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コールドケースドラマとは?2026年最新・米国版とWOWOW『真実の扉』全3シーズンを徹底解説

水無瀬 結衣 水無瀬 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 26 分
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未解決事件の真相を、何年も、時には何十年も経過した後に掘り起こす「コールドケースドラマ」。過去の証言、残された証拠、関係者の記憶を一つずつたどり、事件当時には見えなかった人間関係や隠された事情を明らかにしていく刑事ドラマのジャンルだ。なかでもアメリカCBSの『Cold Case』は、2003年から2010年まで全7シーズンが放送された人気シリーズで、日本ではWOWOWが2016年に『コールドケース ~真実の扉~』として映像化した。

日本版は吉田羊が演じる女性刑事・石川百合を中心に、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和らが捜査チームを結成。2016年のシーズン1、2018年のシーズン2、2020年のシーズン3と、全3シーズン・全30話が制作された。2026年現在、改めて注目したいのは、米国版の基本設定を受け継ぎながら、日本社会の歴史や人権問題、時代を彩った音楽を取り込んで独自の作品へと発展させた点だ。

【基礎知識】コールドケースドラマの意味とは?未解決事件を再捜査する物語の魅力

コールドケースドラマ

コールドケースとは「時間が止まった未解決事件」

コールドケース(Cold Case)とは、直訳すれば「冷たい事件」。刑事事件の文脈では、捜査が長期間進展せず、未解決のまま残されている事件を指す言葉だ。

一般的な刑事ドラマが、事件発生直後の現場検証、容疑者の追跡、科学捜査などを中心に展開するのに対し、コールドケースドラマでは、過去の事件を現在の視点から見直すことが物語の出発点となる。

例えば、30年前に殺害された人物の事件で、当時は証言を拒んでいた人物が、人生の節目を迎えて真実を語り始める。あるいは、古い写真や保管されていた遺留品から、それまで見落とされていた事実が判明する。

こうした展開では、犯人を見つけることだけが目的ではない。被害者がどのような人生を送っていたのか、なぜ事件が長く解決されなかったのか、残された家族がどのような時間を過ごしてきたのかまで描かれる。

コールドケースドラマが視聴者を引き込む5つの理由

1. 過去と現在を往復する映像表現

事件当時の風景と現在の風景を対比することで、年月の経過を視覚的に伝える。若かった証言者が年老いていたり、かつて事件が起きた場所が別の建物に変わっていたりする描写は、時間の重みを感じさせる。

2. 証言の食い違いから生まれる謎

長い年月が経過すると、関係者の記憶は曖昧になり、証言にも矛盾が生じる。かつて正しいと思われていた捜査結果が、実は不完全だったという可能性も浮上する。

3. 被害者の人生を描き直す構成

事件の被害者は、単なる事件番号ではない。過去の恋愛、家族との確執、仕事、夢、社会的な立場などが描かれることで、視聴者は被害者の人生そのものに関心を持つようになる。

4. 時代を象徴する音楽とファッション

事件発生当時のヒット曲や衣装、街並みを再現することで、各エピソードに独自の時代感が生まれる。音楽が単なるBGMではなく、登場人物の記憶を呼び起こす演出として機能する点も特徴だ。

5. 解決後にも残る人間ドラマ

真犯人が判明しても、失われた年月や命は取り戻せない。事件の真相が明らかになった瞬間に、救われる人もいれば、新たな悲しみを抱える人もいる。この割り切れなさが、一般的な謎解きドラマとは異なる余韻を生み出している。

【アメリカ版】原作『Cold Case』とは?全7シーズンの設定と特徴

フィラデルフィアを舞台にしたCBSの人気刑事ドラマ

アメリカ版『Cold Case』は、2003年9月28日にCBSで放送を開始し、2010年5月2日の最終話まで続いた刑事ドラマだ。全7シーズン、全156話で構成される。

物語の中心人物は、フィラデルフィア市警察の殺人課に所属する女性刑事リリー・ラッシュ。演じたのはキャスリン・モリスだ。

リリーは、通常の捜査では解決できなかった過去の殺人事件を担当する。彼女と捜査チームは、事件当時の関係者を訪ね、古い証言や証拠を再検証しながら真相を追う。

アメリカ版の大きな特徴は、毎回の事件に異なる時代背景が設定されていることだ。1960年代の社会情勢、1970年代の音楽文化、1980年代の若者文化など、事件が発生した年代によって作品の雰囲気が変化する。

