かつて東京都町田市のグランベリーモールで親しまれていた映画館は、現在どうなっているのか。結論からいえば、映画館そのものがなくなったわけではない。2017年2月12日にグランベリーモールの閉店・改装に伴って休館し、2019年11月13日、現在の「109シネマズグランベリーパーク」としてリニューアルオープンした。
2026年11月現在、同館は南町田グランベリーパーク駅の駅前に位置する10スクリーンのシネマコンプレックスとして営業している。IMAXレーザー、ULTRA 4DX、プレミアム音響システムSAIONを備え、通常の映画鑑賞から迫力ある体感型上映まで楽しめる施設だ。加えて、2026年6月には鑑賞料金の改定も実施されている。
【現在どうなった?】グランベリーモールの映画館は109シネマズとして営業中

「グランベリーモール 映画」と検索すると、閉館したという情報と、現在の109シネマズグランベリーパークの情報が混在している。その理由は、2017年の休館と2019年の再開が別々の施設名称で記録されているためだ。
現在の正式名称は109シネマズグランベリーパーク
現在の映画館の正式名称は109シネマズグランベリーパーク。東京都町田市鶴間3-4-1、商業施設グランベリーパーク内にある。
旧グランベリーモール時代から109シネマズが運営していた映画館の系譜を引き継ぐ施設であり、単純に別の映画館が新設されたわけではない。施設名称と商業施設のコンセプトが変わり、映画館も新しい形で再出発したという経緯がある。
現在は10スクリーン、合計1,493席を備える。通常上映に加え、IMAXレーザーやULTRA 4DXなどの特別な鑑賞方式にも対応している。
グランベリーモール時代とは何が違う?
旧施設はショッピングモールを中心とした商業空間だった。一方、現在のグランベリーパークは、買い物だけでなく映画、飲食、レジャー、公園での時間を組み合わせられる複合型施設へと発展している。
東急の発表では、新しいグランベリーパークは隣接する鶴間公園と一体的に整備された街づくりの一部として位置づけられた。映画館も、単独で映画を見る場所というだけでなく、商業施設での買い物や食事と組み合わせて利用できるレジャー拠点になっている。
【閉館から再開まで】グランベリーモール映画館の歴史とリニューアル経緯
グランベリーモールの映画館がなくなったと思われやすい最大の理由は、2017年の休館から2019年の再開まで約2年半の空白期間があったことだ。
東急レクリエーションの公式発表によれば、旧109シネマズグランベリーモールは2006年の開業以来、地域住民や来訪者に利用されてきた。しかし、商業施設グランベリーモールの閉店と改装工事に伴い、2017年2月12日から休館することになった。
重要なのは、映画館単独の経営判断による永久閉館ではなく、商業施設全体の再整備に伴う休館だったという点だ。
旧施設から現在までの時系列
| 時期 | 出来事 | 現在との関係 |
|---|---|---|
| 2006年 | 109シネマズグランベリーモール開業 | 旧グランベリーモールの映画館として営業開始 |
| 2017年2月12日 | 旧映画館が休館 | 商業施設の閉店・改装工事に伴う措置 |
| 2019年5月14日 | リニューアル計画を発表 | 新施設での映画館再開を正式発表 |
| 2019年11月13日 | 109シネマズグランベリーパーク開業 | 10スクリーンの新しい映画館として再出発 |
| 2021年11月12日 | SAION導入 | シアター1にプレミアム音響設備を追加 |
| 2026年6月26日 | 鑑賞料金・会員サービス改定 | 一般料金や一部割引料金を変更 |
| 2026年11月 | 通常上映・特別上映を実施 | IMAXレーザーやULTRA 4DXも稼働 |
2019年8月7日、東急レクリエーションは正式なリニューアルオープン日を11月13日と発表した。新しい映画館は、グランベリーパークの開業と同日に再始動している。
リニューアルで何が変わったのか
リニューアル時の内装コンセプトは「グランピング」。ロビー中央には木を配置し、森の中にいるような雰囲気を演出するデザインが採用された。
設備面では、従来のIMAXデジタルシアターをIMAXレーザーへ進化させたほか、4DXとSCREENXを組み合わせた体感型シアターも導入された。
つまり、単に以前の映画館を元の場所に戻したのではない。映像、音響、座席、館内デザインを刷新し、映画を体験する場所として再構築したのである。
【2026年最新】109シネマズグランベリーパークの上映作品・上映時間
2026年11月5日時点でも、109シネマズグランベリーパークでは通常上映、IMAXレーザー上映、ULTRA 4DX上映などが行われている。
上映スケジュールは作品の公開期間や曜日、特別イベントによって変動する。特にIMAXやULTRA 4DXは、通常上映と上映時間・スクリーンが異なるため、作品名だけでなく上映方式まで確認することが大切だ。
