症と靱帯損傷であり、本人のコンディションを考慮した出場辞退でした。大会前の負傷による変更であり、代表選考から外されたという意味ではありません。
紅林は当時、オリックスの若手内野手として実績を積み重ねていた選手です。日本代表として国際大会に出場する機会を逃したことは残念な変更でした。
野村佑希が11月6日に追加招集された経緯
紅林の辞退を受け、追加招集されたのが北海道日本ハムファイターズの野村佑希です。
侍ジャパン公式発表によると、野村は背番号5の内野手として登録され、11月7日に宮崎で行われていた代表合宿へ合流する予定となりました。
つまり、野村の招集は当初の選考メンバーに含まれていたものではなく、紅林の負傷による欠員を補うための追加選出です。
この変更によって、最終的な代表人数は26人のまま維持されました。
オーバーエイジ3人が担った役割
今回の代表選考で重要だったのが、若手主体のチームに経験を加えるオーバーエイジ枠です。
- 田口麗斗:ヤクルト所属の左腕。国際大会経験を持つ投手。
- 今井達也:西武所属の右腕。決勝の韓国戦では先発を務めた。
- 坂倉将吾:広島所属の捕手。打撃面でもチームを支える存在。
特に今井は、決勝戦で先発マウンドを任されました。若手投手だけに負担を集中させず、経験と実力を備えた選手を要所に配置する選考だったことが分かります。
この大会の代表選考を理解する際には、年齢だけで選手を判断しないことが大切です。参加資格には入団年数による条件もあり、単純に24歳以下の選手だけで構成されたチームではありません。
【井端弘和監督とコーチ陣】新生侍ジャパンを支えた指導体制
2023年大会は、井端弘和監督にとって侍ジャパントップチームを率いる新体制の初陣でした。
井端監督は2023年10月4日にトップチームおよびU-15代表の監督就任が発表されました。現役時代は中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツでプレーし、堅実な守備と高い野球技術で知られた内野手です。
また、2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは侍ジャパンのコーチを務めており、若手選手を中心とした国際大会の経験も持っていました。
2023年大会の監督・コーチ一覧
- 背番号89・監督:井端弘和
- 背番号88・ヘッドコーチ:金子誠
- 背番号74・バッテリーコーチ:村田善則
- 背番号77・内野守備・走塁コーチ:梵英心
- 背番号79・外野守備・走塁コーチ:亀井善行
- 背番号81・投手コーチ:吉見一起
コーチ陣は2023年10月12日に発表されました。
金子誠はヘッドコーチとしてチーム全体を支え、村田善則はバッテリー部門を担当。梵英心と亀井善行はそれぞれ内野・外野の守備と走塁を指導し、吉見一起が投手陣を担当しました。
井端監督自身も内野守備のスペシャリストとして知られており、守備や走塁を含めた細かなプレーの質を重視する指導体制が組まれました。
特に注目された主力選手6人
26人の中でも、チームの中心的存在として注目されたのが次の選手たちです。
牧秀悟(横浜DeNA)
背番号2の内野手。打線の中心を担う存在で、韓国との決勝では5回にソロ本塁打を放ちました。大会終盤にはチームの主将役として若手選手を支える立場も担っていました。
佐藤輝明(阪神)
背番号8の内野手。長打力が魅力の左打者で、決勝では6回に犠牲フライを放ち、万波中正をホームへ迎え入れました。
森下翔太(阪神)
背番号23の外野手。プロでの経験を積み始めた時期に代表入りし、将来性と打撃力が評価された選手です。大会のベストナインにも選ばれました。
万波中正(北海道日本ハム)
背番号66の外野手。192センチの体格を生かしたパワーが特徴で、決勝では二塁打を放ち同点劇に貢献。大会ベストナインにも選出されています。
門脇誠(読売)
背番号35の内野手。堅実な守備と勝負強さが持ち味で、最終的には大会MVPを獲得。決勝のサヨナラ打によって、大会を象徴する選手となりました。
今井達也(埼玉西武)
背番号48の投手。オーバーエイジ枠で選ばれ、決勝戦の先発を担当しました。経験を備えた投手として若手中心の代表を支えました。