アメリカ版と日本版を比較する前に知っておきたいこと

オリジナル版は単なる犯人探しの物語ではない。アメリカ社会の人種問題、差別、戦争、家族関係、性的マイノリティーをめぐる問題など、各時代の社会背景が事件の根底に置かれている。

そのため、事件の捜査を通して、当時の社会では声を上げられなかった人々の人生が浮かび上がる構成になっている。

また、当時のヒット曲を効果的に使う演出も人気の理由だ。楽曲が流れることで、事件の発生した時代や被害者の感情が伝わり、視聴者自身の記憶とも結び付く。

WOWOW版が受け継いだのは、こうした基本的な物語構造と映像演出である。

【歴代シーズン一覧】WOWOW『コールドケース~真実の扉~』全3シーズンを比較

日本版『コールドケース』は、WOWOW開局25周年記念企画として制作された。アメリカ国外で制作された初の日本版作品として、ワーナー・ブラザースとの協力のもとで実現したプロジェクトだ。

2016年にシーズン1、2018年にシーズン2、2020年にシーズン3が制作され、それぞれ全10話で構成されている。

以下の表では、作品の基本情報、主要人物、制作上の特徴を整理した。

作品 放送開始 話数 舞台・主要人物 主な特徴
コールドケース ~真実の扉~ 2016年10月22日 全10話 神奈川県警捜査一課・石川百合 シリーズの出発点。全編4K・HDR制作。
コールドケース2 ~真実の扉~ 2018年10月13日 全10話 石川百合と同じ捜査チーム 学生運動、PKO、バブルなど日本独自の題材。全編8K収録。
コールドケース3 ~真実の扉~ 2020年12月5日 全10話 石川百合を中心とする捜査一課 社会問題と登場人物の内面を掘り下げた成熟したシリーズ。

※放送開始日は各シーズンの初回放送日。シーズン3は2021年にかけて放送された。

WOWOWの公式発表によると、シーズン1は4K・HDRで制作され、シーズン2では連続ドラマとして日本初の全編8K収録を実施。シーズン3も全編8Kフルサイズ収録に取り組んだ。映像技術への投資も、本シリーズを特徴付ける要素となっている。

シーズン1:日本版の世界観を確立した2016年の作品

『コールドケース ~真実の扉~』は、2016年10月22日に放送を開始した全10話の作品だ。

神奈川県警捜査一課の刑事・石川百合のもとに、過去の殺人事件について新たな情報を持つ人物が現れる。百合は、上司の本木秀俊や同僚の立川大輔、金子徹、新たにチームに加わった高木信次郎とともに、過去の事件を再捜査する。

第1話「閉ざされた声」では、1996年に19歳の工藤順一が自宅前で死亡した事件を扱う。胸元に残されていたのは「お父さん、僕は自由です」と記された手紙。当時、事件は未解決となっていたが、殺人を目撃したという外国人女性の証言をきっかけに捜査が再開される。

工藤順一役を演じるのは吉沢亮。過去と現在の関係者を追うことで、事件の背後にあった複雑な人間関係が浮かび上がる。

シーズン1のゲストは総勢45名。吉沢亮、大野いと、仲里依紗、ユースケ・サンタマリア、村上虹郎、門脇麦、仲代達矢、江波杏子など、幅広い世代の俳優が各話の物語を支えた。

特に、事件当時を演じる若手俳優と、現在の関係者を演じるベテラン俳優が同じ人物の異なる時間を表現する構成は、作品の大きな見どころとなっている。

シーズン2:日本の歴史と社会問題を取り込んだ2018年の作品

2018年10月13日から放送されたシーズン2は、前作の捜査チームを引き継ぎながら、より日本社会に根差した題材を取り入れた全10話だ。

第1話「学生運動」では、大学の敷地から白骨遺体が発見される。被害者は1971年の横須賀暴動に参加していた橋本誠司。娘からの証言や海外から届いていた送金の記録などを手掛かりに、百合たちは過去の事件を調べ直す。