2026年11月5日の上映スケジュール例
劇場公式の上映スケジュールに掲載されている同日の上映例は以下のとおり。
- 『ゴジラ-0.0』通常上映:08:50、11:45、14:40、17:35、20:30など。
- 『ゴジラ-0.0』IMAXレーザー:09:20、12:15、15:10、18:05、21:00。
- 『クレイフェイス』ULTRA 4DX・字幕:21:25。
- 『劇場版 進撃の巨人 前編~紅蓮の弓矢』ULTRA 4DX:13:15、18:50。
- 『星の教室』:19:05など。
- 『3ミリの恋』:09:10、13:55、18:55など。
上記は11月5日の掲載例であり、翌日以降も同じ時刻で上映されるとは限らない。上映作品の入れ替えや追加上映、舞台挨拶中継などによっても変わる。
上映時間を確認するときの注意点
映画館の上映開始時刻と映画本編の開始時刻は必ずしも一致しない。109シネマズの案内では、本編開始前に5~15分程度の広告・予告編が入る場合がある。
また、公式案内では上映作品、上映時間、上映スクリーン番号などが予告なく変更される場合があるとしている。
特に遠方から訪れる場合や、買い物・食事と組み合わせる場合は、当日分だけでなく前後の上映回も確認しておきたい。
チケットはいつから購入できる?
公式案内によると、オンラインチケットの販売開始時刻は会員と非会員で異なる。
- シネマポイント会員:鑑賞日の3日前21時から。
- 一般の非会員:鑑賞日の2日前0時から。
- 劇場窓口:鑑賞日の2日前から。
人気作品のIMAXレーザー上映やULTRA 4DX上映では、希望する座席が早く埋まることもある。座席を指定して鑑賞したい場合は、オンラインでの事前購入が便利だ。
なお、チケット発券後のキャンセルや変更は原則として受け付けていないため、日付と上映方式を確定してから購入したい。
【2026年最新料金】映画チケット・割引・IMAX・ULTRA 4DXの費用
映画鑑賞で気になるのが料金だ。109シネマズグランベリーパークでは、2026年6月26日から鑑賞料金と会員サービスの一部が改定された。
東急レクリエーションの2026年5月28日付公式発表では、人件費、原材料費、設備維持費などの運営コスト上昇を改定理由として説明している。
通常鑑賞料金
2026年11月現在の公式料金は次のとおり。
- 一般:非会員2,200円/会員2,000円
- 大学生:非会員1,600円/会員1,500円
- 高校生:非会員1,100円/会員1,000円
- 中学生・小学生:非会員1,100円/会員1,000円
- 幼児(3歳以上):非会員1,000円/会員900円
- シニア(60歳以上):非会員1,400円/会員1,200円
- 障がい者手帳をお持ちの方:1,000円
- エグゼクティブシート:3,200円(会員は会員鑑賞料金の対象)
障がい者手帳割引では、対象となる手帳やミライロIDの提示が必要となる。また、付き添いの方も2名まで同料金で利用できる。
お得な割引サービス
- レイトショー:20時以降の回は非会員1,600円、会員1,500円。
- 109シネマズデイ:毎週水曜日は非会員1,400円、会員1,300円。
- ファーストデイ:毎月1日は非会員1,400円、会員1,300円。
- メンバーズデイ:毎週火曜日、会員1,300円。
- ペア割:会員限定で2名3,000円。同じ作品・同じ上映時刻が条件。
一般料金と比較すると、会員は通常鑑賞でも200円安くなる。定期的に映画を見る人なら、会員料金や曜日別の割引を組み合わせることで負担を抑えられる。
IMAXレーザー・ULTRA 4DXの追加料金
特別上映では、通常の鑑賞料金に以下の追加料金が必要になる。
- 3D上映:+500円
- IMAXレーザー:+700円
- 4DX:+1,000円
- SCREENX:+700円
- ULTRA 4DX:+1,500円
例えば、一般の非会員が通常の2D作品を鑑賞する場合は2,200円。IMAXレーザーなら2,900円、ULTRA 4DXなら3,700円が基本的な計算になる。
ただし、作品によって鑑賞料金が異なる場合や、3Dなどの追加条件が加わる場合がある。最終的な金額は購入画面で確認したい。
【設備を徹底比較】IMAXレーザー・ULTRA 4DX・SAIONの違い
109シネマズグランベリーパークの大きな魅力は、鑑賞スタイルに合わせてスクリーンを選べることだ。映像の迫力を重視する人、身体で映画を体感したい人、音の細部まで楽しみたい人では、適したシアターが異なる。
IMAXレーザー:高精細な映像と立体的な音響
IMAXレーザーは、シアター9に設置されている。公式施設案内によると、4Kレーザープロジェクターと12chサラウンドシステムを採用している。
高いコントラスト、豊かな色彩、鮮明な映像表現に加え、映画館全体を包み込むような音響が特徴だ。