この6人を見ると、2023年の侍ジャパンは単純な若手選抜ではなく、打撃の中心選手、守備のスペシャリスト、国際試合を経験した投手を組み合わせたチームだったことが分かります。
【全4試合の日程・結果】韓国との決勝を4対3で制して大会連覇
2023年11月16日から19日まで東京ドームで開催されたアジアプロ野球チャンピオンシップ2023。日本は予選3試合をすべて勝利し、決勝でも韓国を破りました。
侍ジャパンの大会日程と試合結果
- 11月16日:日本 4-0 チャイニーズ・タイペイ
- 11月17日:日本 2-1 韓国
- 11月18日:日本 10-0 オーストラリア
- 11月19日:日本 4-3 韓国(決勝)
予選ではチャイニーズ・タイペイを無失点に抑え、韓国との接戦も制しました。オーストラリア戦では10得点を挙げて7回以降のコールドゲームとなり、投打の両面で力を発揮しました。
日本は予選を3戦全勝で終え、1位で決勝に進出。再び韓国と対戦することになりました。
決勝戦は韓国に先制される苦しい展開
11月19日の決勝は、日本が韓国に4対3でサヨナラ勝ちを収めました。
試合序盤、日本は3回に韓国のノ・シファンに適時打を許し、2点を先制されます。先発の今井達也は序盤で降板し、その後は根本悠楓がマウンドに上がりました。
試合の流れを変えたのは、5回から登板した根本の投球です。5回、6回、7回と韓国打線を無失点に抑え、反撃の時間を作りました。
5回裏には牧秀悟がソロ本塁打を放って1点差。さらに6回裏には万波中正の二塁打などでチャンスを作り、佐藤輝明の犠牲フライで同点に追いつきました。
その後、日本は桐敷拓馬、田口麗斗らの継投で韓国の攻撃を抑え、試合は延長戦に突入します。
延長10回、門脇誠のサヨナラ打で決着
大会規定では、9回終了時に同点の場合、10回から無死一、二塁で始まるタイブレーク方式が採用されていました。
延長10回表、日本は吉村貢司郎が韓国打線を相手に1点を失い、再びリードを許します。しかし追加点を最小限に抑え、裏の攻撃に望みをつなぎました。
10回裏、代打の古賀悠斗が送りバントを成功させ、牧秀悟が申告敬遠で出塁。続く坂倉将吾の犠牲フライで日本は3対3の同点に追いつきます。
さらに万波中正も申告敬遠で歩かされ、サヨナラの走者が出塁。ここで打席に立ったのが門脇誠でした。
門脇は三遊間を破る適時打を放ち、二塁走者が生還。日本は4対3の逆転サヨナラ勝ちで優勝を決めました。
この試合の観客数は41,883人。試合時間は3時間50分に及びました。
大会MVPは決勝のヒーロー・門脇誠
大会MVPに選ばれたのは、読売ジャイアンツの門脇誠です。
決勝では試合終盤まで安打が出ていませんでしたが、最後の重要な場面で勝負強さを発揮しました。大会公式の最優秀選手として名前が刻まれたことは、門脇にとって大きな実績となりました。
また、大会のベストナインには日本から隅田知一郎、門脇誠、佐藤輝明、森下翔太、万波中正らが選ばれています。
個人の活躍だけでなく、根本の好投、牧の本塁打、佐藤の犠牲フライ、古賀の送りバントなど、複数の選手がそれぞれの役割を果たしたことが優勝につながりました。
【2017年大会との比較】侍ジャパン歴代メンバーに見る世代交代
2023年大会の特徴をより深く理解するには、第1回のアジアプロ野球チャンピオンシップ2017との比較が有効です。
2017年大会は稲葉篤紀監督が率い、日本、韓国、チャイニーズ・タイペイの3チームが参加しました。2023年大会ではオーストラリアが加わり、参加国・地域は4チームに拡大しています。
2017年と2023年の主な違い
- 2017年:第1回大会。稲葉篤紀監督が指揮し、25人の代表選手が参加。
- 2023年:第2回大会。井端弘和監督が指揮し、26人の代表選手が参加。
- 参加チーム:2017年は3チーム、2023年はオーストラリアを加えた4チーム。
- 日本の結果:2017年、2023年ともに日本が優勝。
2017年大会から続く代表経験者と指導者のつながり
両大会のメンバーを比較すると、興味深い共通点があります。