第2話「名前のない殺人者」では、22年前の高校生殺害事件をめぐり、ある男が百合のもとを訪れる。過去の犯罪の告白が、現在進行形の危険な事件へとつながっていく。

そのほか、PKO、死刑、バブル経済、若者の妊娠など、時代背景と密接に結び付いたエピソードが展開する。

各話のゲストも豪華だ。第4話「執行」には佐藤浩市と吉岡秀隆、第5話「指輪」には田中圭と平岩紙、第6話「バブル」には奥田瑛二らが出演した。

特に「バブル」は、バブル期に栄華を極めた男たちと、時代の変化によって人生が大きく変わった人々を描くエピソード。本木秀俊の過去にも関係する物語であり、三浦友和と奥田瑛二の演技のぶつかり合いが見どころだ。

WOWOWはシーズン2について、キャストや脚本だけでなく映像技術も強化したと発表。全編8K収録という新たな試みに挑戦している。

シーズン3:社会問題と人間の内面を深く描いた2020年の作品

『コールドケース3 ~真実の扉~』は、2020年12月5日に放送が始まった全10話のシリーズ第3弾だ。

このシーズンでは、これまでの捜査チームの結束が深まる一方、各メンバーが抱えてきた過去や葛藤にも焦点が当たる。

第1話・第2話「鼓動」は、シリーズ初の前後編として制作された。小児性犯罪の前科者が殺害された事件をきっかけに、9年前に息子を殺害した罪で服役した日向秀樹(江口洋介)が、冤罪を訴えながら真犯人を追っていることが明らかになる。

息子の大樹は心臓移植によって命を救われた子どもだった。ドナー家族とレシピエント家族の関係、家族の喪失、過去の捜査の問題が複雑に絡み合う。

第3話「女優」では、60年前に失踪した若手俳優の事件を再捜査する。過去の大女優・貴船美沙を有村架純、現在の美沙を松原智恵子が演じ、岩田剛典や泉澤祐希らも出演する。

第4話「オルゴール」は連続爆破事件を扱い、第5話「夜のドライブ」では婚約パーティーの最中に姿を消した弁護士の事件が展開する。

第6話「壁の女たちへ」は25年前の性犯罪事件をめぐる物語。第7話「思い出の渚」では、数十年前に亡くなった少女の遺骨から虐待の可能性が浮かび上がる。

第8話「汚名」は、滝藤賢一演じる立川大輔の過去に踏み込む重要なエピソードだ。かつて自分が担当した放火殺人事件について、立川は改めて調査を始める。事件の真相だけでなく、刑事自身が過去の判断と向き合う姿が描かれる。

第9話「故郷」では中国残留孤児をめぐる事件、第10話「母の条件」では母子保護施設を背景とした事件が取り上げられる。

WOWOW公式インタビューで吉田羊は、シーズン3では百合の精神的な成長や、捜査一課のメンバーの信頼関係がさらに深まったと説明している。シリーズを通して登場人物が成長していく点も、この作品の魅力だ。

【キャスト相関】吉田羊・石川百合と捜査一課の主要人物を解説

WOWOW版の魅力を語るうえで欠かせないのが、石川百合を中心とする捜査チームだ。毎話異なる事件を扱う一話完結型の構成でありながら、レギュラー陣の人間関係や過去も少しずつ描かれる。

主要キャストと役柄の関係

俳優 役名 役柄・特徴 物語上の役割
吉田羊 石川百合 神奈川県警捜査一課の警部 正義感と洞察力を持つチームのリーダー
永山絢斗 高木信次郎 捜査一課の巡査部長 百合の相棒として過去の事件に向き合う
滝藤賢一 立川大輔 捜査一課の警部補 直情的な一面を持つ実直な刑事
光石研 金子徹 捜査一課の警部補 経験豊富な刑事としてチームを支える
三浦友和 本木秀俊 捜査一課の警視 チームをまとめる指揮官