特に映像のスケール感を楽しみたい大作映画、アクション、SF、怪獣映画などとの相性がよい。2026年11月5日には『ゴジラ-0.0』のIMAXレーザー上映も組まれている。
なお、IMAX対応作品であっても、すべての上映回がIMAXレーザーになるわけではない。予約時に上映方式の表示を確認する必要がある。
ULTRA 4DX:270度映像と動く座席を組み合わせた体感型上映
ULTRA 4DXはシアター8に設置され、72席を備える。
この方式の特徴は、4DXとSCREENXを融合させていること。4DXのモーションシートや多彩なエフェクトに加え、正面だけでなく左右の壁面にも映像を投影する。
SCREENXの視野は270度。映像が左右に広がることで、通常の映画館とは違った没入感を味わえる。
ULTRA 4DXの主な特徴は次のとおり。
- 映画のシーンに連動して動くモーションシート。
- 水や風などの演出による体感型エフェクト。
- 正面と左右の壁面を利用した270度映像。
- 一般料金に加えて1,500円の追加料金。
ただし、4DX作品は身長100cm未満の子どもは利用できない。身長120cm以下の場合は保護者の同伴が必要となる。
また、動きのある座席やエフェクトが苦手な人、落ち着いて画面に集中したい人には、通常上映のほうが向いている場合もある。
SAION:映画の音を細部まで楽しむプレミアム音響
SAION(サイオン)は、109シネマズが独自に展開するプレミアムサウンドシアターだ。
グランベリーパークでは、2021年11月12日からシアター1に導入された。座席数は216席で、一般席202席、エグゼクティブシート12席、車椅子席2席という構成になっている。
SAIONの特徴は、単純に音量を大きくすることではない。大きな音を歪ませず、小さな音も明瞭に再現し、作品ごとに適切な音響バランスを調整することにある。
公式発表では、サウンドプロセッサー「Q-sys」やシアター環境に合わせたカスタムスピーカーを採用していると説明されている。
アクション映画の迫力ある音だけでなく、ドラマの繊細な環境音、アニメの音楽、ライブ映像の臨場感などを重視する人にも魅力的な設備だ。
3つの設備はどれを選ぶべき?
- 映像の鮮明さ・大画面重視:IMAXレーザー。
- 映画の世界に入り込む体験重視:ULTRA 4DX。
- 音楽やセリフ、効果音の表現重視:SAION。
- 追加料金を抑えたい:通常上映。
同じ映画でも、上映方式によって体験は変わる。料金だけで決めるのではなく、作品の特徴と自分が重視するポイントを基準に選ぶのがおすすめだ。
【アクセス・駐車場・口コミ】南町田グランベリーパーク駅からの行き方
映画館の利便性を支えているのが、駅前という立地だ。南町田グランベリーパーク駅からすぐの場所にあり、電車を利用する人にとってアクセスしやすい。
電車でのアクセス
最寄り駅は東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅。劇場の公式案内では駅前とされており、駅から商業施設に向かって移動すれば到着できる。
住所は東京都町田市鶴間3-4-1、グランベリーパーク内。映画鑑賞の前後に食事やショッピングを楽しめる点も魅力となっている。
車でのアクセスと駐車場
車の場合は、東名高速道路の横浜町田ICから国道16号経由で約1km。国道246号線からは「東名入口」交差点より約300mが目安となる。
駐車サービスについては、109シネマズ公式案内で次の内容が示されている。
- 平日は入庫から2時間無料。
- 映画を鑑賞した人には駐車券に3時間の無料サービス。
- 他店舗との利用を組み合わせると最大で平日6時間、土日祝4時間まで無料。
映画の上映時間だけでなく、買い物や食事を含めた滞在時間も考えて駐車場を利用するとよい。
なお、土日祝日や大型連休は周辺道路の混雑が予想される。劇場側も公共交通機関の利用を案内しているため、時間に余裕を持って移動したい。
109シネマズグランベリーパークの口コミ・評判
口コミを見ると、評価されているポイントとして駅からの近さ、比較的新しい施設の清潔感、IMAXや4DXなどの上映設備が挙げられる。
Yahoo!マップの口コミ表示では、確認時点で総合評価4.28/5、148件となっている。投稿には、駅から近く移動しやすいことや、4DXの演出が迫力あることを評価する内容が見られる。
一方、映画.comなどの映画館情報・口コミでは、設備や清潔感を評価する声がある一方、人気作品の上映時にロビーの座席が不足するといった指摘も見られる。
こうした口コミから読み取れるのは、設備や立地に魅力がある一方、混雑する時間帯には待ち時間や館内の過ごしやすさに差が出るということだ。
特に週末の人気作品や大型公開作品を鑑賞する場合は、チケットを事前購入し、上映開始直前ではなく余裕を持って到着するほうが安心できる。
【よくある質問】グランベリーモールの映画館に関するFAQ
Q1:グランベリーモールの映画館は閉館したのですか?