最初に、2017年大会の代表選手には山﨑康晃、今永昇太、近藤健介、甲斐拓也、源田壮亮、山川穂高らがいました。後にWBCなどでも活躍する選手が含まれており、若手育成を目的とする大会が、将来のトップチームを担う選手の経験の場になっていたことが分かります。
また、指導者の顔ぶれにも継続性があります。
- 井端弘和:2017年はコーチ、2023年は監督。
- 金子誠:2017年はコーチ、2023年はヘッドコーチ。
- 村田善則:2017年、2023年ともにコーチとして参加。
- 田口麗斗:2017年、2023年の両大会で代表選手として選出。
特に井端監督は、2017年には若手選手を支えるコーチの立場でしたが、2023年にはチーム全体を率いる監督へと役割が変わりました。
この変化は、侍ジャパンの強化が一度限りの代表選考ではなく、選手と指導者の経験を積み重ねながら継続されてきたことを示しています。
アジアプロ野球チャンピオンシップは若手の登竜門
2017年と2023年の両大会を比較すると、アジアプロ野球チャンピオンシップの価値は優勝だけでは測れません。
国際試合特有の緊張感、異なる野球スタイルへの対応、短期決戦での選手起用など、国内リーグだけでは経験しにくい要素を若手選手が実戦で学べる点に意義があります。
2023年の門脇誠や根本悠楓のように、国際舞台で結果を残した選手が現れたことも、この大会の大きな成果です。
【侍ジャパン2023メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:侍ジャパンのアジアプロ野球チャンピオンシップ2023のメンバーは何人ですか?
A1:最終登録は26人です。投手12人、捕手3人、内野手6人、外野手5人で構成されました。
Q2:紅林弘太郎が代表を辞退した理由は何ですか?
A2:左第4指手根中手関節炎(靱帯損傷)のためです。2023年11月6日に出場辞退が発表されました。
Q3:紅林弘太郎の代わりに追加招集された選手は誰ですか?
A3:北海道日本ハムファイターズの内野手、野村佑希です。背番号5で登録され、11月7日に宮崎合宿へ合流する予定と発表されました。
Q4:井端弘和監督のコーチ陣は誰ですか?
A4:ヘッドコーチが金子誠、バッテリーコーチが村田善則、内野守備・走塁コーチが梵英心、外野守備・走塁コーチが亀井善行、投手コーチが吉見一起です。
Q5:オーバーエイジ枠の選手は誰ですか?
A5:田口麗斗、今井達也、坂倉将吾の3人です。大会規定では29歳以下の選手を最大3人まで登録できました。
Q6:侍ジャパンは韓国との決勝戦に勝ちましたか?
A6:勝利しました。2023年11月19日の決勝で韓国を延長10回タイブレークの末に4対3で破り、2017年大会に続く連覇を達成しました。
Q7:大会MVPに選ばれた選手は誰ですか?
A7:読売ジャイアンツの門脇誠です。決勝の延長10回にサヨナラ適時打を放ち、大会最優秀選手に選出されました。
まとめ:侍ジャパン2023メンバーは若手の実力と経験を融合した優勝チーム
アジアプロ野球チャンピオンシップ2023の侍ジャパンは、井端弘和監督のもとで選ばれた26人の選手によって構成されました。
投手陣には今井達也、隅田知一郎、根本悠楓らが並び、捕手には坂倉将吾、古賀悠斗、石橋康太が選出。内野には牧秀悟、佐藤輝明、門脇誠、外野には森下翔太、万波中正らが名を連ねました。
大会直前の紅林弘太郎の辞退と野村佑希の追加招集という変更もありましたが、最終的には26人で大会に臨み、予選から決勝まで全勝という結果を残しました。
韓国との決勝では、牧の本塁打、佐藤の犠牲フライ、根本ら投手陣の好投、そして門脇のサヨナラ打が優勝を引き寄せました。大会MVPを獲得した門脇は、若手選手が国際舞台で大きな成果を残せることを証明した存在でもあります。
2023年大会を振り返る際に押さえておきたいのは、最終登録メンバー26人、紅林から野村への選手変更、井端監督の新体制、そして韓国を破った大会連覇という4つのポイントです。
2017年から続く若手育成の流れを受け継ぎながら、次の世代へ経験をつないだ2023年の侍ジャパン。そのメンバー構成と優勝までの歩みは、日本野球代表の世代交代を考えるうえでも重要な記録となっています。