5人の関係は、単純な上司と部下という構図にとどまらない。百合の判断を支える仲間たちが、それぞれ異なる視点から事件に向き合うことで、捜査に厚みが生まれる。

吉田羊が演じる石川百合の魅力

主人公の石川百合は、冷静な観察力と強い正義感を持つ女性刑事だ。事件に対して妥協せず、過去に埋もれた真実を見つけるまで粘り強く捜査を続ける。

演じる吉田羊にとって、本作はWOWOWの連続ドラマ初主演作であり、連続ドラマの主演という意味でも大きな節目となった。

2016年のMANTANWEBのインタビューでは、米国版の主人公リリー・ラッシュを演じたキャスリン・モリスをそのままなぞるのではなく、日本版独自の主人公を作る意識が語られている。

また、吉田羊はシーズン3に際したWOWOW公式インタビューで、日本版の魅力について、オリジナル版のドライな世界観を保ちながら、日本人らしい義理人情や、人間の弱さに寄り添う描写を取り入れている点を挙げている。

各話ゲストが作品の主役になる独特の構成

このシリーズでは、吉田羊を中心とするレギュラーキャストだけでなく、毎話登場するゲスト俳優の存在が非常に大きい。

例えばシーズン3では、江口洋介、緒形直人、戸田菜穂、有村架純、岩田剛典、仲村トオル、赤楚衛二、黒木華、竹原ピストル、水野美紀など、多彩な俳優が各エピソードの中心人物を演じている。

過去と現在の同一人物を別々の俳優が演じる場合もあり、年齢や経験によって変化した人物の表情を比較できる点も面白い。

吉田羊自身も、WOWOWのインタビューで、ゲスト俳優が演じる人物の思いを聞き取り、すくい上げることが捜査一課の役割だと語っている。

つまり、このドラマでは刑事が主役であると同時に、事件の関係者一人ひとりが物語の主役でもあるのだ。

【日本版と海外版の違い】WOWOW版独自の脚本・音楽・映像表現

アメリカ版と日本版は、過去の未解決事件を現在の捜査によって解き明かすという基本構造を共有している。しかし、実際に視聴すると、作品の雰囲気や描かれる社会問題には明確な違いがある。

舞台と社会背景の違い

アメリカ版の舞台はペンシルベニア州フィラデルフィア。リリー・ラッシュ刑事が、アメリカ社会の歴史や文化に関係する事件を追う。

一方、日本版の舞台は神奈川県。神奈川県警捜査一課の石川百合たちが、国内の歴史や社会問題を背景とした事件を捜査する。

シーズン2の学生運動やPKO、シーズン3の中国残留孤児や心臓移植など、日本の歴史と社会制度に密接に関係する題材が盛り込まれている。

脚本は日本の社会に合わせて発展

日本版は、アメリカ版のエピソードをそのまま置き換えた作品ではない。

WOWOWの公式インタビューによると、シーズン1ではオリジナル版の基本的な世界観を日本に移すことに取り組み、シーズン2からは日本独自のオリジナルストーリーを加えた。シーズン3では加えて、日本の社会問題を積極的に扱う方向へと進化している。

この変化によって、日本版は原作の模倣から独立した刑事ドラマへと成長した。

劇中歌の違いは作品の印象を大きく変える

コールドケースドラマの大きな魅力の一つが、劇中歌だ。

アメリカ版では、事件が起きた年代に流行した洋楽や、特定のアーティストをテーマにした楽曲が効果的に使われる。音楽を聴くだけで、その時代の空気や登場人物の感情が伝わってくる。

日本版でも同じ演出手法を受け継いでいるが、シーズンを重ねるなかで邦楽を中心とした選曲へと変化した。

吉田羊はWOWOWのインタビューで、事件当時の音楽を主に邦楽に変えたことで、作品の雰囲気が大きく変わったと振り返っている。

また、劇中の音楽を担当するのは作曲家の村松崇継。作品全体のサウンドトラックと、事件当時のヒット曲は役割が異なる。前者がドラマの緊張感や感情を支えるのに対し、後者は過去の時代や人物の記憶を呼び起こす。

WOWOW公式サイトには、シーズン3の各話で使用された楽曲を紹介する「Pickup Songs」の企画も用意されている。音楽に注目して見直すと、初回視聴では気付かなかった演出の意図が見えてくる。

映像技術にも違いがある

日本版のもう一つの特徴は、映像品質へのこだわりだ。

  • シーズン1:全編4K・HDR制作。
  • シーズン2:連続ドラマとして日本初の全編8K収録。4K・HDR作品として制作。
  • シーズン3:全編8Kフルサイズ収録に取り組み、過去と現在の時代感を重視。