A1:旧109シネマズグランベリーモールは2017年2月12日に休館しましたが、2019年11月13日に109シネマズグランベリーパークとしてリニューアルオープンしました。2026年現在も営業しています。
Q2:現在の映画館の正式名称は何ですか?
A2:109シネマズグランベリーパークです。東京都町田市鶴間3-4-1のグランベリーパーク内にあります。
Q3:2026年の一般料金はいくらですか?
A3:一般料金は非会員2,200円、シネマポイント会員2,000円です。IMAXレーザーは700円、ULTRA 4DXは1,500円の追加料金がかかります。
Q4:IMAXレーザーとULTRA 4DXは同じ設備ですか?
A4:異なります。IMAXレーザーは4Kレーザープロジェクターと12chサラウンドを利用した映像・音響設備です。ULTRA 4DXは動く座席やエフェクト、左右の壁面を利用する270度映像を組み合わせた体感型上映です。
Q5:SAIONはどのスクリーンにありますか?
A5:シアター1です。216席を備え、109シネマズ独自のプレミアム音響システムを導入しています。
Q6:南町田グランベリーパーク駅から徒歩で行けますか?
A6:はい。東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅前にあるため、電車でのアクセスが便利です。
Q7:映画を観ると駐車場は無料になりますか?
A7:映画鑑賞者には駐車券に3時間の無料サービスがあります。ほかの店舗との利用を組み合わせることで、最大平日6時間、土日祝4時間まで無料になります。
まとめ:グランベリーモールの映画館は109シネマズとして進化している
かつてグランベリーモールで親しまれた映画館は、2017年に永久閉館したわけではない。商業施設の再整備に伴って休館し、2019年11月13日に109シネマズグランベリーパークとして新たなスタートを切った。
2026年現在は10スクリーン、合計1,493席を備え、通常上映だけでなくIMAXレーザー、ULTRA 4DX、SAIONといった設備を利用できる映画館になっている。
料金面では2026年6月26日の改定により一般料金が2,200円となったが、会員料金や曜日別の割引も用意されている。特別上映を選ぶ場合は、通常料金に加算される追加料金も計算しておきたい。
特に、駅前という利便性と、映画以外の買い物・食事・レジャーを組み合わせられる点は、この施設ならではの魅力だ。
【プロの結論】目的に合わせた映画館選びが満足度を左右する
迫力ある映像を優先するならIMAXレーザー、身体で映画を体感したいならULTRA 4DX、音響にこだわるならSAIONが有力な選択肢となる。
一方、追加料金を抑えたい人や、落ち着いて作品に集中したい人には通常上映が適している。映画の内容、予算、体感型演出への好みを考えて選ぶことが、満足度を高めるポイントだ。
「グランベリーモールの映画館はもうない」という認識は、2017年の休館情報だけを見た場合に生まれる誤解である。現在の名称は109シネマズグランベリーパーク。南町田の映画鑑賞スポットとして、2026年も利用できる施設だ。
主な事実確認資料: 109シネマズ公式の施設案内・料金表・上映スケジュール・アクセス情報、東急レクリエーションの2019年および2021年の発表、2026年5月の料金改定資料、口コミ掲載情報。