過去の場面を描く際には、現代の映像とは異なる質感を使うことで、時間の経過を表現する。シーズン3では35ミリの白黒フィルムをアメリカから取り寄せるなど、時代の再現にも工夫が施された。

事件当時の映像と現在の捜査場面を比較すると、画面の質感や光の表現にも注目できる。

【評判と見どころ】コールドケースの評価は?視聴者が注目したいポイント

評価されているのは映画のような映像と人間ドラマ

WOWOW版の評価を考えるうえで参考になるのが、WOWOWの放送番組審議会での意見だ。

2018年10月に審議対象となったシーズン2第6話「バブル」について、委員からは映像の美しさや、各話が映画のような完成度を持っていることが評価された。また、奥田瑛二の演技についても、時代の変化に対する驚きを過剰に表現せず、自然に演じていた点が好評だった。

一方、時代感の表現については、街並みだけでなく人物の行動や台詞、細かな描写からも伝えるべきだという意見があった。加えて、アメリカ版のように日本版でも洋楽を積極的に取り入れてよいのではないかという指摘も出ている。

この評価から分かるのは、日本版が映像面で高い完成度を追求する一方、音楽や時代表現についても議論の余地を残していたことだ。

作品の魅力を支える3つのポイント

第一に、事件の真相だけでなく被害者の人生を描くこと。

事件が解決しても、被害者が生きていた時間は戻らない。過去の人間関係や社会的な偏見、家族の事情を掘り下げることで、事件の意味そのものを問い直す。

第二に、ゲスト俳優の演技が毎話異なる印象を生み出すこと。

各話で中心人物が変わるため、連続ドラマでありながら、毎回異なる人間ドラマを楽しめる。ベテラン俳優と若手俳優の共演も見どころだ。

第三に、音楽と映像が記憶を呼び起こすこと。

事件が発生した時代のヒット曲が流れると、視聴者はその時代の空気を感じ取る。過去の出来事を現在に結び付けるという作品のテーマと、音楽の役割が一致している。

視聴に向いている人・好みが分かれる人

この作品は、次のような人におすすめできる。

  • 未解決事件や本格的な刑事ドラマが好きな人。
  • 一話ごとに異なる事件を楽しみたい人。
  • 昭和・平成の歴史や音楽に興味がある人。
  • 事件の裏側にある人間関係や心理描写を重視する人。
  • 吉田羊、三浦友和、滝藤賢一などの俳優の演技をじっくり見たい人。

反対に、スピーディーなアクションや、毎回明快な勧善懲悪の結末を求める人には、少し重く感じられる可能性がある。

コールドケースドラマは、事件解決の爽快感だけでなく、過去に何が起きたのか、なぜ誰も真実を語れなかったのかという問題を描く作品だからだ。

【2026年最新情報】シーズン4の可能性と現在の視聴方法

日本版シーズン4は制作される?

2026年11月現在、WOWOWの公式作品情報で確認できる日本版『コールドケース』は、シーズン1からシーズン3までの全3作品だ。

シーズン3は2020年12月5日に放送を開始し、全10話で構成された。シーズン1からシーズン2、シーズン2からシーズン3までは、それぞれ約2年の間隔で制作されている。

ただし、シーズン3以降は新作の放送がなく、シーズン4の正式な制作発表も確認できない。WOWOWの公式作品ページには現在の放送予定がない旨が掲載されている。

ここで注意したいのは、放送予定がないことと、正式にシリーズが打ち切られたことは同じではないという点だ。続編の制作が決定したとする情報もなく、2026年時点では全3シーズンが既存の日本版シリーズとして確認できる範囲となる。

現在の視聴方法は?

WOWOW公式の作品情報では、シーズン1・2・3の各作品がアーカイブ配信の対象として案内されている。

WOWOWオンデマンドでは、各シーズンがそれぞれ全10話で紹介されており、作品の概要や出演者、エピソード情報を確認できる。

また、2021年6月2日にはシーズン3のDVDレンタルが開始され、デジタルレンタル・ダウンロード販売も案内された。

なお、配信事業者や視聴プラン、レンタルの取り扱いは変更される場合がある。実際に視聴する際は、各サービスの最新の作品ページで確認したい。

アメリカ版と日本版のどちらから見るか迷う場合は、まず日本版シーズン1から視聴する方法がおすすめだ。日本の歴史や文化を背景にした物語に入りやすく、百合たちの関係も順番に理解できる。

【よくある質問】コールドケースドラマに関するFAQ

Q1:コールドケースドラマとはどういう意味ですか?
A1:長期間未解決となっている事件を、新たな証言や証拠を手掛かりに再捜査する刑事ドラマです。過去と現在を行き来しながら、事件の真相と関係者の人生を描くことが特徴です。

Q2:アメリカ版『Cold Case』は全部で何シーズンありますか?
A2:全7シーズン・全156話です。2003年から2010年までCBSで放送され、キャスリン・モリス演じるリリー・ラッシュ刑事が主人公を務めました。

Q3:WOWOWの日本版『コールドケース』は何シーズンありますか?
A3:2026年11月現在、シーズン1・2・3の全3シーズンです。各シーズン10話、合計30話で構成されています。

Q4:吉田羊が演じている役は誰ですか?
A4:神奈川県警捜査一課の刑事・石川百合です。正義感が強く、優れた洞察力と観察眼で未解決事件の真相を追います。

Q5:日本版とアメリカ版では何が違いますか?
A5:アメリカ版はフィラデルフィアを舞台にした作品で、日本版は神奈川県を舞台にしています。日本版では学生運動、PKO、中国残留孤児、心臓移植など、日本社会の歴史や問題を扱った独自のエピソードが展開します。

Q6:コールドケースの劇中歌にはどのような特徴がありますか?
A6:事件発生当時のヒット曲を使用することが特徴です。アメリカ版では洋楽、日本版では邦楽を中心とした選曲が印象的で、音楽によって時代背景や登場人物の記憶が表現されます。

Q7:日本版のシーズン4は放送されますか?
A7:2026年11月現在、WOWOWからシーズン4の正式な制作・放送発表は確認できません。シーズン3までが公式に確認できる作品です。

Q8:日本版はどのシーズンから見るべきですか?
A8:シーズン1から順番に見るのがおすすめです。各話の事件は基本的に独立していますが、石川百合や捜査一課のメンバーの関係、個人的な背景はシーズンを通じて発展していきます。

まとめ:コールドケースドラマの本当の魅力は過去に残された人間の物語にある

コールドケースドラマは、単に昔の事件を解決する刑事ドラマではない。時間の経過によって失われた証言や、社会の中で埋もれてしまった声を拾い上げ、被害者の人生と事件の真相を改めて見つめ直すジャンルだ。

アメリカ版『Cold Case』は、2003年から2010年まで全7シーズン・全156話が制作された人気作品。その基本設定を受け継いだWOWOW版『コールドケース ~真実の扉~』は、吉田羊演じる石川百合を中心に、日本独自の歴史や社会問題を描きながら全3シーズン・全30話へと発展した。

シーズン1は日本版の世界観を確立し、シーズン2は学生運動やバブルなどの社会的背景を掘り下げ、シーズン3は心臓移植や人権問題、捜査チームの個人的な葛藤まで描いた。

加えて、吉田羊をはじめとするレギュラー陣の成長、各話の豪華ゲスト、事件当時の音楽、4K・8Kを活用した映像表現が、シリーズ全体の完成度を支えている。

2026年現在、日本版のシーズン4は正式発表されていないものの、既存の3シーズンには、時代を超えて考えさせられる事件と人間ドラマが詰まっている。

事件が解決したからといって、過去が消えるわけではない。長い年月を経て初めて語られる証言、誰にも知られなかった思い、そして最後に明らかになる真実。その一つひとつを味わえることこそ、『コールドケース』が長く支持される理由だ。

本格的な刑事ドラマと、深い人間ドラマの両方を楽しみたい人にとって、WOWOW版『真実の扉』全3シーズンは、2026年に改めて見返す価値のあるシリーズである。

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水無瀬 結衣
トレンドリサーチャー 水無瀬 結衣
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キャスト発表とオーディション情報を担当。制作発表の原文と所属事務所のプロフィールを照合し、役名と配役は公式表記のまま掲載します。

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